この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです

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みなさんお気に入りのマンガ作品、教えてください

このブログは雑記ブログですが、メインは筆者が読んで気に入ったマンガ作品などを紹介することです。

で、たまに感想もらったり、自分が紹介した作品感想について「それならこの作品も読んでみて」みたいに言ってもらえるとすごく嬉しくなります。


さて、最近「マシュマロを投げ合おう」というサービスのことを知りまして。

ログインすら不要で、完全に匿名で投稿できますので、気が向いたときに気軽に作品名など投げていただけると、嬉しいです。作品名だけ投稿していただいてももちろんうれしいですし、1000字まで書けるので、お気に入りのポイントや希望などを簡単に記述していただけると優先して読んだりしたいと思います。

良いと思った作品はブログでも自分なりの感想を添えて紹介させていただくつもりですし、ブログで紹介し切れなかったり、自分にあわないと思った作品でも、twitterでは必ず感想を書きます。

ブログで紹介する場合「紹介してもらった作品」タグをつけて、紹介していただいたことを明記します。作品紹介第一弾は「青野くんに触りたいから死にたい」です。 
http://tyoshiki.hatenadiary.com/entry/2018/07/14/133009

現時点で紹介していただいていて、まだ感想を書いていない作品は以下のとおりです。
順次紹介していきます。

・いそあそび
・ペリリュー、ザ・パシフィック(映画)
最果てのパラディン
とある飛空士の追憶
・河よりも長くゆるやかに
・ひゃくはち(小説)
・君に愛されて痛かった
・少年は荒野をめざす
・ジュリエットの卵
・月曜日のライバル
第七女子会彷徨
・ある阿呆の一生
・「ギフテッド」「届けたいメロディ」(映画)
サンクチュアリ
・本田鹿の子の本棚
・魔法はつづく
・少女終末紀行
境界線上のホライゾン
エイリアン通り/CIPHER/ALEXANDRITE
・女子は余裕!/荒野の天使ども/時間をとめて待っていて/それなりにロマンチック
えんじぇる(岩館真理子
少年魔法士なるしまゆり
騎崎サブゼロ作品集「世縒りゆび」
・アクタージュ
永野のりこ「GOD SAVE THE すげこまくん!」「電波オデッセイ」
EAT-MAN

今までいろんな作品を紹介しているので、なんとなく私の好みはお分かりいただけるかと思いますが、そうじゃない作品でも大歓迎というか、むしろそうじゃない作品がたまにあったらいいなと思ってます。「青野くんに触りたいから死にたい」なんかは、たぶん他人からの紹介がなければ絶対に読まなかったと思います。解釈は自分が好きなH×Hに寄せてますが、違った読み方もあると思います。 そういう意味で「自分と違った感想を読んでみたい」というつもりで紹介していただくのもありかなと思います。



もちろん作品紹介以外でも何かありましたらお気軽に投稿ください。

注意点として、このサービスにはネガティブなワードに対するフィルタ機能があり、私はその機能をONにしてるので、私への罵倒などを書かれても、そもそも投稿が私のところに届かなくなってしまいます。基本的に投稿いただいたものには何かしら反応をするつもりですので、反応が無い場合はそういうことだと思ってください。


「イサック」 江戸時代初期にヨーロッパに渡って三十年戦争に参加した日本人銃兵たち

「たった一人で援軍にやってきた男は、多くの仲間を得て、万を超える敵軍を撃退した」

もうこのキャッチコピー格好良すぎるんですが。

さらにいうと、一人の女を救うため、お互いが一挺ずつもつ銃をめぐって
ドイツという日本から遠く離れた場所で殺しあうかつての友にして不俱戴天の敵という構図。

これはすごい熱い! シグルイ好きな人なら絶対すきだと思うわこれ。

また、「ドリフターズ」でも存分に描写されていますが、この当時の「100年以上常に戦争をしていた」日本人の異質ぶりはこの作品でも健在ですね。
「魂が戦いに特化している」この当時の日本人ほんとにやべえ!

尽と読むんだ。
意味は自分の心と身体を誰かのために投げ出すことだ

信と書かれています。
意味は戒めでございます。
この世に生きる上は決して心許してはならぬ、との。
つまりこの銃だけを信じよ、ほかの一切を信じるな。

というわけで、舞台設定知らなくてもめっちゃ熱い物語なのですが、
宗教的な話も出てくるので、そのあたりもあわせて楽しめば「ヴィンランド・サガ」に近いたのしさも同時に味わえる作品だと思います。

「初めて会った時、誰もが平等に生きられるところといったな。ユートピアだったか。どうしたらそんなことができるんだ。神と何か関係があるのか」
「神は無償の愛で人間を平等に創られたわ。正しくいきさえすればみんなが平等になるはず」

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三十年戦争の簡単なおさらい

舞台は1620年 ドイツ南西部プファルツ選帝侯領からスタート。
主人公はオランダを経由してプファルツ選帝侯側陣営に属し、スペインと闘います。
と言われてもこれだけだとなんのこっちゃと思うかもしれないので簡単に三十年戦争序盤のおさらいをしておきましょう。


三十年戦争は前提として、宗教対立とは別に以下の4つの軸の対立があります。

①フランスとハプスブルク家神聖ローマ帝国ネーデルラント、スペイン)の戦い
②オランダ(ネーデルラント北部)のスペインからの独立
スウェーデンデンマークバルト海の覇権争い
ハプスブルク家神聖ローマ帝国選帝侯を中心とする貴族の権力問題

ここに「宗教改革派と反宗教改革派の対立」が導火線となって戦争につながったという理解です。

1546年 シュマルカルデン戦争
1555年 アウクスブルク宗教平和令(カトリックルター派は領邦ごとに宗教の自由、カルヴァン派やツヴィングリ派は×)
1570年~ カトリック派の巻き返しで反宗教改革が行われる
1572年 サンバルテルミの虐殺(フランスでカルヴァン派が虐殺)
1598年 ナントの王令(ユグノーからカトリックに改宗して即位したアンリ4世が、フランスで条件付き信仰の自由を認める。ユグノー戦争終了。)

17世紀初めのドイツの勢力図

カトリック :ラインラントとドナウ川南方(オーストリアバイエルンが中心)→1609年 カトリック連盟(リーガ)。スペインが支持。
ルター派  :北部 →1608年 プファルツ選帝侯フリードリヒ4世を中心に新教同盟(ユニオン)。オランダも協力。
カルヴァン派:中西部、スイス、ネーデルラントなど

というわけで、ドイツ国内でこの「カトリック連盟」と、「新教同盟」に分かれ、
この対立に、世俗の権力が自分の立場に都合がよいように参入してくる形になりました。
なんせ、フランスはカトリック優位のはずなのに、ハプスブルク家への対抗からこの戦争では新教側で参戦したりしてます。

三十年戦争第一波 ボヘミア・プファルツ戦争はドイツ国内における「カトリック&スペイン」VS「新教&オランダ」

んで、イサックの物語で語られるのは三十年戦争の第一シーズンである「ボヘミア・プファルツ戦争」ですね。

ボヘミアはフス戦争が起きたことでも知られる通り新教勢力が非常に強いところです。
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にも拘わらず、熱心なカトリックであるフェルディナント2世が新教を弾圧しようとしたためフス戦争の時と同じように「プラハ窓外投擲事件」が起き、フェルディナント2世に対抗する形で、プファルツ選帝侯フリードリヒ5世が即位して戦争の開始になったというところも共通です。

フェルディナント2世側:カトリック。リーガ側。スペイン。ほかに国内ではバイエルンザクセン
フリードリヒ5世側  :プロテスタント。ユニオン側。オランダやイングランド、フランス。

はじまりがフス戦争と同じ構図であることを理解しておけば結末も同じです。カトリック側が勝利して新教側が辛酸を舐めることになります。ボヘミアはこの後ハプスブルク家により支配され、強制的なカトリック化が行われる悲劇が起きます。ボヘミアは二度蹂躙されることになるわけですね。
その代わり、フス戦争の時と違って、この戦争ではそのあとに諸国が介入して血みどろの争いとなり、人口の3分の1が減少するまで殺しあうことになるのです。


たぶんこの作品を楽しむための知識はこれ以上はいらないと思います。