この夜が明けるまであと百万の祈り

私が元気づけられた出来事や作品についてのメモ。最近TED聴き始めました

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私がヨドバシの新入社員だったら、人事の先輩に何を伝えて欲しかったか

http://kir1ca.tumblr.com/post/83280436560/10
ネットで人に「半年ROMれ」とか「文章の書き方もうちょっと勉強して欲しい」とか
いう言葉を何度と無く言ってしまった私は、つい先輩側に共感してしまいそうになる。
実際、先輩側のいうことはそんなに間違ってはいない。正論だとは思う。


だけれども、今回は、あえて新人側の立場におもいっきり感情移入した解釈をしてみようと思う。
だから、予め注意。 すごく偏った意見です。 偏見です。
先輩側の意見もわかるし、それ以外の視点から話もできるけどあえて新人の立場から語ってます。





最初に結論から。

ゲーセンの喩えを出したのであれば、人事の人間には
自分の会社が、社会というゲームセンターの中にある数多のゲームの中で
ガンダムEXVS」に負けないくらい面白いゲームだと示す責任がありますよね。

今新入社員が人事に突きつけている辞表は
「お前の会社はやり込む価値を感じないクソゲーに感じた」ということではないのか。

これに対して、返すべき答えは
「うちの会社はクソゲーではない。ちゃんとやりこめばすごく面白いよ!」だった
と思う。

「どんなゲームでもやりこまないと面白さがわからない。今のお前にはどうせわからんだろうがな」
という一般論だけでは、新人にとっては不足だろうと思う。



そして、できるだけ、こういう新人に対して、

①最初の段階で「希望」「やる気」を与えること
②「10年泥」が真実だとして、その真実に到達する前に脱落する人を防ぐこと

が、今後の人事や、職場の先輩の役目ではないか。

雇用に関する状況の変化を無視し、「最近の若者は甘え」といって
新人にすべてを押し付けるのが、人事や先輩の役割なのだろうか。
そういうの、すごくイヤーな感じがしました。






先輩のいうことは、正論ではあるだろう。私も時々そういう事を言いたくなることがある。



だが、新人が聞きたかったのはそういう話だったのだろうか。
新人の悩みはもっと別のところにあったのではないか。

伝わっただろうか?楽しく、幸せになるには努力や我慢も必要なのだということが。
実感できただろうか?物事の本質を理解するには、長い時間が必要なのだということが。


私はここを読んで、
ならば、今の新人にはわからないかもしれなくても、
自分が掴んだ「そこ」を伝えてやれよ、そこを不十分な例えで逃げるなよ!と思った。




私がこの新人だったら、それをこそ知りたいのに、と思った。
「先輩は今仕事をやっていて幸せですか?
 わからないかもしれないけれど、どのように幸せを感じているか教えて欲しい
 私が、この仕事でもゲームに感じたような
 自分なりの楽しみを感じられる道がありうるのか示して欲しい」

「今はわからないかもしれません。ですが、先輩にとってこの仕事の本質とは何ですか?
 何が重要だと思って、どういうところに希望を感じているのですか?
 私の今の職務で、やりがいを感じている方を紹介してくださいませんか?」

そういう風に言いたくなるだろうな、と感じた。




この新人の人は、周りの先輩をみて幸せそうに感じられなかったのではないだろうか。
別の仕事かもしれないけれどアルバイト経験があり、
ある程度この仕事についても理解した上で入社したのだと思われる。(やや推測入ってますが)
その上で10日でやめようとしている。

ということは、何か彼に将来を悲観させるものがあったのではないかと思うのだ。
ただ、それをうまく言葉にできなかっただけかもしれない。





これに対して、先輩は、僅かな問答のあと

ああ、やっぱり。「安定」「楽そう」公務員志望シンドロームだ。

と断定してしまっている。しかもその僅かな会話にはやや誘導めいたものを感じる。
きっと何人も同じように短期間やめた従業員がいて、その都度そういう話を聞いたのだろう。
最初からそういう先入観を持っているのだと思われる。

…そもそも。
10日程度でやめるときに、大して親しくなく信頼もしてない人事の人に
自分のホンネや今後の進路を馬鹿正直に話すとは思わないんだよな―





そして、この後に続く話は新人の側から見るとこんな感じに聞こえるのではないか
(繰り返しますが、あえて偏った受け取り方をしてますよ)

「この会社の仕事にそんなものがあるのかどうかは分からないし
 将来見つかるかどうかもわからない。
 それを見つけるのはお前の仕事だ。俺の仕事じゃない
 そのためには長い時間と忍耐が必要なんだ。
 お前がそれに耐える希望を感じられなかったなら、それはお前がヘタレなのだ。」


なんだそりゃ。



もちろん、答えは一人ひとり違うのだから、
その新人にピッタリあった答えを今差し出すことはできない。
そんな事は求めていない。
だが、人事が「その答えが見つかる希望すら持てない」新人に対して、
「それは俺の仕事ではない」と答えるのは納得出来ない。



むしろ、私は、それこそが、人事や職場の先輩としての役目なのだと信じる。




以下は他の人の感想。ゲームの例えを安易に持ち出すと、当然こうなるよね。

・良いゲームは楽しいチュートリアルがある。件の会社にそれがあるようには到底見えない

・業務デスクリプション足りてなかったんじゃないの? Kさんに将来像を提示できない時点で、クソゲーと罵られても間違ってないよね。目的不明でマゾゲーやれって言ってる状態に近い。採用側としては視点がおかしい

・そうやって先鋭化していった結果、初心者がついていけなくなってゲーセンの対戦ゲームは廃れ始めてるんですがそれは

・ゲームは少しやってつまらなかったら、それは合わなかったって事だからプレイをやめて正解だよ

大事なことなので繰り返すけれど、たとえ「10年泥」が真実であったとしても、
それをいきなり新人にダイレクトにぶつけて問題無いと感じる会社はやっぱり頭が化石だと思う。

新しく入ってくる新人に、楽しそうだ、俺もここで頑張ろうって思ってもらえるように
今いる人達がまず前向きに仕事できるように働き方を変えていくべきじゃないのかな。