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「インナーアダルト」の話

【論争】「漫画・アニメ・ゲームを禁止された子供はオタクに育つ」は果たして本当か? - Togetterまとめ

「子供時代の欠落」みたいな話はほんとうによく聞く。これは昔からいろんな人が言ってる話だが特に根拠はないとも言われる。根拠はないが昔から言われていていろんな人がその対策を考えてる。



一番最初にこの手の話見たのは「コミュニケーション不全症候群」だったと思う。

それまでは子供の異常や反抗といえば「家出」「非行」みたいなイメージで片付けられていたと思う。だから「非行心理学」みたいな本がブームになってた。 しかしこの本では現代において子どもたちに起きている現象を捉え「オタク」「ダイエット(摂食障害)」「腐女子」という3つのキーワードで見事に切り取っていた。私が読んだのは2000年くらいで出版されてからすでに10年以上経っていたが、それでもかなり衝撃を受けた。

上のtogetterまとめは、このうちの「オタク化」について述べたものだ。なので上の記事を読んでオモシロイと思った人なら、此の本は今読んでも衝撃をうけると思う。 栗本薫はこの他に「名探偵は心理分析がお好き」という本で「喝采症候群」というものについて触れている。これはネットでよく言われる「承認欲求」よりはるかにしっくりくる話なのでこれもオススメ。




私の好きな小田嶋隆さんも何度かこの話をしていた気がする。
スキャンダルは虎の肥やしになるか? (4ページ目):日経ビジネスオンライン

子供時代から無駄な時間を追放すると、残るのは緊張だけになる。

私がいま述べている理屈には、明確な根拠があるわけではない。比喩に過ぎないといえばその通りだし、印象ないしは偏見であると言われたら反論のしようがない。

 でも、それでもなお、私は、優秀な若者が、自分の人生を台無しにしている姿を見ると、その、自分を大切にしないその彼らに共通しているのは、子供らしい子供時代を過ごしてこなかったことなのではないかというふうに思えるのである。根拠とかそういうことは別にして。


シアター!に登場していた天才子役である千歳も同じような描写をされていた。
天才とされた「子役」をまつわるドラマはそれこそ枚挙にいとまがない。


いろんな人が、いろんな形で「子供時代の欠落」が、大人になろうとする思春期の過程や大人になった時に本人にどういう影響をあたえるかについて考えている。でもこれは答えが出ない話だ。


「アダルト・チャイルド」「インナーアダルト」もどこまで正しいのかよくわかってない。どうすればいいのか正解は見えてないと思う。




私は素人の趣味で一時期このAC問題や「交流分析」についてはすごくはまってた時期があって、ブログでここいらの話をしたいなとずっと思ってるけれど私には荷が重いな、という気持ちもあって二の足を踏み続けてる状態だったりする。多分情報はいろいろと頭に入れたつもりだけど、全然咀嚼できてないのだと思う。


この記事のように自ら実践・考察することでしっかり咀嚼した部分を自分の言葉に語られている記事を見るとすごく憧れる。

http://hase0831.hatenablog.jp/entry/2015/10/25/221102

この記事を見て全部をまとめる必要はないのだから、自分が気になってる点からでも少しずつでも手を付けていきたいな、という気持ちになりました。ありがとうございます。