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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「星野、目をつぶって」感想

なにこの作品めっちゃ好きなんですが。しかもこれサンデーじゃなくてマガジン連載なの? サンデーなにやってんの?  ああでも、マガジンだからこそいいのかもしれない。この作品もベイビイステップよろしく、長く続く作品になってほしい。

 

 

いきなり他の作品名出して語るけど、「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」が好きだけどどうしてもモヤモヤする、という人ならこの作品好きになれそう。さらにいえば俺ガイルにおいて、由比ヶ浜のほうが好きな人、もっと由比ヶ浜推しして欲しいと、そういう風に思う人にはとても良い作品なのではないか。そんな風に思います。っていうか全部わたしのことだけど。

 

わたしはいままでも何回か記事にしてきたように、俺ガイルはとても上手いし面白いよねと思ってます。が、好きではないです。あれは、わたし向きの作品だとは思ってません。

俺ガイルは、村上春樹に傾倒するほどではないけど現世に嫌気がさしているというか、基本的に世の中に違和感感じて馴染めないけど、否定しきれないみたいなひねくれぶりと現世との距離感がすげーうまいなと思ってます。いろはすが出て来てからは青春ラブコメ要素が強くなってて別物感あるけど、基本的には周囲の世界に違和感を感じ馴染めないままの自分を肯定したい、そのままで居場所を得たい、ってところを本当に上手なバランスで描いてる作品だと思う。

 

でもまあ、とにかくいい加減ダルい。叙情的なテキストは好きだけどやりすぎるとウザくなってくる。そもそもウジウジしてる作品はそんなに好きじゃない。もしウジウジするならもっと徹底的にやってほしい。鬱ゲー大好きだけどこっちの面で評価するなら俺ガイルはヌルいし物足りない。

多分そう思うようになったのはアニメ化が原因で、テキストで読んだらぶんには良くても、やはり絵で動いてるところみると、こいつらうぜえええええって気持ちが強く出てしまった。もう今更テキストで読んでも浸れなくなっちゃってつらい。

 

 

というわけで、そんなわたしにとって、星野、目をつぶって、という作品は実に良い。俺ガイルと似たようなことやってるんだけどスカッとする。俺ガイルが醸し出してる深み「っぽいもの」は足りないかも知れないけれど、とにかく読んでいて気持ちが良い。

 

最初は主人公もヒロインである星野もなんか煮え切らない感じだったが、一巻のとちゅうくらいまでの長いプロローグを読んでいよいよここから、となった時にはもう二人ともすごく好きになってる。

 

とにかくヒロインの星野がめっちゃ可愛い。実にマンガ的なキャラだ。わざわざマンガというものを読んでてよかったって思う。

元いじめられっ子らしいのだけれど、化粧をするようになってから自分に自信を持つようになり、自分の心に従って行動するようになるんだけどいちいち全力で体当たりしに行く。すごい表情豊かで生き生きしてる。こんなやつめったにいねえだろってな感じだけどそれが良い。

 

わたしは漫画のヒロインにはAKBみたいなんを求めてるわけじゃないのだ。なんかこいつすげええとか、こんなんマンガだろwwwってなるような子が見たいのだ。その他の部分でしっかりリアリティ描いて、主人公かヒロインかあるいは二人の相乗効果でそれをぶっ飛ばしてこそボーイミーツガールをマンガで読む意味があるってもんでしょう。

 

そういう意味で星野ってこは本当に素晴らしい。物理的に空から落ちてきたわけじゃないけど、物語の意味として空から降ってきたような女の子のような衝撃がある。現世に対して斜に構えてる主人公が、そんな破天荒な彼女を手助けしながらいろんなものをぶち壊して行くの、読んでてとても楽しい。

 

 

この記事読んでも多分どんな作品なのかさっぱりわかんないと思うけど、わたしのマンガ記事ってほとんど読まれてないぽいし、もうブログで作品紹介とかするの面倒になったので今後もこんな感じでマンガの感想ではその場の勢いで意味不明なこと書いていこうと思います。