この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです

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マンガ

最近「コミュ障」「生きづらさ」をカジュアルに描く作品増えてきた気がする

「江波くんは生きるのがつらい」というい作品を読みました。いわゆるぼっちものですね。江波くんは生きるのがつらい (1) (まんがタイムKR フォワードコミックス)藤田阿登 芳文社 2018-02-09 売り上げランキング : 21697AmazonKindle by ヨメレバ正直言うと、…

「アスペル・カノジョ」 作者と読者の殴り合いのような関係がすごい面白い

タイトルを見て想像するとなんか「明るい記憶喪失」みたいなゆるふわな感じがしなくもないけれど、実際は、アスペルガーでは有るのだが、そこから二次障害としてメンヘラをこじらせてリストカット常習者になった少女(18歳・高校中退。障害者福祉手帳持ち…

「彼方から」5巻まで 「普通の女の子」が普通のまま頑張る姿を描く、エンパワメントに満ちた傑作

エンパワメントは、個人や集団が自分の人生の主人公となれるように力をつけて、自分自身の生活や環境をよりコントロールできるようにしていくこと http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/glossary/Empowerment.html 評価★★★★(個人的評価★★★★★) 1991年頃から…

「魔王城でおやすみ」 これもう「職人マンガ」だわ

評価★★★(個人的評価★★★) 安眠ということにかけて飽くなき追求を試みる姫の物語。 絵も可愛いし、アイデアも豊富、キャラもわかりやすい、それでいてガチの職人マンガと違って読んだ内容覚えなくてもいいユルさ。テーマが安眠なだけにいやし効果がすごいこ…

「プラチナエンド」 中盤までの茶番はあくまで意図的なもの?

友人に、なんでも願いが叶うとしたらどうしたいと聞いたことが有る。 友人はこう答えた。 「金がほしい。それがダメならブスに消えて欲しい」 どうだ、これが人間の本音だ 評価★(個人的評価なし) 8巻で前半戦が終了したのでここまでの評価を書いておくと……

「私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い」12巻 Amazonレビューと私の感想が違いすぎてつらみ

あのときよりはまし!どうだ、お前みたいに本性偽って仲間同士でぬるく生きてきた人間には無理だろ?2年間ただ人間強度を高め、幾千の恥と修羅場をくぐり抜けて得たメンタルを舐めるな。 評価★(個人的評価★★★★★)他人にはおすすめしないけど、一発ネタで終…

「光とともに……」完結編が出ていたのは知らなかった

評価★★★★(個人的評価★★★★★) 「光とともに……」は重度の自閉症を抱えて生まれた光と、彼を育てようと奮闘する家庭を通して、自閉症児を育てることについて深く知っていく作品。私は自閉症スペクトラム障害では有るけれども比較的軽度なものであり、生きづら…

「漫画アシスタントの日常」 漫画制作の現場を通してミドルマネジメントの価値を再確認するなど

評価★★(個人的評価★★★) 賞獲りのアマチュア作画原稿から、誌面に耐えうるプロ原稿へ進化を遂げるために2,3年しか修行できる期間が無いん!そして連載は速度も必須!アシスタントさんの力を見抜き、うまく指示出しして効率よく原稿を完成させる技術も必…

「夢で見たあの子のために」 「僕だけがいない街」の次回作。今作は「未来を想う心」が鍵になるか

評価★★★(今後さらにおもしろくなりそう) 「僕だけがいない街」と同作者のミステリー。前作の感想はこちらです。 雰囲気も「僕だけがいない街」と似てます。 大切な人を「謎の殺人犯」に殺され、その正体を突き止めようともがき続ける主人公の姿が描かれる…

「デゾルドル」 百年戦争における「バグ」としてのジャンヌ・ダルク

作品評価なし(個人的評価★) ではじめて存在を知った作品。下記リンクから1話と2話がためし読み出来ます。私は1巻の最後まで読みました。 一言で言うとジャンヌ・ダルク関連のマンガ。ジャンヌ・ダルク関連のマンガは他にもいろいろあります。下記の記事…

「シノハユ」 すごくあっさりに見えるけど「尊い」やりとりの数々がたまらなく好き

評価★★★(個人的評価★★★★) 東京に行きたいとかよりも、あの卓に座ってみたかった。 来年は座りたいな…… この作品、主人公たちの小学生時代から始まるのだけれど。登場人物の設定がどいつもこいつも重たい。主人公のシノは幸せな家庭から一転母親が理由もな…

「トモちゃんは女の子!」 マンガに出てくる男言葉の女の子は可愛いよね

好きな男子(ひと)に”女の子”として見られたい!! 「ボーイッシュ女子」学園ラブコメディ 息抜きで気軽に読める4コママンガの紹介。 評価★(個人的評価★★)トモちゃんは女の子!(2) (星海社COMICS)柳田 史太 講談社 2016-02-04 売り上げランキング : 72233Amaz…

「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」  ハンディキャップやコンプレックスをどのように自己表現に変えていくか

※2015年8月に書いた記事を少し修正しました。好き嫌いが別れやすい「押見修造」作品。これは作者の経験を下敷きにして描かれたそうです。これも「疎外」の話。 志乃ちゃんは自分の名前が言えないposted with ヨメレバ押見 修造 太田出版 2012-12-07 Amazon …

「マリーブランシュにつたえて」 薔薇戦争のさなかに恋に生きたお姫さまのお話

評価★★(個人的評価★★★) 薔薇戦争が題材のマンガ「薔薇王の葬列」について紹介したので ついでに、主人公が薔薇戦争時代にタイムスリップするSF作品「マリーブランシュにつたえて」をご紹介します。 こちらでも紹介されてますね。この作品ではヨーク家の血…

「かぐや様は告らせたい」9巻  ※今だとkindle unlimited読み放題対象になってるゾ

作品評価★★★★(個人的評価★★★★★) 私、この世に良い人なんていないと思っていたんです。だから会長が良い人ぶるたびに、その分心の奥底には醜い企てが有るのだと思い込んで醜い部分をあぶり出してやろうなんて思っていたんです。 でもそれはいつまでたっても…

シェイクスピア「リチャード三世」が原作の「薔薇王の葬列」について見どころを3点ほど紹介します

この身体に希望を持てるものがあるとすれば、この血だけだ。 王家の血が、この身体の罪を覆い隠す。 神にさえ罰せられないほどの権力だ。この世界は地獄だ この頭に黄金の冠を戴くまでは 作品評価★★(個人的評価★★★★)「リチャード三世」といえばシェイクス…

「ヒナまつり」の面白さってどのあたりにあるのだろうか

評価★★(個人的評価★★★★) ケンカ売ってるように思われるかもしれないけど本当にこのマンガ何が面白いの?ってのは今だに謎だ。面白さがよくわからないので最新刊まで全部読んでいる。49話の「シングルファザーの弁当ブログ」の話は、新田の哀れすぎる姿に…

「双亡亭壊すべし」 恐怖・怒り・理解と複数アプローチで「理不尽な存在」と対峙する話

評価★★★★(個人的評価★★★★) ※6巻までのネタバレがあります。最初から読みたい人はそっ閉じ推奨。私はここまでがOPだと思ってます。 OPまでに6巻をかけた作品。相変わらずの熱量です。是非ここから追いついて読んでみて欲しい!

「ドラゴン桜2」  頑張るという言葉を禁止することが合格への近道?

ドラゴン桜2は、ドラゴン桜1のころから数年後、同じ龍山高校が舞台。桜木の指導で東大合格者が出たことで人気がでて、学校偏差値もあがり、偏差値55くらいの生徒が多く入学するようになった。ピークでは東大合格者が10名出た年もあるほどに成長した。※いき…

「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いを述べるお前は何者なのか?

人を殺してはいけない理由が思いつかない(追記 27 15:00) 急にこの話題が出たのでまず条件反射的に大江健三郎周りの話題を投げておく ぼくたちの戦争 〜 なぜ人を殺してはいけないのか? 〜 - Awa Library Report http://www.relnet.co.jp/relnet/brief/r1…

「幸色のワンルーム」 誘拐という手段を取る必然性が(今の所)全く感じられない

作品評価★なし(個人的評価:絵はかわいい) 私は西尾維新「世界」シリーズや、瀬戸口廉也「CARNIVAL」の超劣化コピーとして認識しました。やたらと実際に起きた誘拐事件と絡めて語られてますが、その方向性でこの作品批判するの、そんなに筋が良くないと思…

「このかけがえのない地獄」 良い意味で自分に開き直るって大事だよね

タイトルと表紙絵のギャップが興味深かったので「どっちだろう?」と思って手に取ってみた。このかけがえのない地獄 (電撃コミックスNEXT)アッチあい KADOKAWA 2018-03-10 売り上げランキング : 4082AmazonKindle by ヨメレバ現実を斜めから見るような作風の…

「父さんな、デスゲーム運営で食ってるんだ」

なんか最近長い文章ばっかり書いてるのでちょっと息抜き。私はデスゲームものの漫画がなぜか好きなので、その手のものはとりあえず手を出すのですがこの作品はそういうものを期待すると肩透かしを食らいます。てっきり「金田一少年 犯人の事件簿」みたいなノ…

「北斎のむすめ」 葛飾応為ブーム来てるね!

評価★(個人的評価★★)今年になってから最近FGOにレアクラスフォーリナーとして「葛飾北斎」が登場しました。もちろん私はガチャ引けてません(涙 名状しがたいタコのような姿になってしまった葛飾北斎と、彼の娘であり助手でもあった葛飾応為ことお栄から成…

「先生と僕」 ヘタリア的な雰囲気で夏目漱石とその周りの人間を描いてる傑作

評価★★★★★(個人的評価★★★★★) 文句なしにオススメ。というよりみんなも読め!「この作品読めてよかった!作者さんありがとう!」って気持ちになる作品って年に数作しか無いけど、私にとってこの作品はまさにその1つです。少なくとも私はこの作品もっと早く…

「ミスミソウ」完全版 まともに読もうとするとヘンテコな話

この作品には「精神破壊(メンチサイド)ホラー」と銘打たれている。メンチサイドの意味は 長い質問、薬、拷問などを用いてとして、人の価格と信条を徐々にむしばんで、破壊して、急進的に異なる考えを誘導する組織的努力。 要するに、この作品の舞台は、春花…

「トリニティセブン」 どんだけこの作者は奈須きのこが好きなんだよ

評価★(個人的評価★★★)アニメでやっていたのは9巻までであり、その部分までは「7つの大罪」をベースとしたお色気っ学園モノ物語って感じだった。なのであまりそれっぽい要素は感じなかったけど(「魔法」と「魔術」の話くらいとか幾つかはあったけど)、10…

「将来的に死んでくれ」 タイトルは不穏だけどギャグ✕百合

評価★(個人的評価★★★★)最近twitterで神絵師さんへのリプ用画像としてよく見かけるこれとかこれ。……見かけるよね? この元ネタとして読んでみたらめっちゃ面白かった。 いやもうこういうの大好き。他人にオススメできるかというと人を選ぶとしか言い様がな…

BTOOOM!25巻 マンガで結末を「分岐」させるとは面白い

評価★★(個人的評価★★) デスゲームもののマンガの中でも最長クラスの連載であったBTOOOM!。最初はつまらない作品だと思っていたし、今でもキャラクターとかの魅力はあんまりない作品だと思ってますが 「元ゲームデザイナー」の作者の本領とうべきか、途中…

「異世界法廷」 賭けグルイの作者さんの異世界モノ

評価★(個人的評価★★)「賭けグルイ」の作者である河本ほむらさんは、話をコンパクトにまとめるのが非常に上手な方だと思います。 「賭けグルイ」も、1つのエピソード「敵の紹介→ゲームの紹介→ゲームの駆け引き→決着」までをきっちり1冊に収まるように形を…