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この夜が明けるまであと百万の祈り

私が元気づけられた出来事や作品についてのメモ。最近TED聴き始めました

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上場ゴールについて

みなさん、はてなの株主総会で、株主としてお会いしましょうね - この夜が明けるまであと百万の祈り

ついでだからはてなが上場した後の株価の動きを見て、よくわからず「上場ゴール」って喚くひとが絶対出てくると思うので「上場ゴール」についても説明しておきます。

g○miのせいでこの言葉が広まってしまい、最近はみんな気軽に「上場ゴール」といいますが、これは単に株価が上場してから大きく下げるのとは違います。それは上の記事で述べた理屈で「構造上避けがたい」ことです。7割がたこうなってしまうのです。こういうのは市場のルールとして参加者がちゃんとリスクを承知のうえで取り組むべきことです。



しかしg○miなど一部の企業は投資家の自己責任、という範囲を超えて企業側の姿勢があまりに悪質です。だから上場ゴールと呼ばれるわけです。

上の記事でも述べたとおり、IPOの時に人気株に公募価格の数倍の値がついてそこから値が下がるのはまぁ投資家の自己責任です。だって公募価格でこのくらいの値段だよって言ってるのにそれより高い値段で買ってるんだから。しかしg○miは違う。上場時の初値が公募価格通りに値段が付いたのに、そこから株価が約10分の1まで下げています。(公募価格は3300円。年初来安値はついおとといつけた427円です)

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①上場してから公募価格より上の値段をつけない=公募価格で買った人が全員損をする。「SAW」において生存の目がないゲームをやらされてるんと同じ状態です。

②言い換えるなら「公募価格がそもそも本来の実力の10倍以上の不適切な価格に設定されていた」ということです。100円の価値しか無いものを1000円と値段をつけて売りだしたわけです。これが適正価格だというお墨付きを付けて。

③価格の裏付けとして決算予測や成長性を大げさに表記し、上場後何度も下方修正しています。つまり株主を騙す気まんまんなわけですね。

チャートが1年めに上のような形に成ることは珍しくありませんが、しかし、g○miが達成した3つの条件を満たす銘柄は年数件しかありません。だからみんなg○mi及びその主幹事証券である野村證券をゴミ扱いするわけです。

「ECI」「メビオファーム」「カービュー」「gu○osy」「ク○ウドワークス」あたりでググりましょう。
http://www.ipo-survival.com/2015/ipo_news.html

まぁこれについても大半は見えている地雷なので買いに行くやつが悪いといえば悪いのですが……


「Ap○bank」がリーチ状態の究極の上場ゴール

ちなみにg○miですら満たしてない「究極の上場ゴール」というものがあります。
「FOI」「モリモト」などでググりましょう。

私は当時投資をしてなかったのであまり良く知りませんが、
リーマン・ショック前後の2006年~2008年ころははこういうクソ会社が結構あったようです。

今話題になっているAp○bankはこちらの「究極の上場ゴール」の条件を満たす可能性があり注目されています。
これはg○miとは似ているけれど違うタイプですね。

個人的な意見ではAp○bankがこっちの上場ゴールを達成する可能性はかなり低いと思っています。



質の悪いIPOが増える理由

とはいえ、最近は「上場ゴール」とまでひどくないにしても条件の悪いIPOが非常に増えてきました。
特にゲーム会社はg○mi程ではないにしても悲惨なことになっています。

これはなぜかというとVCや証券会社に金を借りまくってた企業が、まだIPOの条件を満たすに十分と思えない、本来はもう数年時間をかけるべきなのにVCが資金回収を急ぐために無理やり上場させられるケースが相次いでいるからです。(g○miは、上場直前にLINEやジャフコ、グリーから滑り込みのように増資を行っているので上場時のルールを意図的に悪用しているのが明確であり、そういう意味でも超極悪です)

こうしたケースは「経済や業界が減速・斜陽気味になった状況」で増加するようです。

そりゃそうですよね。VCとしては経済が好調な時に成長を見込んで金貸してたけどこのあとどうなるかわからない。ヘタしたら倒産するかもしれない。「むしろ上手く行ってないやつほど」高く売れるうちにさっさと換金しておきたい。景気が良ければ時間をかえて待てたものが待てなく成る。「さっさと上場して金返せ」になる。だから景気や業界が悪くなればなるほど「なんでこんな会社が」っていうIPOがポロポロ出てくるわけです。
IPOの質の悪さは経済が好調かどうかの指標にもなりそうですね。

景気が良い時はだいたいどのIPOを選んでもいいのですが、2015年10月以降のIPOはそのほとんどが現在公募価格割れになっており、上場後に買うともれなく大損するケースが多いです。非常にタチが悪くなっています。


その会社の上場の動機や目的はよくよくチェックすると面白いです

また、上のようなVCの換金目的と比べたら悪質度は低いですが、やはり「なんで上場するの?」って思うケースとしてあるいは、高成長が見込めないが一定の成長を果たした企業が、とりあえずだ大企業への買収や第三者割当以外の創業者の株の現金化の方法として上場を選ぶ、というものがあります。

はてなはこちらだと言われてますね。 正直現金は余っていてそれほど使いみちがない。VCもいない。じゃあ創業者たちの株の換金かなーと安易な発想ですが、今後どうなるのでしょうか。

こんな感じで純粋に企業の成長だけを見て投資したい人にとってIPOってのは結構いろんな思惑がからみ合っていて難しいなと思います。殆どの場合はマイナスサムゲームなので上級者以外は参加すべきではありません。



そういう意味でも、公募価格で買えない場合、よくわからないならその株を買うのはしばらく待ちませう。

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