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ネットの議論を活性化するために必要な4つの「もの」

面白いWebマンガを読みました。その中で気に入ったページがあります。


《第35話》みっつの要素 : Web4コマ 地方は活性化するか否か

地域活性には4つの欠かせない人材の要素があります。

1.わかもの
2.よそもの
3.きれもの
4.ばかもの

こうした人材を受け入れて、活かす事が出来る土壌が必要なんですよね。

これすごく面白い発想だと思ったので、ぜひ共有したい。


わかもの =「参加」出来る人

まずわかものですが、若ければいいというものではなくて、
その議論にちゃんと「参加」するって意思があることが重要だと思います。

若くても傍観者気取って外側から批評するだけだったり
議論における最低限のルールを守れない人は、いくら若かろうがここでいう「わかもの」ではない。
ただの「ガキ」です。

「ルールに縛られると自由な発想ガー」っていうかもしれませんが、
まずルールを守って、その上で必要だからルールの枠の外にでることには誰も反対しません。
その区別がつかないという時点でもうどうしようもなく「ガキ」です。

よそもの = いわゆる「にわか」を大事にしよう

外からの視点を持ち、内向きになりがちな思考に対して、客観的に対処することができる

もちろん「冷やかし」はダメです。それは「わかもの」の条件で弾きましょう。
ですが、ちゃんと参加する意思があるのに、自分たちが知ってることを知らないというだけで
排除したり、上から目線になったりする人は、「わかもの」のルールを思い出しましょう。

今まで自分たちがそこにいたからといって自分たちが自動的に参加していると錯覚し、
ろくに建設的なことを言わないわ参加意志のある人を排除するわ、
ではむしろ議論の邪魔になってしまいます。

知識や経験に自慢があって、それを認めてもらいたいなら、
知らない人をけなすことによってではなく、知らない人にそれをわかりやすく伝えることで
尊敬されるような方向性を目指したいですね。

なぜか人って、自分の知ってることは過大評価しがちで、
自分が知ってることを相手が知らないというだけで少し軽くみたりするわけですが、
「外の人」は、自分たちのことは知らなくても、他のことは知ってるわけです。
自分たちの同レベルの、何か別の知識を持っているわけです。
そのことに敬意を払い、お互いの持っているものを交流させるというイメージがあるといいですね。

キレもの =「賢そうなことを言えるかどうか」より、「ちゃんと意見をまとめ、形にできるか」が大事

賢そうなことを言ったり、間違いを犯さないことが「頭がいい」とすると、
そこにこだわっていると、とにかく誰かのダメなところを探して、それを指摘たりとか、
自分の意見を隠して権威ある意見の引用する、みたいなことばかり必死になってしまいます。

私はまさにそんな感じの人間で、自分で何かを成し遂げるって方向にあまり力を発揮できてないです。
せっかくだから、何かいろんな意見を整えて、形に仕上げるところまでできるといいと思います。
そういう人を評価するような感じになっていくと、議論は活性化されるんとちゃうかな、と。

大喜利でうまいこという人が☆稼ぐだけより、ちゃんと成果物つくり上げる人が評価されるコミュニティが好ましいですね。
官僚や管理職より、「技術者」のイメージで考えてます。



ばかもの =「愚者」。詰めは甘いけど、発想を自由に広げてくれる。

正位置:
自由、型にはまらない、天才。
逆位置:
軽率、わがまま、落ちこぼれ。

大体普通に聞くと詰めが甘かったり、とんちんかんなことを言ったりしますが、
ただ間違ったことを言うのではなくて、
ちゃんと「こうなるといいな」「こうやったらいいんじゃないか?」って方向性を指し示してくれる。

細かいところを詰めたり深く考えない代わりに「世界の正しい方向」をまっすぐ見ることができるかもしれない。

こういう人は、絶対に「きれもの」のサポートが必要だとは思います。
「きれもの」のサポートがなくて一人でいると、ポテンシャル全然発揮できないと思います。
だから、コミュニティとしては最後に受け入れるか、最初からその人を軸にして周りで支えるかどっちかになると思います。





と、いうわけで、

そんな「わかもの」3人が「地方活性化」に取り組むこの話、面白いのでとても続きが楽しみです。

【第1章】最初から4コマを読む : Web4コマ 地方は活性化するか否か

「地方活性化」に関心がなくても、女の子3人組の掛け合いを見てるだけでもたのしいです。
関係性が凸凹で、それぞれが補いあったり、引っ張り合ったりするの、
なんだか「ゆゆ式」に通じるところがあると思ってて日常ものとしてみてもかなり好みです。