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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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山田玲司新連載「スーパースーパーブルーハーツ」が楽しみ

美大物語?「アリエネ」はまともに読まない間に終わってしまったっぽいので単行本でまとめて読みたいと思いますが

今回は、

メンヘラ女を救おうとして心理学部に進むも彼女を救うことに挫折し、
そこからスクールカウンセラーの道に進んだ冴えない男を主人公と、
メンヘルを救うエキスパート的な存在との対話、みたいな感じの話らしい。


クラブサンデー | 作品詳細 | スーパースーパーブルーハーツ


設定だけ見ると「死に至る病」という作品に似てるけれど、


ちょっと読んだだけで山田玲司臭がするのがいいですね

心がダメになっちゃうのは、「ダメな所」にいるからでさ
心なんてただの「現象」「腹がへるとムカツク」ってだけの話でさ。
だから、「ダメじゃない所」に逃がしてあげる仕事してんの、俺

大事なのは心。人の心だ。あとはクソだよ

といいつつ、その直後に

「逃げたって意味なんてない。ただ心が苦しいだけ」
「だろうね」
「そんな簡単に心は救えない」

という会話があったりして、このあたりいつものやつktkr!



「作品そのもの」が大好きで作家論が嫌いな人には申し訳ないけれど
山田玲司って人は何書かせてもまず書き手が見えてきちゃう感じの人だと思う。

「バージン」「NG」で恋愛について語ったかとおもいきや
いきなり地球環境問題とかエネルギー問題を語ることに全力を傾けたり
絶望に効くクスリ」みたいな企画に体当たりぶちかましたり
家族問題について語るときもちょっとひねりが入ってみたり
「非属の才能」「キラークエスチョン」みたいに理性的に語っちゃたりとか
最近はコラムニストとしても活躍されているのだけれど、

山田玲司さんの記事一覧 |AM
モテない女は罪である|山田玲司|cakes(ケイクス)

このお方の場合、多才というよりは何事にも全力な感じであり、
またカッコつけな部分でありながらすげえダサい内面をぐいぐいさらけ出してきて
それがうまい具合に交じり合ってるのが私にはたまらんです。


今回は「ストリッパー」「水の鳥」みたいな原点に近い題材に戻ってきてる気もするけれど、
ヒーロー的な存在が出てくるあたり、昔とは違ってちゃんと救われる話なんだろか。
それとも、そういう存在ですら限界はある、という展開になるんだろうか。


とても楽しみです。