この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです。 ※記事を読まずにはてなスターを押して回る行為はお断りしております。

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「ラブログ」

なんとなく少女漫画(レディース?)で、「ブログ」を扱ってるという作品ということでおためしのつもりで読んでみたら予想外に面白く最後まで読み切ってしまいました。


主人公は外資系商社で男に負けず戦うキャリアウーマン入門生。(とはいえ、「槇村さとる」作品などとは違ってこの設定はそれほど重要ではない。あくまで「いい男」がいてもおかしくない、という環境を提供するのが目的)


そんな主人公の女性が「パーフェクトイケメン男性」と「冴えないけれど自分を好きだと言ってくれる男性」その両方と関係を持ってしまったところからスタート。
ここから、さて主人公ははたしてどっちを選ぶのか?みたいな安易な展開になってしまうのかとおもいきや、イケメンの方には彼女がいたり、ゲイの男性が登場してきたりといろんな登場人物が出てきて二転三転している間に話がすっ飛んでいって結構遠いところまで到達するのが面白かった。読んだこと無いけど「モテキ」ってこんな感じのマンガだったんだろうか。


そんな感じでストーリー自体はぶっ飛んでるんだけれど、そのストーリー1話ごとに、主人公がブログにあれこれ「ラブ(愛ではなくラブ)」について考えたことを書いていくところは逆にくそ真面目で、このギャップが楽しかったです。


この手法、他の作品でも活かせないかな、と。*1




また、この作品は、設定的に徐々に主人公の女の子が「ラブ」の経験を積み重ねて綺麗になっていくということになっているのだけれど、作者の絵の成長と同期しているのが面白い。最初は絵がなんかあんまり上手じゃない感じだったのが徐々にうまくなっていくため、そのシンクロ具合がちょうどよくて絵でも「ラブ」説得力が高かった。


こうして毎回ラブについて考えては答えを出そうとしてきたけれど、
結局恋愛にセオリーや答えなんかないのかも。
毎日が初めてでそして毎日が驚きの連続。そして想像のつかない新しい世界でできている。
そしてどんなに悩もうが考えようが混乱しようが、私達は戦いを続けるしか無いのだ。

余談ですが、2006年の作品だし、かなりアッパークラスの舞台設定なので、私の現実とはまるで感覚違うなーって思うのだけど、だからこそ純粋に、私の現実とは違うどこかの世界の物語として楽しむことが出来ました。逆に「旦那が何をいっているのかわからない件」とかは試聴する際に壁が必要になるから困る♪

*1:つまり、ただでさえ「モノローグ」というのはマンガにおいて邪魔になりがちだけれど、一方で説明したいことがたくさんあるとして、そこの部分をうまいこと作品の要素として生かす方法として「ブログ」を登場させ、ちゃんと作品にも絡ませる、という

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