この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです。 ※記事を読まずにはてなスターを押して回る行為はお断りしております。

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「文庫女子フェア」でやらかした紀伊國屋書店男子が書いたポップを読んで妄想してみた

ttp://pokonan.hatenablog.com/entry/2015/01/03/002312
「どいつもこいつも女性をバカにしてる企画出しやがって、なめんな!」という趣旨の記事であり、
そのシンボルとして、紀伊國屋書店の男子が槍玉に上がり、内面までえぐい感じで忖度されちゃってますね。

私は「あえて」ちょっといいように捉えてみようと思います。
とはいっても、試みた結果、たいしてフォローにならなかったので、やっぱり相当ダメだなこいつら、と思いました。


お前はSHIROBAKOの高梨太郎か!

とはいえ、ポップ作った紀伊國屋書店の男子を擁護するつもりはあんまりないです。
というか、無理やろこれ。
私男だけどパッと見た印象で「なんだこれ読者バカにしてんのか」って感じたくらいなので
そりゃ女性が見たら私の数倍腹が立つだろうし、怒るのは当然です。


①オシャレとかモテとかで煽るのって正直悪ノリがすぎるし(私が本当に大っ嫌いなノリですね)、
②ターゲットを低く見積もりすぎだし(20代~30代で頻繁に書店来訪してる人だよ?文庫買わないだけだよ?)
③なぜかやたら上から目線だし(モテ脳のサブカル糞野郎って言われても文句言えないよこれ?)


もうこの男子、完全に私の脳内ではSHIROBAKOのタローちゃんみたいなことになってます。


ただ、同情したいところもあります。
「悪気がなかった」こと、ではないです。
そこは同情のポイントではない。むしろ悪気がない分余計にたちが悪い。
こんなもん作っておいて「いいことした」とか思ってるんだったら
胸ぐら掴んで揺すりながら目を覚ませ!って連呼するレベルでダメ。



そうではなくて、一点だけフォローできる点が有るとしたら、
「文庫女子フェア」よりは女性読者を高く評価してたんじゃないかな、と。
女の人に面白い本を読んでもらおうという気持ちはあったんちゃうかな、というところ。
そこだけはちょっと認めてあげたい気持ちはある。
(そういう良かったかもしれない点を、クソみたいなノリで全て台無しにしてるんですけどね!)



ところで、書店で働いたこと無いからわからんのだけど、
こういうPOPって開店前にちょっとでもいいから店長とかチーフがチェックしたりとかしないのかな?
店が広いし、いちいちチェックしてる余裕ない、かな。
コーナーごとの自由裁量が多いというか基本口出し無用な感じとは聞いたことあるけど、最低限は、ね。


というわけで、ここから
脳内ストーリーにそってわずかなフォローを試みるつもり…だったのですがただの妄想になってしまった。




(1)まず「文庫女子フェア」がどういうものだったか
http://www.tohan.jp/whatsnew/news/121/

様々な販売データの分析から、「書店には20代~30代の女性客が多く来店しているにも拘わらず、文庫購買比率が著しく落ちる」ことが判明。そこで文庫の増売には、まず20代~30代の女性をターゲットにした施策が効果的だとの考えから今回のフェアを企画しました。

ということで、ここだとおおっぴらには書かれてませんが、
だいたいターゲットとなる女性像みたいなのが回ってきたんじゃないかと。
だいたいこんなかんじで。

【画像】トヨタの営業に配られた新型 ヴェルファイアの販売マニュアルがひどいwwwww | vehiclenavi MAGAZINE(ビークルナビ マガジン)

ここのラインナップの本、別に悪い本じゃないと思うし、好きな本もあるんですが、
「すでに売れてる作家」「読みやすい本」であって、安牌な感じは強いですね。
これは書店員さんには物足りなかったんじゃないかな、というのはわかる。



(2)多分、紀伊國屋書店の男子がバカにしたかったのは元々は女性ではなくて、「文庫女子フェア」だったと思う
んで、紀伊國屋書店の男子は多分普段からたくさん本読んでてその自負も会っただろうから
「文庫女子フェア」の企画よりは、女の子に面白い本を紹介したい、という意欲があった…。

というのは、ちょっと違うか。
「文庫女子フェア」および、「文庫女子フェア」でターゲットとして仮定されている女性像をバカにしたかったのかもしれない。
それで、もしかして「いや、頻繁に本屋に来てくれてる女性なんだから、そんなにバカじゃないだろ」と思った、かもしれない。
そういう意味で最初のスタートラインはよかったのかもしれない。(く、苦しいかな…)

「悲しいかな、正直、ラインナップがいまいちというか」

文庫本をカバンにしのばせるのが、ホントにお洒落ピープルの最新トレンドになっているかは正直わかりませんが

ココらへん、明らかに「文庫女子フェア」をバカにしてるかどうかはともかくネタにして笑い取りに行ってますよね

「もっと女性に強くアピールできる本があるはずだ」

これだって、本当にどういう人が読みに来てるかをちゃんと考えれば、いい本を考えられたはずです。
ここまではまだ色がついてない「意識の高いやつ」なんですが、ここからどっち方向に進むかがポイントです。



とにかく、本人たちの意識では、あくまでバカにしてるのは「文庫女子フェア」であって
お客さんである女性そのものをDISるつもりはなかったと思うんですよ。

そうじゃないなら、真顔で書けないでしょ…。完全に徹夜明けのテンションですよこれ。



(3)ただ、その後が「ダメな方向の意識が高いやつ」だった
ここまでは良くも悪くなかったのに、ここからがダメだった。

当店文庫チームが「女子の意見を全く聞かずに」セレクトしちゃいました!

な ん で さ。 しかもなんでそこわざわざ赤字にした。なぜドヤ顔なんだ。

え、文庫チーム女性いないの?
一人の暴走じゃなくてチームで考えてこれだったの?
なぜ女性の意見を聞かないほうが良いと思った…?

とかツッコミどころ満載です。
この脳内で独自の思考回路で完結してオレオレ理論唱えちゃうバカっぽさってすげえ青二才くさくて私好みなんですが
おまえそういうのはブログでやれよ仕事でやるのかマジか。



しかもその後の文章ひどい(笑)

こんな文庫を読んでる女性がいたら、それは、まぁ、好きになっちゃうよな、という本ばかり選んでみました

もう完全に修学旅行の好きな女の子告白とか、文化祭のノリじゃないですかーやだー!
「第○回、こんな文庫を読んでる女性がいたら好きになっちゃうよな会議ー!」って音声が脳内で再生されるー!
正直楽しそうだけどそれ表でやることじゃないでしょ。 せめてそういうのはブログか同人誌でやったんさいw


いやもう絶対これ楽しかったんだろうな。で、自分たちが楽しかったから、お客さんも笑ってくれると思ったんだろうな
わかる、その内輪のテンションが外でも通じるかもって勘違い、めっちゃよくわかるよ!

普段一人だったら途中で思いとどまるようなことでも、
友達と一緒に盛り上がりながらはなししてると「体が軽い、こんな気持で仕事するのは初めて…」ってなるよね!
でもそれ危ないから、というか死亡フラグだから。普通にマミるから。 マミったー!



(4)我々がここから学ぶべき教訓は… 

というわけで、この人たち、多分男子向けフェアやっても同じノリだっただろうし
別に女性だけバカにしたいってわけじゃないんでしょうが、
結果としては一番デリケートな所に完全にやらかしちゃった感じですね。



①何かを侮って、本来真剣に取り組むべき対象を見失うのは死亡フラグ
 よく誰かの批判記事とかDISり記事を書くときにめっちゃ脇が甘くなる人いますよね。私思うんですが、褒める記事よりも、批判記事書く時のほうが100倍気をつけるべきだと思いますよ。「偉そうに批判してるお前は何様やねん」って目線が常にあると思ったほうがいいです。今回も完全に視点が「文庫女子フェアDIS」に向かったために脇がガバガバになっちゃった例ですね。


②仲間内の楽しさで盛り上がりすぎて、何も考えずにそのままオープンにするのは死亡フラグ
 内輪ノリは、盛り上がれば盛り上がるほど外にだす前に一回冷却したほうがいいと思いますほんとに。
 最近というか、もう最近でもないですが、はてなでは「はてなブログオフ会」というものがありまして完全に「内輪ノリ」なのにそれを無理やり公にさらけ出しまくった結果、「内輪ノリの集会の中であった内輪ノリを内輪の人間が叩く」という多重構造が観測されたり「内輪ノリの延長で会社の情報を全部オープンにして争う」という公害が発生したりしました。内輪ノリは、外にだす前にちょっとだけ慎重になりましょう。不快に思う人は多いんです。


③何かをアピールしたいならターゲットは明確に認識し、かつ直接表に出さないこと
 この人達、誰をターゲットにしたかというと結局「東野圭吾村上春樹しか知らない」人にしちゃったんですよね。最初はもっといい本を、ってかんげえてたわけだから、ターゲットも高いところ考えてたんでしょうけど、途中で振り出しに戻っちゃったんだと思う。 ターゲットありきで、それにあわせて本を薦めるってんじゃなくて「単に内輪ノリで盛り上がった、自分たちの好きな本」を押し付けるだけのうえ、あげくそのガバガバなターゲット設定を赤裸々にオープンにしちゃうという意味で二重にアウトな案件だったと思います。
 ターゲットを高く設定してるならともかく、低く設定してるときに、それを馬鹿正直にいっちゃ駄目だし、そもそも今回の場合は低く見てる時点で間違いでしたね……。