この夜が明けるまであと百万の祈り

私が元気づけられた出来事や作品についてのメモ。最近TED聴き始めました

【スポンサーリンク】

「サクラの詩」の長山香奈の話と「サクラの刻」への期待

※「サクラの詩」をすべてクリアした人以外には全く意味のない記事です。ネタバレではないですが、読んでもわけわからんと思います。


続編「サクラの刻」は信じていいよね?

http://blog.livedoor.jp/kalf/archives/1029383937.html

「まだ続きが書きたいという欲求がありまして、ラストシーンを少し変えてしまったのですね、だから、いかにも続編がありそうな形になっています」「続編(サクラノ刻)はプロットも半分以上完成していており、部分的ですが書き始めてはいるんです」

前の記事で終わりにしようと思ってたのですが、「サクラの詩」の続編「サクラの刻」がちゃんと発売される見込みが高いということであと1記事だけ書きます。


長山香奈も本来「御桜稟」の一部だった?

狼になりたい 『サクラノ詩』(枕)

これは素晴らしい。

ケロQ過去作品全てプレイしており、
・「旧」サクラの詩を把握し、
・かつテーマとして共通項が有る「SWANSONG」や「ef」なども踏まえた
 
ガチのプレイヤーによる「サクラの詩」感想。

特に、本来は長山香奈のポジションこそが御桜禀だったのではないか、といわれてかなり納得するものがあった。

長山香奈をこういう風に使ってきたのは流石に驚きました。旧バージョンの御桜稟が持ち合わせていた「努力をするだけの人間」という要素は、ひょっとしたら彼女に引き継がれたのかもしれません。確かに、メインヒロインとするにはあまりにも後向きな思考ではあります

長山香奈が抱いていたような「自分を圧倒した天才に対する想い」としては『SWAN SONG』がどこまでも容赦なく書き立てています。

そう、私もプレイしながら全く同じことを思った。長山香奈の抱えているものは、「SWAN SONG」の佐々木柚香ほどどす黒くはないにせよ。切実なもののはずだった。

佐々木柚香についてはこんな感じでたくさんの人が一生懸命考えてる
狼になりたい 『SWAN SONG』
nix in desertis:『SWAN SONG』レビュー
佐々木柚香(SWAN SONG)
『SWAN SONG』を解読する。 - Something Orange
[ Le.Chocolat ] - SWAN SONG
佐々木柚香さん本人のインタビュー音声あります。

にもかかわらず、稟ルートにおける長山香奈は本当にどうしようもないようなつまらない行動をとって私を非常にがっかりさせた。個別ルートではこいつ本当につまらない人間だった。途中で音声オフにしたもんね……。

でも、本来の御桜稟の負の面を切り離したキャラだと言われればものすごく納得する。この作品では設定上稟の才能は「吹」という少女となって分離されているものの、それとは別で負の側面も物語の都合上切り離されたわけですね。稟というキャラをどこまでも空っぽにするために。個別ルートにおける稟は大してキャラとして面白みがなかった。ただのエロ妄想が激しい変な子だけで終わってしまっていた。だからこそ、Ⅴ章において長山香奈も御桜稟も化けた、と。



最終的には長山香奈はこの作品において最も好きなキャラです。長山香奈は、「SWAN SONG」の佐々木柚香と同じように、主人公にある日突然才能の差をつきつけられ、地べたにたたきつけられる。でも香奈はそこで諦めない。自分が凡才だと思い知って、天才との壁を思い知らされて、それでいてそこに信念を持って立ち向かおうとする。彼女が主人公に対してタンカを切り、実際勝負をしかけていく展開は非常に面白かった。

こういう展開は「4月は君の嘘」や「3月のライオン」でも描かれてたけど、サブキャラの逆襲ってめっちゃ好きなんですよ。

ここから先は続編の「サクラの刻」へ……

ただ、そんな長山の奮闘は「サクラの詩」では決着が付けられること無く途中でぶった切られてしまう。そして、御櫻稟もまた、直哉を越えるこの作品最高の天才でありながら、「サクラの詩」中ではその天才性を「設定」としてしか発揮できていない。物語中で天才性を開花させるのは物語が終わりきった後で、天才となってから直哉と対峙する展開はまだ描かれない。



「サクラの詩」はあくまで主人公である直哉が絵を描くに至る理由や道筋をいろんな形で描くまでの話だった。

その際に「主人公が描けなくなった理由」を用意するために、いろんな要素が語られるが、これらはあくまで過去の物語だ。千年桜など、過去にまつわる話は、確かに禀や藍にはあまり絡まない。長山香奈にとってはさらにどうでもいい話だろう。だからそういうものを取り払って純粋に絵を描く話はここから先にある。

私は「そこまで」しか描かれてない話でも十分に感動したけれど、やはり先が読みたい。んで、多分その辺りの話は、サクラの刻で挑戦されるのだと期待している。



それまではこれでも読んで「サクラの詩」のテーマを振り返っておこう。
【10/23】サクラノ詩 体験版における引用作品集・歌詞考察【発売予定】:ウナムが適当に何かするブログ - ブロマガ

すごく丁寧なお仕事ありがとうございます!感謝します!