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この夜が明けるまであと百万の祈り

私が元気づけられた出来事や作品についてのメモ。最近TED聴き始めました

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英国EU離脱後の影響についてメモ

英国民投票、結果僅差でも再投票行なわず=キャメロン首相 | ロイター
「2度目の国民投票を」170万件超の署名殺到 : 国際 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
EU「英国はなるべく速やかに離脱を」、未練断つ共同声明 写真3枚 国際ニュース:AFPBB News

勉強メモです。間違ってることを言ってたらツッコミお願いします。
(前回は英国の「金融政策」についてについての理解が間違っていたので修正しました。ご指摘ありがとうございます)


FacebookでみかけたEU離脱に関する発言まとめです。

欧州の貧民、および貧困国がより困窮する

EUによって大きくなるのは貧民対策を賄う手段だった。大きく豊かな国から奪える、分配してもらえるからだ。しかし英国が抜けて支払いのパイが小さくなるので、欧州全体は貧民、および貧困国がより困窮する


United Kingdumの南北問題がさらに大きくなる

http://www.bbc.com/news/politics/eu_referendum/results

南部:ウェールズイングランド    = 離脱
北部:スコットランド北アイルランド = 残留

つまり元々のイギリスは離脱派で、
戦争などを通じて合併吸収委した北部はEU派

まさに南北問題。裕福な南部には、大量の移民が、大陸欧州から各種の社会保障のただ乗りを目指してやって来る。北部には、さほど来ない。

実際スコットランド独立→EU所属の機運がふたたび高まっている。


金融権力の世界では、USの地位が上昇する

ロンドンも欧州も敗者になり、金融権力はUSに集中するだろう。ロンドンの金融権力の地位低下分は大陸欧州にシフトするというのがコンセンサスだが、「ロンドン+大陸欧州」全体の金融権力が低下し、その分はUSに流れるだろう。
さらに、重要なことは、金融権力の世界で重要なことは、地面ではなく、人間だ、創造性だ。

この流れは変わらない、さらに強化されるだろう。つまり、金融権力の世界では、USの地位が上昇するだろう。日本は、多少のおこぼれを頂戴するかもしれない。

政治的に欧州とUSの対立が深まる

国際政治的には心配が増えた。大陸欧州が政治経済領域でのvolatility増大要因となる

1:UKという貧困欧州への配分資金元を失った
2:UKというUSの仲間を失い、欧州内でのアンチUS陣営(フランス&ドイツ)
が相対的に強くなる

今後の国際政治面に関して、欧州対USの摩擦を拡大させる。特にサウジ、イラン、エジプト、シリア、リビアを中心とする中東アフリカ100年戦争の状況はますます困窮する。欧州には自ら解決する軍事力も資金力も無く、US主導にはメンツで反対するという最悪な状況へ進む可能性がある。

なお、UKを心配する向きもあるが、私は楽観している。歴史的に独立独歩、有象無象とは距離を置く、、それが英国の歴史、DNAだから。離脱派の内部では、急速に冷静で現実的な「解」を見つける努力がすでに始まっていると思う。そして、残留派も新局面への現実的な対応を練っているだろう。

欧州は、日本製品に対して、かつてのようなイヤガラセをする可能性が高まった

UK消えれば、フランスの発言力が高くなるから。だだし、80年代のような表立った強硬手段はないだろうけれど。

(参考)VTRの税関を全国で一か所にしたフランス
http://masadiary.diarynote.jp/201008141502541102/

政治的統合をサボータージュしてきた政治家の付けが回ってきた

政治と経済は緊密に結びついている。だから、「経済は統合するが、政治は統合しない」という状況は様々な矛盾を生む。

企業Aと企業Bが合併すれば、社長は2人から1人に減る。複数国家の統合を目指すEUの政治部分の統合とは、各国の政治家が自国統治の権力を放棄させられ、より少数のスーパー欧州国家に支配権力を明け渡すことを意味する。それを各国の政治家は「わが国には固有の文化や制度や・・・」と言い訳をして、政治家だけが安住の地から出ない「統合のサボタージュ」を続けてきた。

今回の英国のEUからの離脱は、その矛盾点を今以上に論点化させるだろう。「わが国には固有の文化や制度や・・・」と言い訳は、離脱の言い訳にいつでも転化できるのだから。

過去のユーロ危機も勉強しないといかんかな…

EU諸国の問題は
①政府債務
②銀行危機
③域内南北格差
④ユーロ制度の欠陥

・リーマン危機(2007-9)
・2010-13年にかけてギリシャ・ショックに端を発し3波に分けて襲ったユーロ危機、
・その後のポストユーロ危機 ←イマココ

この度重なる危機の回避の過程で、ECBのドラギ総裁のリーダーシップが発揮され、ユーロとECBはユーロ2.0と言うべき段階に入ったことが詳述される。ただし、同時に平等な先進国から構成されていたEUが、帝国とでも言うべき変質を遂げたことも指摘される。

Brexit自体はリーマン危機とは性質が違うというのは別ブログのほうで書いたけれど、中国債務問題がある以上、リーマンショックの際のユーロの動きやどう対策したかはちゃんと知っておかないと危ないかもしれない。