読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

この夜が明けるまであと百万の祈り

私が元気づけられた出来事や作品についてのメモ。最近TED聴き始めました

【スポンサーリンク】

「教えたい欲」との付き合い方について

私は教えたがりである。

私はどうも、学んだことも、一度自分なりにアウトプットしないと頭に入ってこない残念な脳のつくりになっているらしく、アウトプットすることで初めて理解する喜びを味わえるようだ。

だから、もくもくと勉強することにはまるで楽しみを感じることができなかった。学校でも授業で聞いたことをほかの人に説明させてもらったりしてた。だから授業のノートも、最初から後でほかの人に説明するのを想定しながら書いたりしてた。 実際にほかの人に説明してみると自分一人では結構間違って理解してることも多く、都度ツッコミなどを入れられつつ楽しく勉強できた。その時の習慣から、今でもとにかくなんかインプットしたことは自分なりの理解を語らせてもらいたいなと思うことが多い。


そんなわけで、私は特に知識が優れてるわけでもないくせに、自分が知ってることを相手が知らなかったらとたんにテンションが上がってきて、説明させて欲しいなって気分がむくむくわいてくる。

人に何かを教えようとしてる状態って気持ちいいけどいろいろと危うい。

でも、この教えたい欲は結構厄介だ。「教える立場に立つとき、自分が無意識に傲慢で無防備視野狭窄になりがち」だということを認識しておくことが必要だ。

http://news.livedoor.com/article/detail/11207024/

「人間というのは面白いもので、教えようとした時に必ず間違うんですよ」と断言し、「俺だけが知っているとか。こんな考え方も君たちはできないのかとか。人を導こうとか教えようとした時に、必ず人間は失言する」と指摘した。

自分よりよくものを知ってる人が山ほどいるのはわかってるんですよね。でも、「自分よりわかってなさそうな人」が視界にあって、そちらを強く意識すると、なんとなく自分が偉くなったような錯覚に陥ってしまいがち。

自分が教える側の立場だって一度モードが切り替わると、プチ全能感みたいなのが得られちゃうのかな?わざとではないけれども、無意識で「わかってないやつに教えてやるんだから、わかりやすさが大事だ。少しくらい大げさに言っても問題ないだろう」「ちょっとくらい正確でなくても、俺のほうがわかってるんだから文句など言わないだろう」「いちいち細かいところをチェックするような人はいないだろ」みたいな態度になっているような気がする。

なによりよくないのが押しつけがましくなって、相手の興味とか価値観とかを軽視しがちになることですね。ぶっちゃけ、教えたい欲が行き過ぎると、自分ではいいことしてるつもりなのにかなりの確率で「偉そう」とか思われて嫌われたりする。


同じことをアウトプットするときでも、自分より詳しい人、たとえば学校で自分より成績良いやつに説明するときとか、大学の時の教授などに報告することを意識してたら絶対にもっと慎重になるはずなのに、妙な解放感を感じて大胆になりすぎてしまう。


「教えたい欲」の発散は、気軽にフィードバックを返してくれる相手に

こういうのはたいてい調子に乗りすぎて失敗することでちょっとずつその付き合い方を覚えていくのだと思います。私もあれこれ語ってはしょっちゅう間違え、突っ込まれまくったり痛い目あったりして「教えようとすることは気持ちいいけど、気をつけなきゃいけない」ということを学んできました。


んだけど、ネットに出るまであまりアウトプットをすることがなくてフィードバックを受ける機会が少なかったり、はてブツイッターなど一方通行性の強い場所でひたすら言いっぱなしの快感だけを享受してたり、ポジティブフィードバックに偏ってるSNSでアウトプットするばっかりで、なんか慎重さって言葉忘れてるかネジ吹っ飛んでる人多くなってきてるような気がしますね。


自分がちょっと耳にした良い話なんかを、確認もせずバンバン拡散しようとするし、ネットDE真実への耐性はどんどん下がってるような気がするし、価値判断すらしなくなってる人が堂々と目立つようになってきてるかなーとか思う。で、基本いいことを言ってるつもりなオーラが出てるのが不安になる。


せめてこういう人たちは、自分が良かれと思ってやってるアウトプットでも痛い目にあうことがあるってのを早い段階で体験してほしいなーって思う。「いいね!」だけが行きかうきれいな空間なんて、私的には逆に怖すぎて近寄れない。それ求めすぎると、どんどん自分より情弱の人間を見つけたり作っていくことが目的になりそうだから。


最初からハードモードに挑む必要はないと思うけれど、「自分よりものを知らないやつに教えてやる」という意識と「自分より詳しい人にチェックしてもらう」みたいな意識を合わせ持ちたいところかなと思ったりもする。

(あー、でもリアルでそういうフィードバック受け続けてるから、ネットではせめて誰にも批判されることなく気軽に書きたいって話もあるかな……)