この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです。 ※記事を読まずにはてなスターを押して回る行為はお断りしております。

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「WORLD END ECONOMICA」ゲーム版が再販開始!これから布教頑張ります。

狼と香辛料」「マグダラで眠れ」などで有名な支倉凍砂さんの経済ノベルゲーム。


コミケで売られていたもののそれ以外での通販での供給量が少なく今まではすぐ売り切れて3倍くらいのプレミア価格になっていました。
最近ラノベ板が発売されたことから、ゲーム版の再販は絶望的かな、と諦めていたのですが再び定価で販売されることになった様子。



素直にすごく嬉しいです。



ラノベ板もいいけど、絶対にゲーム版でプレイすることをおすすめしたい。
今まで仕方なくラノベ板をおすすめしてきましたが、今後はゲーム版を普通に布教できるー!やったー!




私はこのゲームプレイしてから、株式投資というものに興味持ち始めて実際に取引を開始し、今ではすっかりその魅力に取り憑かれてます。
そういう意味で、間違いなく自分の人生に大きな影響を与えている作品です。



投資を考えてる人には、他で教えてくれない精神的な面が学べる最高の教科書

①投資の「怖さ」がわかる
決して主人公が投資で楽して勝利しまくるような俺TUEEEEEEという作品ではなくむしろ何度も投資で痛い目にあったり苦悩しながら、その恐ろしさを教えてくれます。読んだ人がみんな投資やりたくなるかというとそういうわけではなくむしろ大半の人はやめておこうと思うでしょう。


②投資について、良い点も悪い点も描写しつつそれでも投資にとりつかれている人たちがどういう人達なのかがわかる。これは巷にあふれる「投資の入門書」では絶対に教えてくれません。メリットばかりを強調し口座開設をやたらと勧めてくる「投資入門サイト」を見ても絶対にわからないことです。でも、1年近くやっていて思いますが、やってもいない人たちによるイメージや偏見ではなく実際にどっぷり投資にハマっている人から「投資の怖さ」や奥深さをストーリー形式で教えてくれる本は唯一無二だと思います。


③ミクロ(局所的な視点)よりもむしろマクロ(大局的な考え方)が大事であることを教えてくれる
マクロを理解することの重要さをストーリーでもって伝えてくれるというのも非常に大きいです。初心者が投資を始めるとまず自分の持ち株しか目に入らなくなりがちです。本当はまずこのマクロをなんちゃってでもいいから意識しながら投資しなければいけない。(私も詳しく理解出来てるわけではない)特にアベノミクスが終盤を迎え、個別銘柄の業績よりも、為替競争というマクロでの勝負になっている現状ではここがわかっていないとまず間違いなくやられます。

投資を始めた頃の初心者には「まずこういう考え方がある」という意識がそもそもありませんからこの部分を丁寧に説明する必要があるはずです。にもかかわらず、投資の入門本というのはこの部分は非常に弱い。すぐに使えるチャートの分析やローソク足の知識、四季報の見方や個別の銘柄分析については教えてくれますがマクロを意識した投資という考え方を教えてくれません。 初心者の頃はたしかにこういう話は面倒臭いし後にしたいのですが、そこの首根っこ捕まえてでも教えるべきことなのに、需要がないせいか、この部分は殆ど力入れてないんですよね。 一応書いてはいても、初心者はそこが重要だとわからないから頭に入らない。そういう状況において、この作品は二度のバブルとその崩壊の過程を描くことで、マクロ的な視点をストーリーで体験させてくれます。この視点はすごく役に立つと思います。


投資を抜きにしても、ボーイミーツガールの物語としてむちゃくちゃ面白いです

ついつい投資についての話の方に力を入れてしまいましたが、その部分に興味がなくてもすごくおすすめです。
投資一辺倒な作品ではなく、本筋は投資のことしか頭になかった主人公と、お金のことなんて大嫌いな少女のボーイミーツガールであり長い長い恋の物語です。
この二人が10年以上の歳月をかけて時にぶつかり合いながら最後に心を通じ合わせる長い長い物語。 ラブコメ好きな人なら絶対に大好物だと思います。

投資に興味のないという人もこっちを楽しみながら読んでみてください。

同作者の作品「狼と香辛料」「マグダラで眠れ」を読んだ人ならわかると思いますが、行商人の知識や、錬金術に興味なくても面白かったですよね?
その上で、読んでいく過程でいろいろ興味深い世界が見れる。 そういう意味で他にない体験ができると思いますよ。


映画「マネーショート」と比べ、「日本のコンテンツ」ができる可能性を見せてくれます

リーマン・ショックは知ってるけど「マネーショート」を見て、よくわからんかったなーと思った人、この作品は和製の「マネーショート」でもあります。

同じリーマン・ショックを扱っているのですが、事象よりも「キャラ」中心に掘り下げていくという作りで、やはり私はこちらの方が頭に入ってきやすいですね。
こういうアメリカ映画の作り方と、日本のオタクコンテンツの比較という面でも楽しめました。


とにかくね、この作品、主人公とヒロインもいいのですが「バートン」氏というキャラが無茶苦茶魅力的。
この作品プレイした人なら誰もがバートン氏の魅力について語るでしょう。


このように、ストーリーにキャラを添わせるより、魅力的な「キャラ」を作り、それにストーリーを集約させるというやり方、これは今後も有効だと思うのです。
よく日本のコンテンツはアメリカと比べて悪い点ばかり強調する人がいますが、日本には日本の良さがあるんやで!なめんなよ(笑)





私はこのブログで今まで200作品くらいいろんなコンテンツ紹介させてもらってますが、この作品はその中でも一番オススメです。ぜひぜひプレイしてみてください。
そして、バートン氏や主人公カップルの話で盛り上がりましょう!