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この夜が明けるまであと百万の祈り

私が元気づけられた出来事や作品についてのメモ。最近TED聴き始めました

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男女論がこじれると相手をけなすために西野カナが持ち出されやすい風潮

http://anond.hatelabo.jp/20170218002240

「出かけるのが気に食わなかった?」「(出かけたことで夫を)ないがしろにされてるようで嫌だった?」「仕事疲れてるの?」と聞いても、「そんなこと聞きたいんじゃない!」と言う。「一体何を言ってほしいの?」ときくと、「俺の考えてることを言ってほしい、ごまかしの言葉じゃなくて正解を考えてほしい」。お前は西野カナか?

男が女をけなす際に使われることが多いと思ってたんだけれど、この自称女性の増田さんが、男をけなすために使ってるのちょっと面白い。



「オタク界の法則」10選|WIRED.jp

ゴドウィンの法則は、1990年に弁護士のMike Godwin氏(ウィキメディア財団の法律顧問・法務調整担当)によって提唱された、インターネット上で展開される議論に関する法則。「ネットでの議論が長引けば長引くほど、ヒトラーやナチを引き合いに出すことが多くなる」

1.マンローの法則 (日本に該当の法則なし?)
2.ルーカスの法則 (続編は安定、は日本でもありそう)
3.トールキンとローリングの法則(原作厨の話)
4.ソマーズとマッカーシーの法則(著名人でもホメオパシーにハマる人はいるよね)
5.ジョブズの法則 (ハイエンド機でないと満足できないオタクの話)
6.サヴェッジとハイネマンの法則(ニコニコ本社爆破の法則)
7.スターバックスとピーツ(Peet’s)の法則 (なるほどわからん
8.ウィルバーの法則(主人公とりあえずピンチにしておけという風潮)
9.Comic Book Guyの法則(シャーロットはアンチが多いだけでも恵まれてる)
10.オタクの統一理論(ローゼン麻生氏によって勝利を確信したオタクたちの話)

西野カナで思い出したけど「ナナメにナナミちゃん」結構面白かった


ナナメにナナミちゃん(1) (ヤングマガジンコミックス)[Kindle版]

吉谷光平 講談社 2017-01-20
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この漫画、最初はうーん、って感じなんだけれどだんだん良い感じになっていく。上で取り上げたころには「かわいいキャラ」になっている。

最初はナナミちゃん細くて、横のジュンちゃんはギャル系だった。そして、ナナミちゃんは最初は「見下し」「放言」系である(数年前の青二才さんとか「クロエの流儀」のクロエみたいに、ちょっといけすかない感じ)。

しかし、ナナミがそうやって毒を吐いていてもジュンちゃんが彼女が無造作に投げたボールを拾って投げ返してくれるもんだからだんだん言いっぱなしが出来なくなっていき、上で取り上げたツイートの頃には、毒ははくものの、なんか憎めない、可愛いキャラになっていく。あとなぜかみためも丸くなっていく(デフォルメ?)

ナ「弱い者を見下して優越感に浸るゲス野郎め……」
ジ「見下してるのはナナミちゃんじゃん」
ナ「相変わらずジュンちゃんはぐさっとくるね
ジ「本当は、ありがとうって言われて嬉しかったんでしょ?」
ジ「……」

こんな感じでジュンちゃんがすばらしい。ナナメに構えてるナナミちゃんを決して否定せず、それでいて「本当は……なんでしょ」「本当は……したいんでしょ?」って要点をひろう。オカンみたいである。

これって、下手な人がやると内心の忖度になるし、「要は……が足りないでしょ」っていう史上最悪の論理を生成してしまうのだけれど、ジュンちゃんはそうならないようによく観察した上で「本当は……したいんだよね」っていう。まぁ、ナナミちゃんがめちゃくちゃわかりやすいってのもあるけど。その時に、ナナミは斜に構えてるから素直に受け取ったりはしないけれど、確信を持ってるから少し強引にナナミの背を押してあげる。これによってナナミは照れながらも感謝の言葉を延べたり、自分の枠からちょっとだけ足を出したりするのだ。これすごく大事だなと思ってて、表面上の言葉に相槌打っててもナナミちゃんは全く心が晴れないだろうし、かといって本心はこうかな?って思ってもおっかなびっくり確認したら帰って反発してしまうだろう。本当にどう思ってるのかよく考えた上で、間違いないと思ったら、少し強引に行く必要があるときもある。こういう感じで、相手のために良いなと思ったことを、それほど気負わずにデキる人もいるのだなぁと思うと尊敬する。
(ちなみに、ジュンちゃんはナナミの好みを結構間違える。ナナミはひねくれものだが、そのせいで本当に嫌いなものでも嫌いなのかどうかがジュンちゃんにわからないのだw)


そんなわけで、この漫画、表紙だけ見るとナナミちゃんの斜め発言を見て楽しむ、というニッチな作品に感じるが、実際はそれをジュンちゃんが拾うやり取りまで含めて楽しむ作品だと思います。



16話がとても良い。
ナナミちゃんは描かれるように、他の人が対人関係のために努力していることに対して批判的な態度を取っており、そのために努力をしてない(正確に言うと、やろうと思ってもうまくいかない)、ジュンちゃんがいないとボッチである。ジュンちゃんが甘えさせてくれるから、伸び伸びと発言できる。

ナナミちゃんはぼっち耐性は強い。無理に自分を曲げて人と付き合うくらいならぼっちを選ぶ人間だ。それでも「やっぱりジュンちゃんと一緒にいる方が楽しい」思っているのがわかる。

「何かがほしければまず自分が欲しいものを他人に与えよ、まずは自分を抑えて相手を立てよ」とはよく言われるが、誰に対してもそれをやるのはしんどい。特に今まで良い対人関係を築けなかった人はどうしても不安のほうが強くなってしまう。そういうトゲトゲしたところをほぐしてくれる人と一緒にいる安心できる雰囲気って、なんか他人事だけど読んでてほっとするよね。


ジュンちゃんはを褒め過ぎて、「聖人」か「いいひと。」みたいに感じて流人要るかもしれないけど、そんなジュンちゃんが、ひねくれ者のナナミのことをなんで好きなのかって考えると、またそれが20話で描かれてたりして、とても良い関係だなぁと思う。

「一般論」では、世の中を斜めに構えて見てるナナミが語る内容って、正しいことって多いです。不公平だったりおかしなことばかり。両者の関係だって、傍から見たらナナミが大きく得してるように見える。他のことはいろいろ斜めに見てるくせに、ナナミちゃんそこから目をそらしていいんですか?っていいたくなったりもする。
でも、いざ友達になったり、相手のことを好きになったら、そのあたりのバランスって壊れるし、当人たちはそれで幸せだったりする。だから、大まかな目安や基準はあっても対人関係に「正解」なんてないんだなって感じます。


というわけで。冒頭の話あんまり関係ないけどこの漫画おすすめです。