この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです。 ※記事を読まずにはてなスターを押して回る行為はお断りしております。

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今更だけどニコニコ動画の「ゆっくり解説シリーズ」が好き。やる夫シリーズを思い出す

アニメ「ドリフターズ」面白いですね。ついにハンニバルスキピオ出てきましたよ。

それにあわせて「ゆっくり解説」シリーズでも

ハンニバル最強伝説の象徴である「カンナエ(カンネー)の戦い」が登場してます。
せっかくなのでこの機会に覚えていってくださいねー。

今更ですが、こういう解説シリーズほんと好き。



数年前、やる夫シリーズでいろんな歴史もの読むのが好きでした。

(個人的にやる夫シリーズでは「フランス革命を生き延びるようです」と「星新一シリーズ」が好き。やる夫シリーズのせいで、ローゼンメイデン原作を知らないけど翠星石のことを知ってる、って人結構いると思うw)

今でもやる夫シリーズは新作は出ていますし、料理ものなど軽い奴などサクッと読めて楽しめるものはたくさんあるはずですが、スマホに対応してないものが多かったり、基本的に今となってはスクロールしながら読むのは結構大変です。

この「ゆっくり解説」シリーズは、ながら作業で楽しめるのがとてもありがたいです。こちらのシリーズも面白いのがあったらまとめていきたいなと思います。著作権に問題があるものが多かったり恣意性が混じるのが難点ですが、そのあたりのチェックさえうまくいくなら、学校の授業に使ってもいいくらいだと思うんだよなぁ……



ここからガラッと話は変わります。

こういう会話形式って、インプットの方法として実は一番効率が良いと思う

この動画、授業形式としてもとても優れていると思います。


教科書で淡々と解説を読んでるだけではなかなか記憶に残らないですよね。

会話形式で、かつ「ひっかかりどころ(記憶のフック)」をしっかり用意していくとまず忘れないし、なんといっても面白いと思います。何より、自分でも他人に伝えられるし、伝えたくなる。そういう感じがとても良いなあと思う。



この解説の中では、とこどろころ「あれ?」とか「なんで?」って思わされるところがあって、まさにそういうところこそが記憶のフックになるんですよね。逆に、そういうところを放置しておいてとりあえず丸暗記しておこうとしても間違いなく記憶から消えます。



なぜかというと、とりあえず丸暗記という覚え方をしても「意味記憶」にしか入らないから。「記号」のようなものとして覚えちゃうんですね。意味記憶も長期記憶ではあるのですが、これは使っていなければ結構忘れます。


一方、やりとりをしたり、質問をしたりして自分が能動的にかかわって、あの時ここに引っかかったなぁという要素などとセットにした場合は「エピソード記憶」となってしっかり記憶に残ります。だから、なんでもそうですけど「間違えたり」「疑問におもったところを確認したり」など何かしらひっかかりを作ったほうが、記憶に残りやすいです。というわけで、記憶のフックを作って言ったり、その問題について自分が関わったという感覚を作っていくことが大事です。




一番簡単なフックのつくり方は「間違える」か「誰かに説明してみようとすること」です。説明しようとしてみると、話のつながりなどで、相手が理解できるように話すのは結構苦戦します。「自分はわかってるはずなのに説明できない」という経験をしながら、話をつなげてしゃべれるようになると、すべてが一塊のつながったエピソードとなっていますから記憶は強化されます。もっといえば、つながりの部分さえ理解していれば、いちいち細部を覚えていなくても再現できるようになりますよね。



こういうのすごく大事だと思います。



子供のころは記憶保持力が中途半端にいいからか、とかく効率的な「意味記憶」に頼りがちだったりします。しかしこれだと覚える量が多くなればなるほど対応することは難しくなります。「記憶保持力がなくても勝手に記憶にとどまっている」状態を意識して作っていった方が急がば回れで効率よかったりしますよね。何より覚えるだけって結構しんどいし。今はこういう意味での記憶力ってのが評価されにくいというのもつらい。どうせインプットするなら、ただ覚えてるだけじゃなくて「自分でほかの人に説明できること」を少しずつ作っていく方がよいでしょう。



本来は一人一人がこういう感覚を意識して物事をインプットしていきたいところですが、なかなか難しいですよね。そこで、もう一度上の解説動画を見てみると、そういうポイントをいくつも作ってくれてるのがわかると思います。


こういう感じで見ていくと、要所要所で興味を引き付けられるから退屈せず、きちんと理解できて、理解できた状態で記憶に残って、「ここ知ってる?」って感じでどや顔で話したくなるでしょう。もっといえば、周辺の情報について調べてみたくなりませんか?



・これだけ強いハンニバルがいたのに、なんで負けたの? 
ハンニバルが敗れた戦いってどんなんだったの?敗因は?だれが勝ったの?(ザマの戦い)
・そもそもポエニ戦争って何? どのくらいの間戦ってたの? (Wikipediaローマ人の物語へGO!)



といったように、久米田先生の言葉を借りるなら「ポロロッカ現象」が起きれば最高です。こんな感じで、話の内容で楽しませて、人の興味を掻き立てるような、そういうコンテンツが今後本当に求められてると思うんですよね。


池上さんはまさにこういうコンテンツがどれほど需要があるかをしめしたと思うわけで、ほかの人もどんどんこういうのやっていったらいいと思います。 (ただし辛坊治郎、てめーはだめだ)



もはや単なる知識を伝えるためだけの授業であれば、教師の専売特許でもなんでもなくなっている。しかも、教師よりはるかに面白く、上手にできる人が増えてきてる。そう思います。それこそビデオでもいいじゃないか、ってみんな思ってると思うんですよね。(授業運営は奥が深いというか多面的なものなのでもちろんこれだけじゃないんですけれども!)

親や生徒たちが、学校に限らずいい授業を見て、学校でも「こういう授業やってくれ。そのかわり興味を持ったら自分で予習復習してくるから」とか、「勉強は自分でやるからもっと楽しいこと教えてくれ」みたいになっていってほしい。



そのために必要なのは「評価基準」に対する考え方だと思います。次はそんな話をしているTED動画を紹介したいと思います。とりあえず予告として、これです。良かったらこちらも見てくださいね

サルマン・カーン: 点数ではなく身に付けることを目指す教育 | TED Talk | TED.com