頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

最近のこのブログのお気に入りは「アークナイツ」です
アークナイツ
kindleセールの紹介
新NISA解説ブログ
発達障害

すべての結婚している男性に「ナイスファイト!」という賞賛を贈りたくなる「とあるパイセンの結婚指輪購入講座」

とある方が、もうすぐ結婚する後輩に大真面目に「結婚指輪購入の指南」を語っておりましたがこれがめちゃくちゃおもしろかったです。
なお私にはせっかくの知識を使う機会がないもよ……って言わせるな(血涙


その1 結婚指輪にサプライズはいらない! むしろサプライズをやると一生恨まれるリスクがあるので絶対にやめろ

そんなものは女性は求めてない。女性は、一生付けるものだからやつらは自分で選びたい。選ぶ際の過程を心ゆくまで味わいたい。それを台無しにしたら、喜ぶどころか一生恨まれても文句言えないぞ。いいか。絶対に予算を「二人で」決めたうえで一緒に買いにいきなさい」


その2 最初から「婚約指輪+結婚指輪」の合計額で夫婦で予算を話し合ってから店舗に行かないと死ぬ

「結婚指輪と婚約指輪は結局買うことになる可能性が高い。もうそれは最初から諦めろ。店によるが最近は二つで一つの指輪とかいう悪魔商品がある。だから事前にどちらに幾らとかいう計算に意味はない。良かれと思ってどちらか片方の予算を決めて、それを先に女性に伝えていると、全体の金額が跳ね上がる危険がある」



その3 ラスボスは販売員。販売員と嫁が結託したら絶対に死ぬ。嫁と協力して販売員と戦う構図に持ち込め

「ブランド決めた。指輪決めた。表面価格決まった。で安心しては行けない。いつからそれで終わると錯覚していた……?てなる」

f:id:tyoshiki:20170720205818j:plain


「いいか。やつらの追い込みは必ず最後にくる。これ絶対忘れるな。だから絶対に予算は「二人で」きめておけ。予め二人で合意していなかった場合、確実にお前は販売員と嫁の二人を的に回すことになって死ぬ。
 最大の鬼門は「カラット」と「カット」。その選択でさっきまで30万だった指輪が100万にも300万にもなる。販売員にとって買うものが決まった後で値段を釣り上げる方法など無限にある。下見にいった程度で予算の上限を見積もれるなどという自惚れは捨てろ」

f:id:tyoshiki:20170720210136j:plain


必ず現場に行く前に、女性と予算についてとことん話し合って、女性を味方にしておくんだ。最終的には自分で決めて良い。だが、意思決定権が欲しいならそれまでにとことん女性の要望を満足するまで否定せずに聞け。女性は、金額そのものより、意思決定するまでに男が真剣に自分の話を聴いてくれた、ということが大事だ。逆に、十分な話し合いも無く決められたという被害者意識をもたせたら一生ネチネチやられるぞ。」


「何も話し合いせずいきなり店に行くのは自殺願望があるとしか思えん。 女は店行って現物見たら、急にダイヤ付きが良いって言い始めるし、販売員にとって、気分が昂ぶった女性を煽って掛け金を釣り上げるなど呼吸するかのようにやってくる。その場の話術ごときで立ち向かえると思うなよ?」


その4 ここまでやっても「新婚旅行」という最終兵器が待ってるぞ。

「おれはその1からその3まで実践したから店員は撃退できたが、そこまでやっても基本女の方が上手だからな」「女はトータルの費用なんぞ把握してる。指輪、結婚式、結婚旅行のどれかをケチろうとするとどれかのところが高くつく」「俺は結婚旅行をやめる代わりに結婚指輪を高くした。それが後々のリターンが高いと考えたからだ。お前が結婚旅行の方がリターンが高いと思うならそうしろ。」



その5 どうせ買わないといけないんだから出し惜しみするな。「費用対効果」を最大にすることを目指して全力を尽くせ

「男は結婚式にも結婚指輪にも結婚旅行にも絶対に費用に見合った価値を見いだせない。それもう男ならみんなわかってる。だからいちいち言うな。そういうこと言うのが賢いと思ってるならお前が一番バカだぞ」

「男が価値に納得できることは無いから最初から諦めろ。お前にできるのは、女性にとっての費用対効果を最大にすることだから、そこだけ考えろ。頭を切り替えろ。せっかく死ぬほど高い金かけてやるのにおんなの満足度が低くなったら最悪だぞ。」

「一にも二にも話し合い。話し合いっていうか、女の言うことをどれだけ嫌な顔をせずに聞くかだ。しかも最後は女に任せずにお前が女のために決断したって顔ができるかだ。せっかく話聞いてるのに、そこで女に丸投げしたら台無しだぞ」


その6 結婚に関する諸々は、その後の人生の主導権をどちらかが握るかという話でもある

「結婚関係の諸々がどれだけ面倒くさかろうが、どんなに仕事忙しくて疲れてようがここで主導権を女に全部投げたらその後の人生はおんなに頭に上がらなくなるぞ」「お前の大事な相手の一大事なんだから、お前がリードしてやるという気概見せろよ」「ここでたとえ負けてもナイスファイト出来たという思いがあれば女もお前を尊敬するし俺たちもお前のことをもう軽く見たりはしないぞ」





すべての結婚している男性に「ナイスファイト!」という賞賛を贈りたい

もうほんまにめっちゃくちゃ面白かった。

結婚っていうのは甘ったるい話じゃなくて、「男と女の真剣勝負」であり「人生の主導権争い」なんだぞって話が無茶苦茶面白くて、結婚してる男の人ってすごいな!!って心の底から尊敬したい気持ちになった。多くの男性はこの戦いにおいて女性のデンプシーロールでボコボコにされて破れさったことと思う。いままさにアドバイスを受けていた後輩は心が折れて女性に丸投げしようとしているところだった。しかし決して勝ち目のないような過酷な戦いを覚悟してリングに登る。それだけでも私にはすごい勇気だと思う。私からは、すべての結婚している男性に「ナイスファイト!」という言葉を贈りたい。

まじでこんな厳しいイニシエーションを乗り越えてるんだから、その後だってもっと幸せになれるようにがんばって、幸せになってくれたのむ!

結婚しようよ(6) (ビッグコミックス)[Kindle版]

星里もちる 小学館 2012-09-25
売り上げランキング : 233911
by ヨメレバ




余談 「男と女の違い」を意識すると、さらにこの話が楽しめるかも

男女の違いにはいろんな要素があるとされますが、結婚指輪の際に特に考慮すべき要素は以下の3点です。

①「男は結果のみを求めるが、女性はむしろプロセスをこそ楽しむ」


②「男は一度達成したこと、経験したことは必要がなければすぐ忘れるが、女性は良い思い出も悪い思い出も、類似の感情が刺激されるたびになんども反芻する」



③「男は前もって全体の計画をたてて行動したがるが、女性はその場のフィーリングで決めたがるしそれを遮られると不機嫌になる」

この3点を念頭に置きながら読んでみると、いろんな気付きがあると思います。