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「コスパ」病に陥りがちな私が心がけておきたい2つのこと

最近投資やってます。全然勝てませんが。


で、何ヶ月かやっててボロボロになりながら感じたことなんですが、コスパが良いかどうかというのは短期的には重要だけれど、長期的には市場が公正かどうかのほうが大事だと思うようになりました。長期的に見た市場さえ公正であれば、不当に低いものはむしろ長期的には見直される、ということでチャンスなんですよね。むしろそこに投資する。しっかり力をつぎ込む。そういう考え方のほうが強い気がします。残念ながら、今のところ実際にお金が絡むと欲望を制御出来なかったり、恐怖に打ち勝つことが難しすぎるためその逆をやらかします。つまり不当に高く評価されているもの、「短期的にコスパが良い」ところに群がってよく爆死してます。(´・ω・`)。


あと、ほんとに市場そのものが信頼出来ない状況だと本当に何を信じていいのかわからないので頓珍漢な行動をとって死亡しがちです。先月末からの大荒れ市場はほんとにむちゃくちゃなので絶対にしばらく休むべきなんですよ。損してるから取り戻そうとあがいてますます損を増やしてますが、本当にそろそろ休まないと精神がズタボロになって鬱で死ぬ……。


そんなわけで、本当に市場が信頼できるのであれば、短期的な損はむしろ喜ばしい、くらいに考えられるかもしれません。就職活動とか子育てとか結婚に関して言うと、多分既存の市場がぶっ壊れてて価値が予測できなくなってたり、高確率で投じた努力に見合わないリターンしか得られない、と予測できてしまうことが今最大の問題なんじゃないでしょうかね。本当はコスパの話がしたいんじゃなくて、市場そのものが信頼出来ない、とどう行動していいのかさっぱりになりますから。そういう時に無理やり行動すると、私みたいに爆死してしまう。だから、むしろ行動しないほうが正しいって考え方もありますよね。「ブラック企業」にしても「育児出産結婚」にしても、そういう観点で語ったほうがいいんじゃないでしょうか。コスパコスパ言ってる人が、何と比較してコスパ悪いって言ってるのか知りませんが。 全く関係ないもの比較して言ってたら意味無いですが。



信頼と計画性

というわけで、この2つの記事はとても参考になりました。私自身、ついつい目先の「コスパ」に気を取られてモチベーションが下がってしまったり、短期的なプラスを求めて長期的に損することが多いので2つのことをよく気をつけたいと思います。

人気ライターのヨッピーさんにオウンドメディアやPR記事について聞きました「大事なのは目先のお金より面白さ」 - はてなビジネスブログ


①まず「長期的な市場の正しさを信じて、最初は損をしてでも求められた以上のことをする」と決める

「1本2,000円」に「安い!」と怒ってる人もいて、確かにもうちょっとまともなお金を払いなよとは思うけど、「2,000円で発注来たから2,000円分の仕事だけしとこう」ってやってればそりゃギャラは上がらなくて当然じゃないかなあ。
ライターの収入は後からついてくると僕は思ってるんです。数字が取れてればギャラは上がるんですよ。すごくバズってれば、どこかしら声をかけてくれるようにはなっていて、そこはすごく公平な世界だなと思ってるんです。2,000円の報酬で10万円分の仕事をしていれば、そのうち10万円になるのかなぁ、って。

――― 記事のクオリティを上げるほうが先だということですか。

yoppy
僕の周りではあまりそういう(安いギャラで書かせる)話を聞かないんですけど、それはきっとクオリティ高い記事を作っているライターが周りには多いからなんですが、それでも最初「ギャラが安くて」って言ってた人達が、最近は「上がってきた」って言ってますね。


――― ライターさんの原稿料が上がっている話は実際に聞きますね。

yoppy
難しいのは、そういう(そのうち10万円になるような記事を書いている)新しいライターさんってあまり出てこないですよね。ここ2年くらいはメンツが変わってない気がする。「俺だってやってるわ」って怒るライターさんもいるかもしれないけど……。僕が知らないだけならごめんなさい。

「よくやるね」ってすげえ褒められたんですけど、その「よくやるね」って言葉は10万円じゃ買えないんですよ。それに10万人に見てもらえる自分のブランディング記事が10万円で済むんだったら、ぜんぜんお得で安いんですよね。普通にどこかの媒体にお金払ってPR記事で作るなら100万円以上かかるわけだし。


②学校の勉強のように努力と成果が比例する単純線形モデルを捨てて、「成功」するために丁寧に計画的に取り組む

やったらできる、っていうものでもないので、もっと丁寧にやったほうがいいんじゃないかな。ずっと言ってるんですけど、メディア運営って手間も暇もかかる事業なんですよ。その割には儲からない。こうやれば儲かる、こうやれば利益が出るっていう目線でやろうとするところは軒並み失敗してますよね。儲からないのはわかってるけど面白いからやろう、ってモチベーションのところが強かったりします。ユーザーにちゃんと受け入れてもらえさえすれば、ちゃんと利益につながるジャンルではあるんです。ホントにちゃんとメディアを作って、マネタイズもちゃんとできて、運営費がペイできるくらいになっちゃえば、媒体が1個あるとめちゃくちゃ便利ですからね。

コスパ」の考え方は、やったらやっただけ数字が出る、という単純線形モデルの発想にもとづいているのではないかな、と考えています。でも実際は階段上であったり壁を超えた時に一気にプラスになるようなもののほうがほとんどのはずです。自己啓発とかでよく言われる小目標中目標なんかも、モデルの考え方間違えたら全然ずれた計画を立ててしまうことがあると思います。だから前者のモデルでいかに努力するかばかりを一生懸命考えたり(ガンバリマスロボの罠)、努力に対してこれだけの成果が出るはず、という皮算用的な発想もやめて、「成功」するために何が必要かを考えて、計画的に行動しなければいけないじゃないかと。だれでもやれば成功する、がんばればなんとかなる、っていう考え方だと躓いてしまいがちだし、むしろ途中まではどう考えても「コスパ」的には悪いのは当たり前で、そのあたりだけ見てたら絶対やる気がでない。 だから、考え方を切り替えて、最初マイナスなのは当たり前で、何かの壁を乗り越えた時に一気に「コスパ」が一気にプラスに改善することを理解する。全体をよく見て考える。そういう発想への切り替えを意識したほうがよいかもしれません。そうすることで、私も少しはついつい「短期」のコスパにとらわることから解放されて、もう少し気長に、地道に、計画的にいきられるかもしれない。



今の時代に出産や結婚、なんかがうまく行ってる人は、意識的か無意識かはともかく、そういう考え方ができる人なのだと思います。尊敬です。