この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです

【スポンサーリンク】

「まさか発達障害だったなんて」

発達障害ADHD)」と「機能不全家族」の二つの要因に苦しめれ続けた女性の人生について

・まずその女性自身が自分の人生を語り
・児童精神科医が医師の立場からその解説を入れていく

という構成で振り返っていく本。とりあえず感想を先に書きますが、この本の内容についても別記事で書くかも。


さかもと未明さん、この本を書いてくれてありがとうございました。

率直にいって私は貴女のことがとても嫌いになりました。読んでいてとてもイライラさせられました。

発達障害機能不全家族のコンボであなたが深く深く傷つけられてきたことはよくわかります。しかし貴方自身が傷つけまくってきた人に関して、自己憐憫に浸るばかりで反省がないところとか、発達障害であることやアダルトチルドレンであることを考えてもひどいと思います。

今でも、ひとりよがりで、言いたいことを言うばかりで他人の話はあまりちゃんと聞くことなく、自分の思い込みで現実ねじ曲げて語るクセが全然治ってないようにしか見えません。最後の文章は、美しい話として読むべきなのかもしれませんが、私には自己陶酔で無神経なことをいう嫌な人だなとしか思えなかった。

あと星野医師の受け売りを鵜呑みにしすぎだと思います。もちろん地獄のような状況で救いになってくれた存在なのだから気持ちはすごくよくわかるけども、一部の主張は、貴女の心からの言葉なのか星野先生の言葉なのか微妙だと思うのもちょっと気になる。

<医者にあるまじき表現>「大人の発達障害がコンサータで劇的に改善」という「帯のコピー」は見過ごせない | メディアゴン(MediaGong)



などなどといった欠点も不満も怒りも強くあるのですが、それでもなお、この本は素晴らしいと思います。逆に言うと、それだけ「発達障害」で歪んでしまった人間の内面や思考が伝わってくるということだからです。

本の後半で、後で自分自身の考えがいかに偏っていて自分勝手であったかを自覚している作者の記述があります。つまり作者は、その気に慣れば「今「の冷静な時点からふりかえって、反発を感じないようなマイルドな文章を書くこともやろうと思えば出来た。
それでも、当時の感情をできるだけ鮮明に思い出しながら、「その時の感情」を思い起こしながら、できるだけ生々しく書こうとしています。その結果として私のように悪く受け止める人間がいることなんかわかっていた上で、苦しみも喜びも思い上がりも勘違いも包み隠さず、貴女の人生であったこと感じたことを伝えようとしてくれた。(そうはいっても、問題は多々有るとは思ってますが)

発達障害について学ぶほどに、私はさらさらと涙が出て、でも、次第に気持ちは楽になっていった。たまたま発達障害のデパートとも呼べる人生と家族だったから、それをみんなに伝えて、社会が良くなるための本を書けたらいい。そういうことを誰かがシないと、同じような問題で悩む家族は減っていかない。(p273)

僕は!貴女のその勇気と覚悟に敬意を表する!





…という方向に予め意識をセットして読むことができれば、発達障害」で苦しんでいる人を勇気づける本でもあるし、「発達障害」の人間が何を考えていて、どんなことができるのか、何ができないのか、そういったことを具体的に考えるきっかけともなると思います

上記の理由から、この本だけ読んで発達障害をわかったつもりになるのは非常に危険ですが、発達障害とはなんぞや、ということを考える入り口として、とても優れた本です。オススメ。


その他発達障害に関する記事
「新しい発達と障害を考える本」が素晴らしいので全ての子育てに関わる人に読んで欲しい - この夜明けまでに
「こじらせ」や「厨二病」は理不尽なコミュニケーションコストを相手に押し付けてよい正当な理由にならない - この夜明けまでに
「学校が楽しくなる!発達が気になる子へのソーシャルスキルの教え方」 - この夜明けまでに