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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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2016年後半に読んだマンガ振り返り 特にお気に入りな10作品紹介

とにかく自分にとって2016年後半は「嘘喰い」がすごすぎた。


文句なしに面白いので他の人にも是非読んで欲しいと思うマンガ10作品

1位:嘘喰い 卍決戦~エア・ポーカー編

嘘喰い 43 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)[Kindle版]

迫稔雄 集英社 2016-09-16
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あまりの情報密度に、読んでるだけなのにこちらまで息が苦しくなる展開でしたがそこから下放されたときのカタルシスが半端なかった。怒涛の伏線回収とともに今までここまで積み重ねてきた伏線回収から物語の決着までいろんなものが集約されて、脳から快楽物質ドバドバ出てたと思います。

ここまで読んできた読者にのみ与えられるご褒美みたいなものですが、これは味わう価値あると思う。2位以下の作品も素晴らしいですが、今年はとにかくこの作品が他の追随を許さなないダントツのナンバーワン。


2位:Ib- インスタントバレット&かぐや様は告らせたい

ib -インスタントバレット-(5) (電撃コミックスNEXT)[Kindle版]

赤坂 アカ KADOKAWA / アスキー・メディアワークス 2015-10-27
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5巻で「ひとまずの完結」を迎えましたが、作品のもつ広がりの可能性は非常に大きく、作者もいつかもっと有名になって新しいIbを描くつもりだと語っている作品。
中二病」の根源が「他の誰でもない自分を認めて欲しい気持ち」だとするならば、まさにその根源に向き合おうとした作品であり、中二病がテーマの作品の作品が好きな人は読まずにいるのはもったいない逸品です。
この作品読んだ後同作者の「かぐや様は告らせたい」読むとそのギャップで笑いが止まらないww


3位:7SEEDS31巻 

7SEEDS(31) (フラワーコミックスα)[Kindle版]

田村由美 小学館 2016-04-08
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このブログでは何度も何度も取り上げてますが本当に巻ごとにドラマがあって盛り上がりますよね。 現代版「漂流教室」であるこの作品も、ついに「BASARA」の巻数を越えて、安吾が大きな節目を迎えるところまでやってきました。
大人を恨みながらも、精神的にそこから卒業することができず、加害者にまでなってしまった子どもたちが、自分たちの傷や罪と向き合いながら出した答え。正しいとか正しくないという話ではなく、とにかくよくぞここにたどり着りついてくれた。よくここまで生き延びてくれた、と胸に来るものがあります。


4位:イチゴーイチハチ&青春しょんぼりクラブ

1518! イチゴーイチハチ!(3) (ビッグコミックス)[Kindle版]

相田裕 小学館 2016-12-22
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ガンスリンガーガール」の作者が描く学園青春もの。やはりああいう世界を描ける作者さんは学園を現実から切り離された理想郷としては描かない。この作品でも「世のままならなさや厳しさ」みたいなもの、なにより「生きる希望や動機の不在」というちょっと重たい感じの、要素が含まれてます。
そういう世界観の中で、それでも自分の人生を前向きに生きるヒントはどこにあるかというと……ってな感じで、私のようなオッサンが読んでもぐっとくるものがあります。


5位:3×3 eyes 幻獣の森の遭難者

3×3EYES 幻獣の森の遭難者(4)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

高田 裕三 講談社 2016-10-20
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「3☓3eyes」復活と聞いてすぐに飛びついてしまったのだけれど満足の一品。
前作が「非力なものが多くの存在の力を借りて大きなことを成し遂げる。生きる意味を見出す」というテーマだった。子供というか若者が独り立ちをするような部分を描いてた。今作は、そこから少し成長して「交換」というテーマを描いている。 助けてもらったもの、受け取ったものを返していく。祝福して貰ったならそれに気づいて感謝を返す。困難なときこそ思いやりの交換は難しくなるけれど、そういう状態でこの交換を機能させるには何が必要か。そういうものを描いていてくれていて心があたたまる。
一方昔のファンを満足させる「パイ萌え」や「セカイ系」の要素も健在で、既存のファンなら満足間違い無しだし、これを機に旧作に触れる人が一人でも増えたら嬉しいなぁと思う。


6位:辺獄のシュベスタ

辺獄のシュヴェスタ 4 (ビッグコミックス)

竹良 実 小学館 2016-09-12
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魔女狩りの時代に親を教会に殺された少女の復讐譚。
モンテ・クリスト伯の例を挙げるまでもなく復讐譚というのはとにかく動機が強力で明確なため、主人公のキャラが強烈に立ちやすい。一度底辺を味わってそこからいかなる困難や試練を乗り越えて主人公が力をつけていくかという上昇の部分、そして実際に復讐に入ったあとの葛藤なども見どころが多い。

この作品における復讐の相手は「魔女狩りの時代の教会のトップの一人」。教会は「当時の世界の秩序そのもの」であり最強最悪の敵である。しかも主人公であるエラはその懐である修道院に放り込まれる。何か少しでもミスをしたら殺されるという気を抜けない状況で、強い意思を持って困難を乗り越え、仲間を増やし、生き延び続けるという過程はハラハラさせられる。いつか彼女が再び笑えるときは来るのだろうかと目が離せない。


7位:Under the Rose9巻

Under the Rose (9) 春の賛歌 (バーズコミックス デラックス)

船戸 明里 幻冬舎 2015-11-24
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イギリス貴族のとある一家が舞台の物語。「家族」がテーマ。
この作品で描かれる家族の様子は「地獄」である。優雅で笑顔が絶えない家族という「劇場」の裏にあるどす黒い秘密が少しずつ暴かれていき、すこしずつ崩壊していく様を見せられる。この作品は最終的にどうなるかが明らかにされているが、果たして本当にそこまでたどり着くことができるのか……?
読んでいて「楽しい」わけではないのだけれど、とにかく情念うずまいた家族のやりとりがすごく美しい絵柄で描かれているのでくせになります。


8位:それでも世界は美しい

それでも世界は美しい 12 (花とゆめコミックス)[Kindle版]

椎名橙 白泉社 2016-06-10
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「ショタ王子」と「お転婆姫」の恋愛。とにかく二人の間には邪魔が多くて、その試練を乗り越えながら二人が絆を深めていくという「花とゆめ」読者おなじみに展開。他にも花とゆめでオススメするやつあるだろうと言われればそうなんだけどいいだろ私はこの作品が好きなんだよ(逆ギレ)

9位:背すじをピンと!&ボールルームへようこそ

背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 8 (ジャンプコミックスDIGITAL)[Kindle版]

横田卓馬 集英社 2016-12-02
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「社交ダンス」がテーマのニ作品。「背すじを」はとにかく丁寧。普通の主人公が努力しながら着実に成長していく。それを個性豊かなサブキャラクターたちが支え、盛り上げていく。マガジンのマンガ「Baby Step」が好きな人ならこちらも大好きになると思う。 一方の「ボールルームへようこそ」は主人公が天才型。同じテーマなのにここまで描き方が違うのかと興味深い。合わせて読み比べるのおすすめ。


10位:さびしすぎてレズ風○に行きましたレポ

さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ[Kindle版]

永田カビ イースト・プレス 2016-06-30
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力尽きたのでこれだけリンク張っておきます。
ぼっち地獄からの再生「さびしすぎてレズ風○に行きましたレポ」感想 - この夜が明けるまであと百万の祈り



個人的には面白いと思ったマンガ10作品(古いのもあり)

1位:ヒメアノ~ル


2位:満月をさがして


3位:傷だらけの悪魔


4位:フラジャイル


5位:秒速5センチメートルコミック版


6位:少女不十分コミック版


7位:(今更ですが)LIAR GAMEエンバンメイズ


8位:古見さんはコミュ障です。


9位:ハッピーシュガーライフ


10位:バーナード嬢曰く


今年前半に読んだマンガや、ここで紹介してないけれど面白かったマンガなども「マンガ」タグで紹介してますので良かったら読んでみてくださいね。