この夜が明けるまであと百万の祈り

私が元気づけられた出来事や作品についてのメモ。最近TED聴き始めました

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「クロス・マネジ」 もうちょっと先まで読んでみたかったかな

何本も何本も、パスを出してきた。
出すたび、思い描いた、最高のコース。
そして、ずっと探していた、そのパスを一緒に描いてくれる受け手
豊口、お前が--


個人的評価★★

類似作品は
からん ★★★★★
1518★★★★
H2    ★★★★

です。

ラストイニングやクロカンみたいな「スポーツチームのコーチもの」「スポーツの描写がメイン」というよりは、「挫折を経験した主人公の再生」とか「才能のあるやつと無いやつの戦い」という点に比重があるように思います。

主人公は才能もあって努力家で性格も良い。友達もいいやつだしヒロインのみそらもいい子。早見ちゃんめっちゃかわいくて好き。

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この作品のテーマも個人的には好きです。ぐっとくるよね。

まぐれでだって上手く出来ない。それが私の普通。
上手く出来なくなたって楽しむことはできる。
でも、楽しくやるだけじゃもう嫌なの。
うまくなりたい。うまくなるには、どうしたらいいの?


やっぱり「マネージャー」としての立ち位置を十分に活かしきれたとはいいがたく、このまま続けてもしんどかったとは思いますが、
それでも、もう少し先まで読んでみたかったという気持ちになる作品でした。


いろんな積み重ねを経ることなく「スラムダンク」をやろうとしちゃったかな

テーマやイベントなどが一つ一つ悪い意味で描写のレベルが高すぎるなと思う。人を選ぶので、ジャンプマンガには向いてない気がする。

過去のジャンプのスポーツ漫画を読んでいることが前提になっていて、スポーツ漫画読むのが初めて、ラクロスはじめてって言う人にはちょっとハードル高いと思う。

まずそもそも「ラクロス」の面白さがよくわからない。練習試合をして負けるのは良いんだけれど、そもそもラクロスってどういうものなの?がわからない。そして、ラクロスチームのメンバーの個性や魅力もわかりにくい。



たとえば、2巻。
メンバー離脱危機の際に、主人公がマネージャーとして、そのメンバーたちの長所と短所を指摘し、合宿で克服を図るという話がある。

これ単体で見たら良いエピソードだなと思うんだけれど、流れの中で言うとかなりズレてる。チームの結束を高めるためのイベントなのはわかるけれど、読者としては先にもっとシンプルに「メンバーを知る」という展開があったほうがわかりやすいし、むしろいきなりこんなことやられたらちょっと引いてしまう。

この内容をやるタイミングは、スラムダンクで言えば、県予選で「海南高校に負けて再起を図る」頃であろう。 このタイミングでやるならせめて、主人公は凄腕のコーチだ!って皆が納得しているか、もっとみんなに好かれてる設定とかになってないと、唐突感が否めない。

序盤でさんざん拒否されてる描写いれておきなら、なんで早いタイミングで、信頼度相当高くないとできないイベントを入れてくるのか……?なんかチグハグじゃないだろうか。などなど、こういう細かい違和感が所々にあるんですよね。


それでも3巻まではなんだかんだいって、面白かったです。


4~5巻に関しては、多分本当はもっとじっくりやリたかったんじゃないのかなって思う。いろいろ描かれてるけどテーマがとっちらかってるので言及はしません。5巻になってからはもうスラムダンクの山王戦すぎて見てて辛かった。






余談 いまって「頑張る」ことに勇気いるよね

私の親世代ってよく「今の子は頑張らなくても大丈夫だから頑張らない」
っていうことを言うんですが、絶対それ違うとおもうんだよね。

わたしもなにか頑張りたいんだよ。
自分がやるって言ったことヤリきってみたいんだよ。
あたしだって、なにかがんばってさ、皆の役に立ちたいし
皆のために頑張りたい。
でもしばらくすっとふと考えちゃうんだよね。
そんなのただのわがままかもって。

自分がなにもしないほうが皆のためになるんじゃないかーって。
頑張ってもそれを誰も望んでないんじゃないかって。

お前からしたら俺は滑稽だろ?
いつもうまくやろうと必死で、だけどいつも見当違いで
やればやるほどから回って、
でもそれ以外のやり方なんて知らないから、同じことを繰り返す
お前見てるとイライラするんだよ。うまくできねえ自分に

何を頑張ればいいのか、どっちの方向に頑張ればよいのかわかりにくい。
もし頑張って、その方向が間違ってても誰も助けてくれなかったりとか。その人なりに頑張ろうとすると、頑張ることを冷笑したりとか、みんなの迷惑だと言われたりだとか。

「何を頑張ればいいのか」がすごくわかりにくくなってる。
「本当にこれを頑張っていいのか」自信が持ちにくい。

というか、頑張ってるのに全然報われないことが増えすぎてる。
頑張ったのに、否定されるみたいな経験を繰り返していると
そりゃ学習性無気力にも成るよねっていいたい。


頑張らせたいなら、偉そうに「頑張らない若者」に愚痴ってるんじゃなくて
もっとやることあるよね。

自分たちの世代がなぜがんばれたのか、って考えて
その頑張りやすかった状況は誰が作ってくれたのかって考えないと。
「自分が頑張ったのは自分が偉いからだ」みたいに考えてたらダメだよほんとに。

あっちは最小限しか動かねーのに
こっちはみっともなく走りっぱなしだ。
要領悪いったらねぇ
でも、それでいいんだよな。
それが俺らのやりかた……だろ?

私は、この問にYESということは出来ない。
それで楽しいなら、それでもいいはずなんだけどな……。



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