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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「戦士」ではなく「兵士」にとっての逃げの考え方

FGOの新章をプレイ中ですが、面白い会話があったので引用。
まだ途中なので、この話が本筋に絡むのかとかわからないので、とりあえずメモ。

「(ヘタに自分に)自信があるから勝ち目のない戦いにも突っ込んでいっちまう。
 そんで死んじまう。そんなのは無駄すぎる。
 いくらここで練習しても、俺がほめても、
 勝ち目がねえってときはある。そんときは逃げるんだ。迷わずな」


「にげて、いいんですか……?」


「もちろんだ。なんでそうなっているのかは知らねえが
 俺が覚えている戦いの極意はな。 諦めねぇで戦い続けることだ。」



「まずはそこにいる相手を見ろ。
 ガタイはおまえよりもデカく、お前より技術もあって、傷もなく、疲れてもいねぇ。
 勝てるとおもうか?」


「……」


「あのな、勝てねぇ相手に突っかかっていったらそこで終わりだろうが。
 それははただ諦めてねぇだけだ。
 絶対に負ける相手に"諦めるものか"って言うのはただのバカでしかねえぞ。
 言い換えるなら、現実的な勝利を、生きようとすることを諦めてるだけだな

 微妙なニュアンスの違いだがよ。

 いいか--どんな状況でも、だ。諦めずに、勝てる方法を考え続けて行動しろ。

 逃げは負けじゃねぇ。停滞も負けじゃねえ。負けすら負けじゃねぇ。
 ゴールを諦めてない限り、それはすべて前に進み続けてるってことに成る。こいつだけは真実だ。

 金が必要なら貯まるまで待てばいい。人が必要なら人が集まるまで待てばいい。
 大事なのは、負けそうな時に負けねぇこと。 勝てるときに勝つことだ。
 じゃあ、お前が今、あの練習相手に言うべき台詞は何だと思う、小僧?」



「諦めず、頭を使って、死なないように勝つ」

ちなみに、別に私はこの話が正しいという話はしてません。



インターネットでの反応ってなんか一つの考え方が「いかなる時でも」
正しいとか間違っているって考える人がいますよね。


で、その根拠はなにかというと「自分にとってしっくり来るから」だったりします。
「自分にしっくりくる」と「正しい」は違うからね。



こういう心持ちのあり方や戦略論は、絶対に唯一無二の正解はないので、

「この話は、誰から誰に向けて語られているのか」とか
「自分に当てはまるかどうか」という視点で考えないと無駄やで。



「事実」の確認は大して興味ないくせに
こういう考え方が正しいのか正しくないのか、に無駄にこだわる人いるけど、逆やで。



この作品でも、上の話をプレイヤーがうのみにしないように、

ちゃんと他のキャラにそのあたりを指摘させて相対化している。

「あれは戦士としてではなく兵士を育成する考え方ですね」

「ちょっと汗臭いから僕には似合わない信念だけど、こういう場所ではあっちが正解なのかなー」

「とにかく自由な君と、与えられた境遇の中で自由を求める彼らの差だな」

このあたりのバランス感覚はすきですね。