この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです。 ※記事を読まずにはてなスターを押して回る行為はお断りしております。

【スポンサーリンク】

うみねこのなく頃にEpisode1 事件振り返り

うみねこのなく頃に」はリアルタイムでゲーム版をプレイしていたが、私はあまり良い読者ではなかったと思う。

【ネタバレあり】漫画版「うみねこのなく頃に」Episode8が素晴らしかったので、いいところも悪いところもまとめて語りたい。 - うさるの厨二病な読書日記
でマンガ版しが紹介されていたのをきっかけにして数年ぶりにマンガ版で「うみねこのなく頃に」を読み直した。

するとEpisode7においてウィルとクレルの会話において各エピソードにおいて真犯人だけでなく「共犯者」が誰かが分かるように描写されており、Episode8ではさらなるヒントが提供されていた。

うみねこのなく頃に散 Episode7:Requiem of the golden witch 7巻 (デジタル版ガンガンコミックス)[Kindle版]

竜騎士07,水野英多 スクウェア・エニックス 2014-08-22
売り上げランキング : 26484
by ヨメレバ

そういえばゲームでやっていた時はEpisode1からEpisode6の殺人について、誰が犯人だとか、人間サイドではどのようなトリックで各犯行が実行可能になっていたのかについてちゃんと考えたことなかった。今更だけどここまでヒント出されてわからんままというのもモヤモヤするので、ズルだけど解説を見ながら整理してみることにする。


※あくまで私が既存の情報を整理してるだけです。

ちなみに解説によると、マンガだけだとゲーム版にあった「TIPS」がないため、各事件において被害者の真の死因が確認できないなどの理由から、自分で推理するのは限界があるようです。本当に自分でちゃんと推理をしたいなら、やはりゲーム版プレイが必須となるようですね。



Episode1 「共犯の存在」「戦人が見てないシーンは嘘だらけ」が想定できるか。

主犯 安田紗代(ヤス)
共犯 絵羽・秀吉・源次・南條・熊沢

(1)第一の晩
ヤス、絵羽、秀吉らが留弗夫、霧江、蔵臼、郷田、楼座を殺害。
本来は夏妃も殺す予定であったが、ヤスが「サソリが苦手」のルールを遵守したため殺すことができなかった。なので、実際に死んでいるのは5人だけで、見立て殺人に失敗している。偽書の描写としてはこの点を読者からごまかすため紗音人格がここで死んだことになっている。当然紗音の死体など「存在しない」のだが絵羽・秀吉がこの点について「紗音は死んだ」と嘘をついているので共犯確定。
ちなみに夏妃のサソリのお守りを「部屋の中に」掲げていたのに、それをヤスが認識できた理由は?

ここで、戦人、譲治、ジェシカの三人が無理にでも死体を確認しようとしていたらその時点で絵羽・秀吉の「嘘」が判明し、破綻していた。

このEpisode1だが、「紗音」死亡というのがどういう取扱だったのかがいまひとつよくわからない。

「紗音」はヤスの人格の一つであるから、絵羽や秀吉はヤスが死亡したということを譲治や戦人に伝えているのかと思ったが、それだと戦人やジェシカ視点では嘉音も死んだことになってしまう。この後のシーンで普通に嘉音の存在は、ジェシカや戦人は普通に嘉音とのやり取りが描写されているのでこれはありえない。

また、単にヤスがその後「紗音」の人格を出さなく成るというのも、譲治が生存しているしている以上不可能だ。こんな事件があった後、ヤスが生きているなら、譲治やジェシカは絶対にヤスと密接に接しようとするはずだから。

つまり実際の事件現場においては単に5人が殺されたというだけ。ヤス本人が死亡した扱いになるのはあくまで嘉音が死んだとされる第五の晩ということであり、紗音周りの会話はあくまで偽書の記述ということになる?しかし、探偵役である「戦人」が紗音の死亡を確認している以上、何もなかった、はNGだろう。何らかの形で戦人が「紗音は死亡した」と認識できる処理になっているはずだが、それが何かがよくわかってない。




(2)第二の晩
ヤスあるいは源次が普通に部屋に入り、共犯であった絵羽・秀吉を銃で殺害。チェーンを切断した後マスターキーで施錠し「型紙を使って」魔法陣を即座に描いた後、戦人らを呼び出す。ヤスと源次が口裏を合わせているので「魔法」は使い放題。

当然だがヤス(嘉音)と源次の両方を疑いさえすれば二人のアリバイはなくなる。なぜ疑われなかったのかが逆に不思議だが、このときは夏妃が犯人のような空気だったからね……。夏妃が使用人を疑って追放したのは実に正しい選択だった。爆弾Xさえなければだけれど。

からくりが分かってしまえばおそらく最も単純な話だろう。




(3)第五の晩
熊沢とヤス(嘉音人格)がボイラー室に行って金蔵の死を確認する。ヤスは重傷を負った後死亡した扱いになり以降自由に行動できるようになる。

「嘉音」は重症を負った後死亡したことになっているが、実際には誰も死んでいない。この際にヤス(嘉音人格)が傷ついているとすると次の晩での真里亞の証言がおかしくなるので、ヤスは実際には傷は負ってないことになるだろうか(真里亞の前では隠していたという考えも可能?)

・嘉音は死亡した、と口裏を合わせている南條が共犯であることが確定するし、ボイラー室においてヤスに協力している熊沢も共犯濃厚。


ところで、嘉音とベアトリーチェの会話で嘉音がこのように発言する。

僕はひとつだけ心に決めていた。もし紗音が殺されて僕が生き残るようなことがあったら、この身を投げ出してお前のルーレットをすべて台無しにしてやろうと

この「嘉音のルール」はこのEpisode1でしか言及されない。 そして、Episode2以降もこのルールが全エピソード中で意味を持つことはない。なぜならゲームを壊すためにはヤスが自殺したり殺人をストップするだけでは不十分だからだ。「嘉音ルール(紗音人格が先に死んだ場合ゲームをストップする)」より先に「ベアトリーチェルール(時間制限を過ぎたら爆弾で皆殺し)」が優先されるため、嘉音人格が単独でゲームをストップさせることは不可能。つまりこのルールは意味がない。とはいえ、一応「嘉音のルール」が存在したということだけは留意しておきたい。 





(4)第六~第八の晩
第五の晩によって自由に行動できるようになったヤス(ベアトリーチェ人格)が、マスターキーを使って入室し、共犯であった源次→南條→熊沢を殺害。真里亞はベアトリーチェが入ってきたときのことは見ていない。

真里亞というキャラがいかに便利で、かつ厄介かわかる。真里亞は見たまま信じた通りに発言する。都合よく口裏を合わせてくれることは絶対にないので、どのエピソードでも真里亞にはベアトリーチェの魔法を信じさせる必要がある。今回は楽勝だったけれど、他の人に見られないように、真里亞の前に魔女として登場するには意外と気を遣う部分と思われる。

ちなみに真里亞はヤスが「ベアトリーチェ」人格の時にだけ反応する。紗音・嘉音人格のときは特に反応しない。どういう条件で認識しているのかは特に明らかにはされてない。


(EX)第九の晩・第十の晩
この時点で碑文の謎が解かれていないため、爆弾Xのルールにより全員死亡確定している。この時点から碑文を解いても意味がない。

第九の晩に、魔女は蘇り、誰も生き残れはしない。
第十の晩に、旅は終わり、黄金の郷に至るだろう。

このため残った夏妃たちを殺す必要は特にない。放っておいても全員死ぬ。しかしヤスは5人を碑文の前に呼び出す手紙を送り、結果として夏妃がそれを読んで一人飛び出し、ヤスと撃ち合いとなる。ヤスが夏妃を射殺して終了。

最後に手紙を出して残った人物を呼び出した理由は、死亡が確定した残りのメンバーに対して正体を告白することなのかな?それとも、時間切れになったけれども謎を解いてほしかった?




うーん、まだちゃんと理解できてない……。難しい。