この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです。 ※記事を読まずにはてなスターを押して回る行為はお断りしております。

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うみねこのなく頃にEpisode3 事件振り返り

「うみねこのなく頃に」の振り返り 真犯人視点での時系列整理 - この夜が明けるまであと百万の祈り
うみねこのなく頃にEpisode1 事件振り返り - この夜が明けるまであと百万の祈り
うみねこのなく頃にEpisode2 事件振り返り - この夜が明けるまであと百万の祈り

の続き。

EP1、EP2では親族が先に殺される。それからEP2においては使用人は終盤まで固まって生き残り、途中まで「使用人同士が共犯」と疑いさえすればアリバイが崩れる。このために「使用人が犯人・共犯」という方向に偏ってくる。(ルールXのヒント)

そう思っていたら、EP3で使用人は第一の夜に全滅する。これによって、犯人が分からなくなる。あげくにEP1・EP2では第二の晩までに殺される絵羽が犯人として行動し、最後まで生き残ってしまう。これによって推理の方向がリセットされてしまう。

<六連鎖密室>はうみねこシリーズの中でも特に印象的な仕掛けだが、これはイカサマをしないと不可能であり、実際ベアトリーチェが復唱拒否をしているところがヒントになる。これと併せて「南條を殺したのが誰か」というところで赤字が大量に連発されることで、初めて「真犯人の正体」ににたどり着ける仕組みになっている。

最後の最後のベアトリーチェの手のひら返しのせいで、後半のベアトリーチェの大量の赤字は大したヒントではないように感じてしまうが、答えが分かった後に見ると、ほとんどネタバレそのものであり、ギリギリのラインまで戦人にヒントを与えていたことが分かる。

ちなみにこのシナリオはヤスの瓶入りメッセージボトルによるものではなく偽書。「八城十八」と「八城幾子」の合作による偽書かどうかが確定する記述はあったっけ?


第一の晩
<主犯>ヤス
<共犯>南條


第二の晩、第四・五・六の晩、第七・第八の晩
<主犯>絵羽
<共犯>秀吉


第九の晩-1 譲治殺害
<主犯>ヤス


第九の晩-2 南條殺害
<主犯>ヤス


第九の晩-2 戦人殺害
<主犯>絵羽


第十の晩 朱志香殺害
<主犯>ルールZ

(1)第一の晩  「幻は幻に。……輪になる密室、終わりと始まりが、重なる」

①1F客間  紗音の死体。紗音のマスターキーと2F客室の鍵。
②2F客室  熊沢の死体。熊沢のマスターキーと3F控室の鍵
③3F控室  郷田の死体。郷田のマスターキーと2F貴賓室の鍵。
④2F貴賓室 源次の死体。源次のマスターキーと地下ボイラー室の鍵。
⑤地下ボイラー室 金蔵の死体。礼拝堂の鍵
⑥礼拝堂   嘉音の死体。嘉音のマスターキーと1F客間の鍵。

6つの部屋の鍵が全て密室内部にあり、巨大な連鎖密室になっている

<答え>

・金蔵は物語開始時点ですでに死亡している。

・礼拝堂の扉は最初から開けた状態にしておく。

・ヤスが2F客室 で熊沢を殺害し、熊沢のマスターキーと3F控室の鍵を残して「紗音のマスターキー」で施錠する。
・ヤスが3F控室 で郷田を殺害し、郷田のマスターキーと2F貴賓室の鍵を残して「紗音のマスターキー」で施錠する。
・ヤスが2F貴賓室で源次を殺害し、源次のマスターキーと地下ボイラー室の鍵を残して「紗音のマスターキー」で施錠する。
・ヤスが地下ボイラー室で金蔵の死体を燃し、礼拝堂の鍵を残して「紗音のマスターキー」で施錠する。

★ヤスは「嘉音のマスターキー」を自分が死体として発見される1F客間に隠しておく。

・ヤスは「紗音のマスターキー」と2F客室の鍵を部屋内に残し「紗音」として死体の振りをする。以降は「紗音」としての行動は禁止。

・南條は共犯である。

・一同が紗音の死体を発見する(①)、この際南條が嘘の検死によって紗音を死んだことにする。

・一同は紗音の死体から離れて他の部屋に移動し、他の遺体を発見する(②~⑤)

・ヤスは死んだふりをやめ「嘉音」として活動再開する。★で設置しておいた「嘉音のマスターキー」を回収し、「嘉音」のマスターキーで1F客間に施錠する。

・鍵が開いている礼拝堂に向かい、礼拝堂を内側から施錠し、嘉音のマスターキーと1F客室の鍵を残し「嘉音」として死んだふりをする。(以降「嘉音」としての活動禁止)

・一同が礼拝堂で嘉音の死体を発見する。(⑥)この時も共犯の南條が嘘の検死で嘉音を死んだことにする。

・ヤスはこの後「ベアトリーチェ」として活動



絵羽が碑文の謎を解く

・碑文の謎が説かれたので、紗音のルールに基づきヤスは以降の殺人を停止

・ヤスから絵羽に対し、爆弾の存在及び、そこから生き残る方法も教える。

・絵羽が何もしなければここでゲーム終了していた。




(2)第二の晩  「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし。」

薔薇庭園にて楼座と真里亞の死体が発見。楼座は柵に突き刺さっており、真里亞は絞殺された模様

<答え>
作品内におけるそのままではないにせよ、それに近い出来事が起きた。

・最初に黄金を手に入れた気付いた絵羽と、その後に気付いた楼座との間でいさかいがありはずみで楼座が死亡。

・その後絵羽が真里亞を絞殺。(事件の隠ぺいのため?)

・絵羽は秀吉にこの件について話し、秀吉が共犯になる。




(3)第四・五・六の晩 「土は土に。……語られし最期に、何の偽りもなし。」

・「食料を取りにいくために」秀吉、霧江、留弗夫が屋敷に行く。
・絵羽と蔵臼と夏妃はゲストハウスで待機。
・屋敷で留弗夫と霧江と秀吉の死体を発見。

戦人は絵羽・蔵臼・夏妃の証言でしかアリバイを確認できない。

<答え>
・霧江と留弗夫は食料を取りに行くために屋敷に行った、は嘘。絵羽を疑っていた霧江が秀吉を詰問し(絵羽のアリバイの確認)必要があれば秀吉を殺害するのために外に連れ出すことが目的。

・絵羽が窓から抜け出して3人を追いかけた。この際銃を持ち出す。

・絵羽が留弗夫を銃殺する。

・絵羽が霧江を銃撃する。

・まだ生きていた霧江が反撃で秀吉を殺害。

・絵羽が霧江を銃殺する。


絵羽が何のために秀吉を追いかけたかは不明。EP7を見ても、霧江と留弗夫が秀吉を殺そうとしていると感じ、彼らから絵羽を守ろうという動機だった可能性はある。

絵羽の性格については、縁寿・ヤス・楼座視点などでは残忍な性格として描かれているが、一方で「優しい人間だった」という解釈も可能であり、これについては答えは出せないように思う。

とにかくEP3において、「魔女エヴァ」は残忍な性格として描かれているが、これは偽書の作者八城一八が実際の絵羽と切り離そうという意図で意識的にそうしているのであり、一八としては絵羽は残忍な人間ではなかったという扱いにしたがっていると思う。

(4)第七・八の晩 「土は土に。……明白なる犯人は、無常の刃を振るいたり」

・蔵臼と夏妃の死体が東屋で発見。

・死因は細い何かによる絞殺

・子供たちと南條、絵羽と蔵臼と夏妃はわかれて休んでいた。
 絵羽は部屋で寝込んでいたと主張するが特にアリバイはない

ウィルが語る通り、犯人自体は明白、つまり絵羽しかいない。

・絵羽がゲストハウスにいるときにコーヒーに睡眠薬を入れて夏妃と蔵臼を眠らせる(サーッ!)

・絵羽がゲストハウスにて夏妃と蔵臼を絞殺する。

・絵羽が東屋に死体を運んでから死体に一撃を加える。

・絵羽がゲストハウスに戻り、カギを施錠する。


単純なように見えるけれど、マンガで読んでいると絵羽には犯行が不可能であると思わせるような描写になっていてここはうまいなと思う。



   <ここで「ベアトリーチェ」のルールON>


第九の晩-1 譲治殺害 ウィルの記述無し

・譲治が紗音の死体を見に行くためにゲストハウスから脱出。

・屋敷に行った絵羽、朱志香、戦人、南條は紗音の死体のそばで譲治の死体を発見。

<答え>
ここのせいで難易度が高くなっている。

・譲治は2Fの窓から飛び降りてゲストハウスを脱出。

・南條が窓を内側から施錠

・譲治が1F客間に到達する。

・ヤス(ベアトリーチェ)が譲治を射殺する。

・ヤス(ベアトリーチェ)が扉に8ケタの番号を記述する。

※これは数億円が引き出せるキャッシュカードの番号。
 戦人の誕生日とヤスが黄金を発見した日の組み合わせになっているらしい。 

・ヤス(ベアトリーチェ)はこの後南條を殺害しているのでこの時も死んだふりをしている。

ヤス(ベアトリーチェ)人格は絵羽が黄金を発見したので「紗音のルール」に従って殺人を停止していたが、絵羽によって第八の晩を通過したので「ベアトリーチェのルール」が発動したので殺人を再開した?それでも、譲治が紗音の死体を発見しなければ殺さなかった可能性もあり、このあたりはゲームを混乱させる要素になっている。


第九の晩-2 南條殺害 ウィルの記述無し

・朱志香が目を負傷する。南條に付き添われて使用室へ移動。

・朱志香が目が見えない状態で、使用人室にて何者かに南條が殺される。

・朱志香は何者かに導かれてカーテンの裏に隠れる

何気にこの殺人が、EP3でもっとも重要な殺人。正確に言えば、この殺人に関する赤字連発が最重要。

「絵羽は常に戦人の監視下にあった。戦人は犯人でもなく共犯者でもない。よって、絵羽の完全なアリバイを証明できる」
「人間以外の一切の要素は、このゲーム盤に関与しない」
「南條を殺したのは、確かに人間である」
「地に足のついた人間が、凶器をかざし、それにて殺した!眼前にて!」

ここで初めて「嘉音と紗音以外のステルス人格」の存在の認知が可能になる。第一の夜の連鎖密室の謎で「嘉音と紗音」が同一人物の多重人格というのは想定できても、この南條の殺人がなければ「ベアトリーチェ」人格が発見できない。なぜなら「ベアトリーチェ」は人数カウントに入らないから。譲治の殺害だけでは赤字が少なすぎて真相にたどり着けない。
ベアトリーチェ」人格は発見が難しく、ペルソナ4におけるガソリンスタンドの兄ちゃんみたいに、クリア後しか発見できないような存在と思われるのだが、EP1~EP4の中で、ここできっちり捕捉できるようになっている。


第九の晩-3 戦人殺害 ウィルの記述無し

・絵羽が戦人を殺害する。



第十の晩  ウィルの記述無し

絵羽がヤス(ベアトリーチェ)を射殺するが、これはエピローグでカウントされない

※このシナリオでは「赤字宣言」のためヤスは自殺することはできない。また赤字で「致命傷になる銃創」が必須。そのため絵羽によって殺される必要がある。ただし、ベアトリーチェ人格は「1人」とカウントされないのでどこにも出てこない。


・朱志香は結局絵羽に殺されることはないが、ルールZにより死亡する。


・絵羽が一人で生存する



うみねこのなく頃に Episode3:Banquet of the golden witch(5)(完) (ガンガンコミックスJOKER)

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