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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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ブログを書き続けるモチベーションの再確認について

ブログを一つのゲームと考えるのであればプロゲーマーの言葉に耳を傾けるべきだよね。

もちろん彼は自らのゲームについての取り組みの話をしてるわけであって、ブログそのものの話はしてない。だけど当然そこから学ぶべきことは多いと。


注目されることを目的にすることと、注目される文章を書けるように成長することを目的にすることの違いを理解する

①たとえば、文章がうまくなりたい、という人がいて、人に読んでもらいたいがために、旬の話題で誰でも興味をもってくれるものを書いたとしたら、読んでもらえますよね。これはそのときは「勝ち」なのかもしれない。でも、その旬が終わった時にお前何書くの?となったら、何も書けなくなってしまうわけです。でも旬のネタに頼らずに自分の興味のあったものを自分なりの文章で伝えるという作業を何年もやっていたとしたら、ある瞬間から、ものすごくいい文章をつくれるようになっているわけです。それも、旬とか旬じゃないとか関係なしに、自分だけの文章が書けるようになっている。そうなったら、本当の意味で「勝ち」だし、「勝ち続ける」ということになると思います。




②勝ち続けられるかどうかの条件をひと言で言えば、モチベーションを、外から与えられた条件でしか保てないのか、それとも自分の中のモチベーションで保てるかということの違いだと思います。人にすごいと言われると誰でも「どうやら自分はすごいらしい」と、人に認めてもらうことがモチベーションになります。そこからさらに勝ち続けていくためには、モチベーションを「作り変えていく」作業というのがどこかで必要です。

はてなでブログを始める人は全員読んどくべきだし、
時々読み返して初心を振り返るのに使うと良いんじゃないかな。


※以下長々と書いてますが上に書いてることを言い換えてるだけなので特に読む必要ありません










上の文章に関連して言えば

「初心」の設定は大事

①「私はなんでもいいから注目されたい」のか。
 「私は注目されるような実力を付けたい(注目はそのバロメーターにすぎない)」のか。


②「他人からチヤホヤされることを優先する」のか
 「自分の中で満足の行く文章を作れる手応えを優先する」のか
 「なんでもいいから注目を集めてアフィリエイトとかやりたい」のか

これによってだいぶ取り組み方とか成果の受け止め方は変わると思うんだよね。


特にはてなはショートカットがあるから気をつけないとうっかりハードモードでスタートすることに

普通の環境なら両者が意識してなくて混ざってる状態でもそんなに問題ないと思う。だって、普通はある程度実力つけないとそれにみあった注目集められるようにならないから。あんまりそこにギャップは生じにくいよね。

でも、はてなではこれちゃんと意識しておくことが重要になる。だって、はてなには「はてブ」という「注目を集めやすい仕組みがある」から。それに見合った実力がなくても「仕組み」を使って手っ取り早く注目を集めようと思ったら出来ちゃうから。「注目」か「実力」という本来ありえない二択が選べてしまうから。ちゃんと意識してないと無意識に選んじゃうから。


で、ついうっかり「注目」が欲しいを選んじゃうと仲間や友達どうしでブクマ共有しあったりしたりだとか。有名な人にいきなりケンカ売りに行ったりとか。旬の話題についてよくしらないのに煽り口調でツッコみどころ満載のクソ記事書いたりとか。あんまり興味ないのに燃えやすい話題に突っ込んで行ったりとかしちゃう。


よくこういう人を指して炎上体質とか言ってる人いるけどそんな格好いいもんじゃないよね。ただの考えなしか視野がものすごく狭い人くらいの呼び方でいいと思う。 私からみたら単に「目的」選ぶ段階でそっちいっちゃった奴って感じなんだよね。「実力とかどうでもよくて、とにかく今すぐ、誰かに読んで欲しい。なんでもいいから注目して欲しい。そしてあわよくばほめて欲しい。読み手のことはしらない。とにかく私、私、私!」っていう要求を行動が示しちゃうことになる。



プロゲーマーであるウメハラはそういう人についてこう語ってますね。

「なんでそこで目の前の小さな勝利をとるかなあ……やめなければ地力つけるチャンスだったのにな」っていう人をたくさん見てきた

互助会や炎上を繰り返す人がやってることは「いきなりHARD MODEでゲームを始める」という選択をしてるだけの気がする

ところが、書き手がくら注目や賞賛を「欲しい欲しいクレクレ」って言ったところで、それに見合った実力を示せないなら読み手は「つまんね」って言うに決まってるよね。最初の段階でショートカットして注目を集めることはできるけど、そこから先は結局頑張って実力付けなきゃほめてくれないどころかバカにされたり、心ないコメントを投げつけられたりする。 


でも、そりゃしょうがないでしょ。


ズr…本来通過すべき点をショートカットしてるんだから。最初から多くの人に注目されたい=厳しい評価される舞台に立つ=いきなりハードモードで始めることを自分で選択してる、ということなのだから、そこ受け入れられないなら普通の人と同じくイージーモードから始めればいいだけではないのかしらん。


まぁ、はてブのコメントとか増田の陰口にひどいのがあるのは認める。そっちはそっちで問題あるけどそこで文句行ってくる人に文句言い返して満足してしまうような人たちはみんなしばらくしたら消えていったなぁ、と。多分「注目されてチヤホヤされたい」をモチベーションにしてしまって、その結果を急ぎすぎた結果、それが得られないことに気づくから。ブログやめちゃう人って、批判されたから消えるというよりは自分で嫌になって投げ捨ててしまうんだと思う。「このままでは自分が求めていたものが得られない」ことを悟った上で、「でもそのための実力を付ける方法がわからなかったり努力したくない」と思ってしまったらそれでも続けるのはしんどいよね。

そんなこんなで、今までは目的がしっかりあって、いくら批判されても「実力をつけて黙らせてやる」って方向にシフトした人以外は淘汰されてきた。 そういう人たちは何も残さず消えてしまうから、新しい人達が入ってくるたびに何度も何度も同じことを繰り返すのかなって。



ただ、新しい人たちの生存戦略は結構興味深い

ただ、最近は今までだったらすぐフェイドアウトしてた人が残ること多いなと思いますね。「少数の集団で集まり、部外者の声を排除してお互いにその注目や承認を交換しあう」「どれだけ文句を言われようとも金銭的利益という実利があるから続けられる」という形で、目的に最適化して死なずに生き延びるケースが増えてきた。こういう目的に応じた生存戦略とか見てると面白いなーって感じます。



プロの言葉は自分の初心がわかりにくくなってたり、そのためにどういう意識を持てばいいかのヒントになる

でも、そういう人たちの中に、本当は「実力」も付けたかった人いるんじゃないかな、って。もちろん注目も欲しいし、お金も得られるなら欲しい。ただ、本当は最初は文章がうまくなりたかったとか、自分の思ったことを思った通りに伝えられるようになりたかったとか、そういう目的があったりしたひともいるかもしれない。

もしそういう気持ちがあるのであれば、ウメハラが語ってくれることはすごく参考になると思う。


自分にとって長続きするモチベーションを持ち、その上で結果にこだわって達成していくのがプロ

モチベーションの話だけじゃなくて、やっぱりプロだから結果へのこだわりもすごいです。そのコツみたいな話もしっかり語ってくれてます。

例えばタイトルである「1日ひとつだけ、強くなる」に関してはこんな感じ。

数をこなしていても、発見のない人っているんですよ。「あいつ、あんなにやってるのに上手くならないな」っていう人は、とりあえず数をこなした自分に「酔いしれている」にすぎない。プロは、ある一定の数をこなした後、アプローチを変えなければならない時がきます。

(中略)
僕は「今日なんか発見あったかな。あ、これ発見だったな」と自分のなかで認識するものを1個だけ作ろうと考えています。1日1個発見できるようにしておこうとやっていくと、1ヶ月くらいで差が大きくついてくるんですね。これは、2個、3個ではなくて、1個でいい。内容も「視点」といえる大きいものだけじゃなくて、「知識」を発見するというのでもいいんです。

(中略)
続けていると、「あっ」と思いつくことの精度がだんだん上がってきていて。だんだん失敗の質も上がっていくんですね。効率よく失敗できるようになります。

ただ、結果が出ない時期は誰でも不安になると思います。「目先の勝ちを取りにいかないぞ!」と我慢だけをして、爆発するのをひたすら待っていると、そこにいくまでにもたないということもある。

そのために、「小さなヒット(勝ち)」をある程度飛ばしておく必要があると思います。最低限これくらいは勝てるだろうという、「基本になる動き」を7割つくっておく。そして、残りの3割を改良の余力として残しておくんですね。

これは、プロとしての仕事を成立させるために必要な作業だと思います。7を地道にやりながらも、3で試していくという感覚です。

これはゲーマーにかぎらず自分の仕事で格好いいと思う人が多かれ少なかれ人がやってることじゃないかなって思うんですね。

私「プロブロガー」ってあんまり格好いいと思ったこと無いんですが「プロゲーマー」はめっちゃ格好いいと思ってるんですよね。 それってやっぱりトップクラスである彼が格好いい哲学を持ってるからじゃないかなあ。


できれば、今後「ブロガー」「プロブロガー」を目指すんだという人は、炎上に頼ったり、いくら儲かったぞみたいなところを見せびらかしたりするような人ではなく、しんどいかもしれないけれどウメハラのような格好良い人を手本にして少しずつ成功を積み重ねていって欲しいと思います。 そういう人たちがたくさん出てきたら、後続の人たちも胸を張って活動できるんじゃないかなあ……なんて。




ウメハラの動画を貼りたかっただけなのにむちゃくちゃ記事が長くなってしまった……