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NHKの報道姿勢の話もいいけど、まず貧困女子高校生本人の話をちゃんと聞こう

NHKが貧困報道でねつ造をした、という件がちょっとよくわからない: 不倒城

1.散財しているからといって即「貧困でない」ということは出来ない
2.それも含めて、「現段階で見えている情報だけでは」「NHKの報道は捏造である」ということは出来ない
3.みんなすぐ吹き上がらないで落ち着きましょうよ

NHKの貧困女子校生の話って「なんだかおかしい」のは間違いないと思うんですけど - ←ズイショ→

NHKの「なんだかおかしい」点は、そこじゃない。そんな広い話じゃなくて、NHKの取材の仕方と編集の仕方が、「なんだかおかしい」ってだけの話なんですよ。そこで注意する時の言い方は、「そのやり方と結論は間違っている」であるべきだと思います。少なくとも「何も間違っていないだろ」ではないはずです。

私の意見を書きます。

もしNHK叩きたいだけじゃなく貧困女子高校生の話がしたいなら。とりあえずその貧困女子高校生の話聞きましょう。ちゃんと話を聞くつもりもないなら、放っておきましょう


経済発展の過程では 人々が支援を必要としないなら 放っておくべきだと言います これが支援の第一原則です 支援の第一原則は「尊重」なのです



今回の騒動でみんなが議論に躓いているというのであれば、一番大きな理由は「話の主役であるはずの貧困女子高校生本人の話をちゃんと聞こうとしてないから」だと思う。



この件に関して言いたいのはほんとにこれだけです。本当は私はこの件言いたいことがたくさんあるのですがそれはおいといて。




「話の主役であるはずの貧困女子高校生本人の話をちゃんと聞こう」
今回はこれが大事かなと。





子どもの貧困 学生たちみずからが現状訴える | NHKニュース

①うららさんは、小学5年生のときに両親が離婚し、現在は一緒に暮らす母親が働きながら家計を支えていますが、経済的に厳しい状況です。



②うららさんは塾にも行けませんでしたが、公立の高校に進学し、現在は、生徒会長を務めています。
進路を選ぶ3年生の夏を迎えたうららさん。絵が好きで、アニメのキャラクターデザインの仕事に就きたいと、専門学校への進学を希望していましたが、入学金の50万円を工面することが難しく、進学は諦めました。



③経済的な理由で将来の選択肢が狭まっていくのを感じています。学校の担任から、夢を諦めずにさまざまな技術を学ぶことができる公的な職業技術校への進路を提案され、家計を助けるためには就職か技術校に進むのか今も迷い続けています。



④経済的な理由で、希望する専門学校への進学を諦めた高校3年生のうららさんは「みんなが当たり前に持っているものが自分の家にはない。みんなが普通にできることが、自分の家ではとても困難。自分は貧困なのかもしれないと思った」と話しました。「みんなが当たり前にできることが自分だけできない。置いて行かれている。こんな自分が惨めだと思った」「私はいちばん不幸だなと思った。夢を持っているのになんで目指せないんだろう」と話した。



⑤そのうえで、うららさんは「貧困の子どもが大人になり、同じような生活を強いられ、この状況が繰り返されることで未来の子どもも貧困になってしまうかもしれない。その子たちには、私のようにお金という現実を目の前にしても諦めさせないでほしいです。現実を変えるために、子どもの貧困は日本にも存在するのだと理解してほしい」と訴えました。
うららさんは「夢があって、強い気持ちがあるのに、お金という大きな壁にぶつかってかなえられないという人が減ってほしい。いろいろな人に知ってもらって、助けられていく人が増えてほしい」と話しています。

この文章を読んで

①彼女が自分が「貧困」かもしれないと思った理由について述べなさい

NHKは彼女を絶対的貧困者であるように描いていると思いますか?

③彼女はどういう意図をもって今回の発言をしていると思いますか?

みたいな国語の問題を出したときに(解かなくていいですよ?)



今って「文章を読まずに問題文と画像だけ見て答えを書きました」みたいな状況になってるんじゃないかなと思ってます。

そこで「回ってきたカンニング用紙の答えをそのまんま書き込む」とか「周りから伝わる断片的な状況から元の文章を推測してそれをもとに答えを書く」みたいな難しいことをやってる人が多いですが、「文章読まずに問題文解くために頭使うくらいなら文章読めば?」と思うんですよね。みんなわざわざ難しいことやって混乱してしまってるような?



みんながやってる話って「アニメの演出がだめだから1話で切るわ」みたいなことになってるのかなと。
まぁ作画やら演出が大事な人はそれについて語ってくれたらいい。別にそれは間違いじゃないと思う。私も、あまりに作画や演出がひどい作品は最後まで見るの耐えられないしそこの文句は言う。でも途中で切ったなら、演出や作画の話の批判だけにすべきで作品の批判されても、微妙な感じではあるかなと。
私としては、一応最後まで見た人の、全体を通したストーリーについての感想が聞きたい。1話や3話で切った人は演出や作画の話しかできなないはずです。ストーリーの部分についてまでダメ出しないでほしい。



アニメや映画というフィクションと報道ごっちゃにするなと言われそうですね。

実際今回はまさにそのあたりが問題なのかとは思ってます。報道であるにもかかわらずリアリティ描写を盛ろうとした部分が問題になってそうですね。ここで違和感を感じた人が多いと。

だからなんかおかしい、って思ったりいうのはいいけどそこからが雑すぎて嫌悪感強いです。わからないと思った時にどうわからないのかを考えるのが大事なんでは?




そもそもがその演出部分、本当に問題なんかな? とくに「ワンピースを我慢すればPC買えたんじゃない?」という指摘は違和感あるな。あんまり賛成できない。

自分の家が経済的に厳しいことについて実感させられたのは、中学時代の授業だったといいます。パソコンを持っていなかったうららさんは、授業で先生に「ダブルクリックして」とか「画面をスクロールさせて」などと言われても、ついていくことができませんでした。母親からは千円ほどのキーボードだけを買ってもらい、一生懸命練習したことは忘れることができない出来事でした。
うららさんは「みんなが当たり前にできることが自分だけできない。置いて行かれている。こんな自分が惨めだと思った」と当時を振り返ります。

素直に読めば、中学が開始した頃にPCの授業が始まる前か始まったころにPCを買うためのまとまったお金がなかったという話だと思うのですよ。「ワンピースを我慢すればPCを買えた」と言ってる人はどの時点でPCを買えればOKという話なのですか? 自分がまさにそういう計算をしなければならない状況を考えたら、それは貧困とは言えるのではないかなと?そのあたり判断するには情報足りないと思うんだけどな。


関心ないけど周りに流されてみたのか、伝聞や画像の切り抜きだけ見て大騒ぎしてるのか。そのあたりで、その人の情報に対する接し方を表しまうかな。





ところで。

この記事は絶対1か月以内に自分にブーメランが刺さる。これはもう絶対に間違いない。

たいていは、わかってても「話を聞く」前に自分の考えが駆動してしまう。それは絶対に我慢できない。絶対に話ちゃんと聞いたり読んだりせずに自分の意見を書くことになる。

だから、偉そうなことを言ってるけど「これができてないから駄目」とは絶対に言いません。そんなこといえるひとはいないはずです。

でもとにかく、できる限り自分が話す前に、我慢して聞いてみようよとは思います。