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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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咲15巻  末原恭子は間違いなく主人公だった(過去形)

化物を倒すのはいつだって人間だ人間でなくてはいけないのだ!! (ヘルシング

末原恭子ほんま好きでした。

この作品みんなそれぞれの物語の主人公生きてる感じするのが好きだけれど末原ちゃんは特に物語全体においても咲と唯一渡り合えるような主人公的ポジションだったと思う。


準々決勝で見せた何度くじけても復活するメンタルの強さで好きになってしまった

末原先輩の強さと、咲さんが望んだもの - 週刊話半分

その威容に他校が畏れおののく中、末原先輩だけは極めてフラットに、いつも通りに思考を進め見事に倍満を上がっています、大したメンタルです。花田煌のような傷ひとつ付かない鋼のメンタルとはまた違う、たとえ何度メゲても何とか持ち直し勝ち抜くメンタル。すばらっ!

末原恭子ナンバーワン名言決定戦:第26回アンケート結果発表 | 咲-Saki-まとめアンテナ



15巻では過去回想からの華麗な復活

化物になれないただの人間のあがきも好きだった

アドバイスのおかげもあって、近畿大会はかなりチームに貢献できた。
でも同時に、戦う相手のレベルも上がって自分の成長の壁も見えてくる。
自分にはないもん持ってそうな数々のとんでもないプレイヤーたち。

ゆるやかにスランプに陥った。

「恭子ちゃんはヒロエちゃんを意識し過ぎなのよー。
 個性が違うんやから意識してもしかたないと思うのよ」

「せやろか」

化物連中の真似をしようとしてみても、自分の打ち方が歪んだだけで
なんもできずただ鬱になるだけだった。

「他人と比較するんやめたらええと思うわ」

「他人と比較するんやめたらええと思うわ」
「上級者との比較と分析が自らの上達に繋がるんやないですか?」

「大抵の人はな~。でもそれで手がとまるタイプはあかんかも~
 ふて寝して思考停止~
 そんで今やるべきことの中ですぐ終わるもんから片付けけていく感じで~」

「妥協みたいで嫌やなあ」

「妥協とかじゃなくてな~やりかたの問題やな~
 相対比較で手がとまるんあら、他人には意識向けずに
 自分の力の絶対値を上げるんもいいんちゃうかな~ってこと~」

「自己鍛錬に集中しろってことですか、まあやってみます」

能力ないけどみんなの気持ちを背負って大魔王咲に立ち向かう恭子格好良かった

スランプ脱出

自分の能力がバケモノ連中にはかなわんくても
私が私なりにできることを必要としてくれる人たちがいる
その人達のおかげで自分が無価値やないんやと前向きに考えることができるようになった

友達 後輩たち いろいろ報わなあかん!

スランプを抜け、自己鍛錬を積み重ねた結果

これこそがヨシノ監督から受け継いだモノ。赤坂監督が買ってくれた力や!

末原ちゃんはもっとも咲に近いキャラだった。 準々決勝では完全に手玉にとられていたけど、能力の差のハンデを覆して前半戦ではバッチリリベンジを達成してたと思う。後半でも張り合って見せ場を作ってくれた。

末原先輩はベイビーステップのエーちゃんにも似ています。主人公のエーちゃんは一目見て分かりやすいような特別な才能はありませんが、試合中に相手を分析してはその場で即座に対策を生み出し、試合中にどんどん強くなり、いつの間にか格上の選手をも脅かす規格外の対応力を持っています。

末原ちゃんの存在が、能力に依存してた咲のスタイルを変える展開は胸熱だった。しかし、その瞬間に「咲」が主人公の物語としては末原ちゃんの「役目」も「見せ場」も終わった。


その後の幕引きは一瞬だった。

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この作品は負けた相手については静かに描かれるのみだが、なんかものすごく悲しかった。

末原ちゃんの活躍がもっと見たかったよ……お疲れ様……