「ネットよりテレビを信頼」子供たちの意識調査で明らかに。その理由は?
についてヤナティの言葉。
若い人たちが「ネットよりずっとTVの方が信用できるね」って言ってるニュースを見ましたが「ほんとそうだね」なんて大人にならずに「まじか!誰かが立てたストーリーより、とんでもない嘘から真実の芽まで玉石混交のネットから自分の考えを探した方がより信用できるよね」って言わないとダメですよね
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2017年7月22日
取材する側は、あらかじめどんなストーリーにするか考えていて、そのストーリーを支えるエビデンスを探すという態度になるわけですが、このとき取材される側にとって大切なことはまず「どんなストーリーでまとめるつもりですか?」「私から一番欲しい言葉はなんですか?」と取材することだと思いますw
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2017年7月22日
優れた取材者は、自分が立てたストーリーを支えるエビデンスを探すのではなく、ストーリーを危うくする問題を探す。結果、自分のストーリーがあやふやなものになれば再考する。自分のストーリーが否定される材料が出て来なければ、自分の仮説を極めて慎重な態度でまとめる。そんな人に私はなりたいw
— 柳澤安慶(二丁目ではヤナティ) (@ankeiy) 2017年7月22日
こういうの当たり前だと思うんだけれど、言いっぱなしですまされ、しかも極論を言って共感する人が一定数集まれば食っていけるネットでは、こういう思考がおろそかにされがちなのかな、と。
「~だろう」を根拠なく積み重ね続けたり、自分でたてたストーリーを支えるエビデンスばかり探したりばかりしてる人たちが、そのおかしな理屈で意思決定していくことを考えると少々怖い。
まぁ、この人が言うレベルで「マス」の経済力が縮小してたら、まず先に「スイーツ」「ファッション」「数千円ランチ」みたいなコスパ激悪なモノから淘汰されてくよね多分…っていう話で。「ディズニー」も入るかな?
「単なる相関関係を因果関係だとミスリードしているのではないか?」というのは、少し知識のある人なら誰でも感じることなのだから、それを払拭する何かを提示しない限り、不誠実の誹りを受けてしかるべきでしょう。
「因果関係ではないのです」とわかっていながら「少子化を食い止めるには結婚よりもクルマを買え」という文言を提示するのは、明らかにミスリードでしょう。
「コンビニが増えると、自殺者が増える」が例として挙げられていましたが、あくまで相関ですよね?コンビニの増加と自殺者の増加は必ずしも因果関係ではないのではないのでしょうか。
何か他の原因が、コンビニと自殺者の増加を引き起こしているのではないのですか?NHK見てたら、AIに雑にデータ投げて出てきた相関から40代一人暮らしをどうにかすれば全部解決的な話をしてて、高等教育の敗北を感じた
相関するだけならニコラスケイジの年間映画出演本数とプールの年間溺死者数だって相関するんですよ…
きょうだけでこういうのが立て続けに目に入ってくるわけで。
個人のブログなら「自分がたてたストーリーを疑う」っていうプロセスを踏まない人の意見でもまぁいいとは思います。
その意見がズレてたらもうちょっと考えましょうとか、馬鹿だなぁで済む話。
でも、専門家にとって「仮説を立てて、その例外や反例をこうりょすることなくそのまま垂れ流す」なんてのは無しでしょうに
そういうのがボロボロでてくる世の中だと、本当に何を信じて良いのかわからなくなりますよね。