この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです。 ※記事を読まずにはてなスターを押して回る行為はお断りしております。

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クロスアンジュ

平和な日常に戻れる希望もなく、ただ生き延びるためにひたすら戦場で敵を殺し続けるという話だと「ディバイデッド・フロント」とか「RED GARDEN」とか「マブラヴ・オルタ」あたりを思い出すな―。大好物です。

しかし「ディバイデッド・フロント」とか「RED GARDEN」が4人で苦しみをわかちあい、お互いがお互いを戦う理由・生きる理由として持っているのに対して、アンジュは今のところひたすらに孤独だな。

今のところ主人公のアンジュをひたすら突き落とす感じで、主人公だけ見てるとテイルズ・オブ・ジ・アビスの方が近いかもしれん。

「今だけほんのすこしマナが使えないだけではありませんか!それだけでこんな地獄みたいなところに突き落とされるなんて、あまりにも理不尽です!」

そう決めたのはお前たちだろう?お前は、お前たちが作ったルールにしたがって、ここに来た

(回想「ノーマは、本能のままに生きる、反社会的で暴力的な化け物。いますぐこのセカイから隔離しなければなりません」)

「ああ、理不尽だよ。…まったく、ココなんてまだ12になったばかりだってのに」

「12歳…妹のシルヴィアと同じ。…違う、シルヴィアとは違います!だって…」

「ノーマは人間じゃない、か。だったら、お前は何だ!皇女でもなく、マナもなく、義務も果たさず敵前逃亡し年端もいかぬ仲間を殺したお前は!一体何なんだ!
 立て、呆けている場合か!
 この世界は不平等で理不尽だ。だから、殺すか、死ぬか。それしかない。
 死んだ仲間のぶんも、ドラゴンを殺せ!それができないなら、死ね!」


しかしアンジュさんすげえな。


都合の悪い現実をギリギリまで受け入れられなかったり、絶望して死にたいと思っても、死に際になって失禁しながらも全力で「死にたくない!」って叫んで抵抗して、逆に「お前が死ね!!」って敵をぶっ殺し、勝利時にアヘ顔決めたりとここまではっちゃけたヒロインが魅力的でないはずがない。

こんな感情、知らない。こんなの私じゃない。殺しても生きたいなんて。
そんな汚くて、浅ましくて、身勝手な…

人間的な。あまりにも人間的な。




そして、生きるて決めた瞬間に、あっという間に今までひたすらに抵抗してた現実に一瞬で適応する決意を固めるのもすごい。

さようなら、お父様。
私にはもう、何もない。何も要らない。
過去も、名前も、何もかも。
貴方達のように簡単には死なない。
生きるためなら、地面を這いずり、泥水をすすり、血反吐を吐くわ。
私は生きる。殺して、生きる。

ちなみにアンジュが乗る機体「ビルキス」の語源は

シバの女王 - Wikipedia

「地の果て」からやって来た南の女王であり、これが「ソロモン王」と出会う神話から来てるっぽい。実際、「ソロモンの指輪」らしきものも作品中に登場してる。