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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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それでも世界は美しい 12巻

もしかしたら……もしかしたら世界はもっと楽しいものかもしれない
生きることは、喜ばしいことなのかもしれない。
「世界は美しい」なんて俺には言えない。

けど、「それでも」と心の底から思える何かが
まだこの世界にはあるのかもしれない。
それを知っていきたい。

やっとタイトルの言葉出てきた。

まだ「俺にはいえない」という段階だけれど。

これが最後にはちゃんと心から言えるようになるといいですね。


私は「花とゆめ」のストレートど真ん中な路線の作品が好きです。

生まれて初めて読んだのは「フルーツバスケット」だったかなと思いますが、最近だと「赤髪の白雪姫」「暁のヨナ」「狼陛下の花嫁」「神様はじめました」「キスよりも早く」などが好きです。

媒体が違いますが「女王の花」「魔法使いの嫁」なんかも好きです。「ファンタジー」を有効活用して「乙女の夢」をドストレートに描いてる作品ですね。

女性の方が読むとどう感じるのかはわかりませんが、男である私が読むと、女の子がとてもまっすぐなところに惹かれます。

私が好きな作品に共通してると思ってるのは、基本としては「女の子が自分らしく生きる。そしてそれを男が受け入れ、支える」っていう関係性だと思ってます。もっというと「女の子が自分らしく生きることで、男もそれに合わせて変わってくれる」ってところもセットになってることが多いですね。

ただイチャイチャしてるだけではなくて、女の子が生き生きしてるのがポイントで、まずその女の子が魅力的だなぁと感じたうえで、その女の子が自分の意思で選んだ男の人とイチャイチャって関係がすごい破壊力高いです。


その意味で、この「それでも世界は美しい」の主人公ニケは、大国に嫁いだ小国の王女という設定なのですが、我が強く、大事だと思ったところは譲らない。そういう女性が、心に闇を抱えてる男の王様を癒し、心を開かせ、すこしずつ彼の魅力を引き出していき、やがてその魅力にのめりこんでいく、みたいな展開はニヤニヤが止まらないですね。

ニケ お前は、俺にとって窓だ。
暗い部屋から明るい世界を見せてくれた。
俺は、お前を通して、お前の世界を見ていたけれど
きっと見ていただけだった。

行きたい、お前と同じ世界に。
お前が感じてる世界を俺も体中で感じて生きてみたい。

家族は憎しみ合う対象ではなく、人はコマではなく、周りは敵ではない。
そういう世界に。 今ならいける気がするんだ。

正直、設定は「リアリティ?なにそれおいしいの?」だし、いろいろと雑なところ多いなって思うのですが、そんなの関係ねえです。ニヤニヤできればいーのだ。

この感覚は……そう、「ギャルゲー」に似てるなって思う。じっさい「暁のヨナ」って完全にヨナがその男前ぶりで男女問わずに「攻略」していくゲームみたいなもんだしね。


そんなわけで、この作品、女性からすると「私にとってのギャルゲー」みたいな感じなのかなーなどと思ってます。

あんたの心の問題を私が解決はしてあげられない。
でも一つアドバイスはできる。体を使ってごらん?

離れた心と体が出会うには、体を使った体験の積み重ねがいちばん効くんだ。
実感こそが、自分をつなぐ確かな根になる。
その体を使って、世界をしること。

必要なのは、想いと、実感だよ。

そして、実感を得るために体を使うということは
体を大事に扱わないとできないということ。
体を大事にするってことは、自分を大事にするってことさ。

そのことを忘れないでね。

というわけで。

私も最近さぼりがちの運動やろう。そうしよう。

私も時々でいいから「世界は美しい」みたいな体験してみたいしね。




余談。

このマンガ読んでると「流血女神伝」のカリエ思い出す。
この作品ほんっと面白かった。27冊夢中で読んだ。
またこれくらい作品にのめりこむって体験をしてみたいなぁ。