この夜が明けるまであと百万の祈り

私が元気づけられた出来事や作品についてのメモ。最近TED聴き始めました

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私が女性だったら、「出産や育児に関する苦難<得られる幸福」のイメージが湧かなくて挫折していると思う

先の「子育て」についての話の続き。



逆張りで有名な長谷川豊さんの記事読んだ。(リンク先は不愉快になる人いると思うので読まなくていいです)
フランスの少子化対策を、僕は成功と言わない : 長谷川豊 公式コラム 『本気論 本音論』

事実の話とか結構面白かったけど、彼の語り口調を見てすごいげんなりした。*1もうなんかガチガチに考えが固まってるんですよね。「俺の思う家族や親子や子育て以外は認めない」という感じが強く伝わってきます。

根拠はないけれど、多分日本はこの長谷川豊さんみたいに「親とは」「夫婦とは」「家族とは」みたいなのにすごいこだわりがある人が多いんだろうなと私は思ってる。そのあたりは、福沢諭吉が「学問のすすめ」の第八篇で嘆いていましたが多分その頃からあんまり変わってないのかもしれない。こういう人は、少子高齢化のために何かをすることよりも「今までの形を変える」ことがまず抵抗を感じるのだと思う。

しかし、「今の形以外を認めない。その枠内で少子高齢化をなんとかしろ」と言われても多分まともに議論することさえ出来ないように思う。ゼロベースというのは無理があるにしても、ゴールから逆算して優先度が高いことを実現するために、いろんな意見が出せる雰囲気になってほしい。




私が女性だったら、出産を考えるまでのハードルが高すぎ&得られる幸福のイメージが湧かなくて挫折していると思う

ところで、上の記事について、こういうブックマークコメントがあった。

「子供を愛せない」と(母)親が言えない社会だって事も少子化の主要な原因の一つね。

愛を口実に全て家庭=母親に負わせちゃう「自分」勝手な論理は確かにクレイジーと言われて仕方ない。

これ本当に思う。負担が特に大きいのは母親に成る人だと思う。
そうでなくとも「家庭」に負担が掛かり過ぎるので子供持ちたくない人結構多いと思う。





私は女性ではないので女性の大変さなんてちっともわかってないだろうけれど、それでもあえて私が女性だったらとちょっと想像してみた。
長谷川豊さんがいうような条件を満たそうとするのであれば、私は
パッと考えただけでもこのくらいの心理的ハードルを越えないといけないだろう。

「①(生涯離婚などしなさそうな)男性と結婚して
 ②経済的自立が確保された状態で
 ③出産等それにまつわる様々な負担を覚悟しつつ
 ④キャリアや時間が犠牲になったとしても
 ⑤母親になりたいという気持ちが強くて
 ⑥子供を愛したい、愛することが出来る自信がある」

「責任を持てない出産は絶対するな」というのは確かなのだけれどどこまで責任を取ればよいのだろうかわからなくて怖い。



いろんな心理的ハードルを越えて出産してもまたその後の問題が山積み。
出産したら保育園の問題とか有ってまた「子供のため以外の」苦労をさせられる。

「子供を保育園に入園ための努力をしなかったやつは甘え」みたいなコメントするひとよく見かけるけど
保育園の手続きなどで苦労させられるのは、それ子供のためではなく、お役所のための苦労でしょ、と私は思う。

子供を保育園に入れられたとしても人付き合いで苦労させられるとかもある。
これだって「子供がいじめられないため」にやってるけど「子供のために」頑張ってる充実感なんてないだろう。

すごく大変だから「家族のために」「子供のために」「自分がそうしたいから」やってると思いたい

「家族のために」「子供のために」なら頑張ろうと思っていても、
「それ以外のため」の要素が多すぎて、こちらはやればやるほど消耗していくと思う。

にもかかわらず世間ではこういうものも全部
「○○家のタメ」とか「本当に子供に愛情があるなら文句言うな」という言葉で片付けられるイメージが有る。
更に言うなら、「産む判断をしたのはお前なのだから自己責任」とか言われるとしんどいなあと。

自分の認識として「家族のために」「子供のために」で無いものを
「家族のために」「子供のために」と言われることがまず認識がずれててストレスになる(T_T)

また、たとえ出産の時にわかってなかったことも、問題が起きたら
過去に遡及してわかっていなければならなかったという責任が生じるのであれば、
もう私にはそこまで先のこと考える余裕が無いからギブアップするしか無いです(´・ω・`)



いろんな手助けが必要だと思うけれど、それ以前の段階として、
こういう「認識のギャップ」だけでも、なんとかしてもらえればまだなんとかなるのになあと思う。

しんどいのは全部嫌だというわけではなくて、
せめて「家族のために」「子供のために」以外の部分が少しでも楽になってくれればと思う。
「家族のために」「子供のために」「自分がやりたいから」頑張ってるって思いを持ちたい。

でも多分これが一番難しいことなんだろうな。

*1:イケダハヤトさんのオピニオンを読んだ時と同じくらい頭痛い。いうことは全てが間違いというわけではないけれどこの人って無茶苦茶「自分の中だけの定義多すぎて読んでてしんどい」と思う。他人の「自分勝手」を戒める文章を書いているこの人の論理こそが極めて自分勝手だと思う。