アメリカの高校生がうらやましくなるシリーズ第二段。
日本では「池上彰」でないとできないような話が、
こちらでは投資や金融の分野でも「教育」という形できっちりされてるんだなあと思います。
独学で1年ちょっと勉強してきましたが、
目次を見ただけでも興味を惹かれます。
外国為替の経済学
①外国為替相場について
②為替取引(世界は為替で動き出す)
③固定為替相場 (金の足かせが外されたドルという通貨)
④1989年日本の不動産バブル
日本にも「金融入門」という名著がありますが
サブプライムローン問題や世界恐慌、南海バブルなど
具体的な問題を通して高校生でも興味をもって理解できるように組まれてるのがわかる。
難易度的にはこちらの方が少し高いので、
先の「投資の教科書」を下敷きにした方がいいけれどこれ単体でも無理ではないと思います。
実は金融といっても私たちのような一般人がニュースを見るときに理解しておくべきは
・金利
・中央銀行の役割
・為替(デリバティブ)の仕組み
3つだけで、ほかの専門的なところは知りたい人だけ知ればいいです。この本は「高校生向け」となっているおかげそれ以外の難易度の高いところはほとんど書かれていないので読みやすいですね。
こういう話って、ほんとに頭の柔らかい中学生とか高校生の時期に教育しておいた方が絶対に良いと思うんですよね。実際に給料もらって働く社会人になってからだと、逆に頭に入りにくい気がする。
なので、学校でやってくっれば理想だけど無理そうだし、ニコニコで中高生に人気な人とかが朗読会とかやったらいいような気がしてきた。だれかやってください。