頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
アークナイツ
kindleセールの紹介
新NISA解説ブログ
発達障害

ゆっくり霊夢はFランク大学の就職課に就職したようです30話


30話でやってた質問者の回答が素晴らしかった。

「中学三年生の女の子が将来の就職を考えて進学先を相談する」という展開に対してうぷ主がどのように回答したか。 この部分は是非他の人も見てもらいたいですね。
「誰かの相談に答えるってこういう風にすると伝わりやすいかも」って思いました。私は質問者本人ではないので他人事なのにぐっときた。





自分なりにはこういうステップだったのではないかと理解したものをまとめてみます。

質問回答のステップ1 まずは「質問されること」「相談相手として認められること」

意外とみんなこの部分を忘れがち。私も、質問すらされてないのに勝手に答えようとすることがあります。でも、この段階をクリアしてないと真面目に答えても相手はあんまりちゃんと聞きません。


質問回答のステップ2 理解する(&共感を示す)

次に、質問や相談をされたらいきなり自分の意見を言おうとする人もいますが、これも大体失敗します。
その前に最低でも、どれだけ相手のことを理解しているか、少なくとも相手も質問がこういうものであってるか、という確認が必要。理想を言えば理解しているだけではなく共感を示すことができるなら回答に熱が入るのでより相手に伝わりやすいでしょう。しかしこれはまぁ無理にやるものではないかなと。

質問回答のステップ3 教育・情報提供

相手の質問や意図は理解した。さあここで回答するかというと、まだ早い。一方的に答えを言っても相手が理解・納得できなければ意味がない。そして、そもそも質問者と相談者の間には知識のギャップがかならずある。なのでまずそれを埋めなければいけない。そうでなければ同じ土俵で考えることが出来ないから。

これをサボると、いくら正しいことを言っても、相手は無知のままなので自分の意見をそもそも理解できません。しかしこれで相手が自分の言うことを理解できなかったとしても悪いのはお互い様でしょう。分からない側が「自分にどういう情報が足りて無くて質問しているのか」を理解して質問するのは難しい。だから分かってる側である回答者側が、この問題回答に必要な知識を提供しなくてはいけない。

はてブの回答が原則として無意味なのはこの③を行うことが実質的に不可能だから。各人の理解や知識、あるいは思考のもととのなる文脈にギャップがある状態をそのままにしてみんなが思い思いに発言しても、通じることはまずないです。

質問回答のステップ4 ようやく回答

ここでようやく自分の考えを伝えることにします。準備が出来ているからこそ話を聞く。逆に言うと、ここまでの部分は長々とした話に耐えて貰う必要があるので、そういう意味でもステップ1は必須になるわけです。

もちろん、両者の知識や情報のギャップが大きくなければ、先に結論部分を回答をして、細部を説明するというパターンも可能です。(つまり4→3。プレゼンとかだとそういう形を取ることも多いですね)でも、効果は間違いなく下がると思いますよ。

煽り・炎上記事は1~3を全てすっ飛ばした雑な記事がそうなることが多い。そういうのはもうほんとただの雑な記事なんで、「炎上ブロガー」でもなんでもなく「雑なブロガー」って読んだほうがいいです。

質問回答のステップ5 行動を刺激する

「こうするべきだよ」って終わってももちろんいいのだけれど、理想としては「行動を促す」という部分があったほうが良いです。 これは相談する側のためというよりは相談される側、説明する側の心構えの部分でもあります。

「こういう風に行動しよう」と言えるくらいまでしっかり意見を持ってる方が相談相手も安心できるし、実際行動してもらわないといくら相談に答えても意味がない。






おまけ ゆっくり就職シリーズの過去の内容について

ちなみに20回からの内容はこんな感じ。1回目からリスト作っておけばよかったわ……

基本的に1回めから見て積み重ねるのをオススメしますが、○や◎がついてる回は単体で見てもわかるようになってるので興味がある回をチェックしてみて気に入ったら一話から見てみると良いでしょう。


20話 ○企業から見た時新卒と既卒の差がどれほど大きいかの話(※過激なので注意)
    ◎就職活動後半戦という「敗戦処理」をどう乗り切るかという話
21話 (20話の続き。Fラン大生で就活に成功した例)
22話 ○ノックの回数など、就活に関するマナーに関する考え方の話
23話 (Fラン大で学生の就活クラブの運営がうまくいかない理由)
24話 (Aさんの過去話) 
25話 ○企業はなぜグループディスカッションをするのか。
     ダメなGDの実例、そして何が問われているのかという話 
26話 △親子連れで就職課に来る学生についての話)
27話 ○学歴フィルタに関するネットの誤解についての話
28話 ○奨学金に関するネットの誤解についての話
29話 △就活本を利用するためには最低限どういう基礎が必要か質問者への回答1~2
30話 ◎新卒一括採用がどれほど恵まれているかという話。質問者への回答3

敗戦処理を、うまくやれ。敗戦処理をうまくやるからこそ次の展開が残る。敗戦をさっした瞬間にすべてを諦めてはいけない」
「良い就職ではなくとも悪くない就職。悪い就職であっても最悪ではない就職を目指す」
「まずやるべきは、これまでうまくいかなかった原因をみつけ、自分の現実を直視すること」
「こんなはずじゃなかった」と現実を直視しないことよりも、悪い現実を直視して粛々と対処することのほうがよほど勇気がいることだ」
「原因までわかっていながら改善しようとしないのならばそれはただのバカ。改善できないと開き直るならば、それでに相応した人生を受け入れる準備をしたほうが良い。」

P.S. 
少なくとも、こんな何の価値もない記事読むくらいなら
こっちの動画見た方が有意義だと思うよ。
http://anond.hatelabo.jp/20161218031848