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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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メタ認知とか自他の区別とか

私は時々自分の考えと事実を混同してしまったり、自分の考えがその場のコンセンサスであるかのように錯覚してしまうことがある。

そういう時、私は自分の考えはちゃんと「私は~と思う」という型で語るよう意識した方がいいのかなと考えたりします。

実際に全部完璧にやるとめんどくさいので、時々ちゃんと点検しよう、くらいの話ですけれど。


先週、とある女性と話をしていて私が思ったこと。


話の途中で彼女は違和感を感じた時に「それはおかしい」と口にした。そして、そう口にしたせいか、もうその後は「おかしいことが規定事実で有る」として話を進めていた。そこはあくまで彼女の感想のはずなのに。


私はその時の話はちょっと入り組んでいてわかりにくかったので私は彼女が違和感を感じるのは全く問題なかったと思っている。間違っていなくても、初めて聞いた人が話の途中で違和感を感じることなんて当たり前のようにある。はてブはそういうコメントの集積である。ひとそれぞれに意外なところでひっかかったりするものだ (もちろん話や文章自体が間違ってることもある)


しかし彼女はその後「自分がそれはおかしいと感じた」ことと「それがおかしいこと」の区別がなかなかできていないようで、「実際はこうだよ」という話を持ちだすと、こちらが嘘を付いているんだ、とか、自分を否定するのか、といったズレたところでしばらく話が揉めてしまった。そのために「私は彼女がそう感じたというその感覚は否定していない。そう感じること自体はなにもおかしくない」ということをわかってもらった上で、「でも事実はあなたがしそう思ったこととは違う」のだということを回りくどく説明するはめになった。

最終的にはそういう説明のおかげか、ちゃんと納得してもらえたわけだけれど、どうも最初の時点で「自分の思いつき」と「事実」が混同されてしまったために、話がややこしくなってしまったように思う。



(書いててすごくまだるっこしいいいいい!! 
 具体的に説明しないと本当に怪しい話みたいなんですけど!!)



で。



こういうのって、言葉遣いを意識すれば避けられる問題なんじゃないかな(と私は思う)。


彼女は「私はそれがおかしいと思う」というところを、いろいろ省略して「それはおかしい」といったせいでなんだかそれが事実であるかのように錯覚してしまったんじゃないか(と私は思う)。

最初から彼女が「私はそれがおかしいと思う」って言ってば、あくまでこれは私の意見や感想だってわかって、それに固執することはなかったんじゃないかな(と私は思う)。

もちろんこういう言葉遣いをしなくてもちゃんと区別できるし、相手にも誤解されないならいいんだけれど、意外とこういうしょうもないところで意識の混線が起きてるんじゃないか(と私は思う)。




他人とコミュニケーションを取る時、「自分の感想」とか「他人の意見」とか「事実」といったいろんな要素が出てくるけれど、これらがそれぞれ区別できるというのは大事というか最低限必要とされること(だと私は思う)。

こういうのは「メタ認知」の領域に入る(と私は思う)のだけれど、そういうものが苦手な人は、まずは「自分の考えはちゃんと「私は~と思う」という型で語るよう意識した方がいい」のではないかと私は思う。