この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです。 ※記事を読まずにはてなスターを押して回る行為はお断りしております。

【スポンサーリンク】

自分が絶望するのはいいけどその絶望を他人に振りまくようなことだけはするな

だいぶまえになんとなしに書いた記事なので記事内容自体はどうでもいいのだけれど自分がブログ書くことによって自分に繰り返し確認したいのはこの言葉のような気がする。




アニメ「俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる」4話から。この作品、主人公のえーくんが格好いい。

ここ最近のラノベ原作アニメで一番好きかもしれない。タイトルのせいで軽く見られがちですが、原作も強くオススメなのです。

えーくんは、中学生の頃は単に何事においてもやる気のない人間。成績は中の下、家事も何もできない。何のとりえもない。それ故に「特別な自分」を夢見てオタクコンテンツにハマり、中二病ノートに黒歴史を量産していく。「何者にもなれないお前たち」はこうしてつくるのだ、というお手本みたいな感じだった。


それが、あることをきっかけに一念発起。医者を目指して脇目もふらずに勉強。なにげにかなり困難な生活環境なのだけれど、その中でも自ら家事をこなし、料理も一人前になっている。何事においても手を抜かずに丁寧に生きる人間になった。 ただ○○を除いては。人間本当にその気になれば、こうまで変われるのだ、というお手本も見せてくれている。



どん底を経験して、でもそこで諦めるんじゃなくて逆に一念発起して頑張ってきた人間の挫折する苦しさも知っていて、それでもその人間の努力を尊いものだと認められて「それでも」というか「だからこそ」、自分は頑張るんだ!という強い意志を持って生きている。




そんなえーくんだけれど、たったひとつだけ、○○についてだけは絶望しているし嫌悪している。そしてそのことを強く意識してる。だから同じく○○について、すでに絶望してしまっている夏川マスズと出会った時、彼女の主義を否定しようとはしなかったし、むしろ仲間意識みたいなものを抱いた。


しかし、ある時○○によって人が傷つき絶望しかかってる時の態度はえーちゃんとマスズで対照的だった。マスズはそれを見て「自業自得だ」と切り捨てようとするが、えーちゃんはそれを認めなかった。

マスズ「放っておきなさい。私達にとって○○のいざこざなんてどうでもいいことでしょう?むしろ春崎さんも○○なんてくだらないなんて思い知るでしょう。彼女も○○アンチになってくれるかもしれないじゃない」

に対して本気で怒る。

「歪んでんじゃねえよ!夏川マスズ!」
「なによ、あなただって、私の同類でしょ?」
「そうだ、俺とお前は確かに同類だ。だから俺はずっとお前の共犯者だ。だけど…だけど!俺達の絶望を他のやつに押し付けるな! チワは、俺達とは違うんだ!


もちろんマスズはマスズでかなり深刻な問題があって、それを否定してはいけない大事なことだ。えーくんは彼女のその点を否定してるわけじゃない。
だからといって、彼女がどんなにつらいめにあったからといって関係のない人を傷ついていいわけでもないし他の人にそれを押し付けていいわけじゃないだろう、とちゃんと言い切った。そして、この後チワを体を張って助けに行く主人公はほんとに格好いい。厨二病だけど!みててアイタタタタタ!ってなったけど!



自分が何かに絶望しようが闇の世界に落ちようが、それを他人に押し付けたり巻き込んだらアカンよね、と

自分がつらい目にあった時に、ツライって率直に訴えかけるのはもちろんいい、それを共有するのはいい。助けを求められるのならそうすべきだ。自分一人で闇の住人気取って自分を慰めるのも悪いとは思わない。厨二病は結構。それが心の薬になるのなら。「闇の住人」同士で傷を舐め合うのだって、ネガティブに捉える必要はない。そこからグループ・エンカウンターに発展して、前向きな問題解決につながるかもしれない。そうならなくても、一人で落ち込み続けるよりはずっといい。


だけど、だからといって、自分を闇の住人とおもうために、自分と違う人達を光の住人とかとみなし、勝手に敵視したり嫉妬して貶めようとしたり、他人を巻き込んで自分と同じつらい思いを味あわせようとか、自分の側に引きずり込もうとか、そういうことを考えてしまったら最低だろうと思ってる。


もちろん、「まともなやり方」が通じない相手とか事情とか状況が多かったりするのはわかる。だからといって、そこで自分もやり方を選ばないダークサイドに落ちていいのか、と。それを最終手段だとも思わず、日常的に気兼ねなくつかうような人間になっていいのか、と。で、それを「闇の住人だ」とか「こじらせ系です」と名乗れば通じると思ってるのか、と。ふざけんじゃねえよ。


繰り返すけど、どんなにつらいめにあったからといって関係のない人を傷ついていいわけでもないし他の人にそれを押し付けていい理由なんて無い。その部分を歪めて、自分が他者を傷つける行為をやりながらそれを正当化しようとしてはいけない。この事自体、他人に押し付けちゃいけないとは思うけど、少なくとも自分はそう思ってろ。

お前が絶望してるからって会社や世界そのものが絶望的だとか、他の人にとってもその社会が間違ってるって決めつけてんじゃねえよ。

お前が何について不適格者かどうかはしらねーけど、働いてる人をバカにして「サラリーマンの書く記事はなぜつまらないのか」だのなんてつまらねー記事で煽ってんじゃねーよ。そういうのほんと大嫌い。何かに絶望するなら一人で勝手に絶望してろ。

「ヒラリー・スワンク in レッドダスト」 - この夜が明けるまであと百万の祈り

弱音吐くなってんじゃなくて、つらいなら素直に辛いって言え。助かりたいなら素直に助け求めろってところを間違えないようにしたい