この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです。 ※記事を読まずにはてなスターを押して回る行為はお断りしております。

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VALUが「無」を取引しているという意味がまだ理解されてない気がする

VALUは運営自体が「VALU購入者には発行者に何も要求する権利がない」と明言している - この夜が明けるまであと百万の祈り
についてたブクマがちょっと気になったので追記。この記事はかなりクドいので、VALUに興味がない人はそっ閉じ推奨です。

nakag0711 運営が何も保証しなくとも発行者が発行時に何か約束して売ったなら発行者と購入者の間に別途契約が発生していると解する余地はある。本来の自己責任って自分で権利行使せよという意味のはずだからこれ前提の話では

filinion まあ、「対策があるか聞く権利」は、憲法が保障する言論の自由の範囲なんじゃないかなあ。発行者側には対策する義務が全くない、というのは同意だけど。

NOV1975 いや、さすがにこれは日本語の問題でしょ。「俺はお前の相談に乗った。だから結果を聞く権利ぐらいあるだろ?」的な「権利」の話でしょ?

うーん。どうだろう。

NOV1975さんは判っているような感じもするし、filinionさんの発言は意味がないけれど間違ってはいないとは思う。 だけど、私は「VALUの買い手には、買い手としての独自の権利があるか」という話をしているわけでお二人のコメントってそれに対するコメントとしてはちゃんとわかってるのかな、と不安になります。


上に引用したブコメの3人の方々は、とても常識的でバランスの取れた思考ができる方だと思います。他の話題に関してはものすごく参考になる意見が聞けると思います。ですが、VALUに関しては、そうやって常識的に考えてしまうこと自体、VALUについて罠にはまってるんです。まぁそれだけ、我々日本人は、普段無意識に「権利」を守ってもらってるってことであり、良いことだとは思うのですが。


あのですね。私は「VALUはそのように常識で考えてしまう、普通の人の錯誤を利用して、無を売買できるようにしていることが画期的」であり、「錯誤の仕組みを悪用して価格を釣り上げている人たちは悪質だ」と何度も言ってるんです。「VALUについて常識的に考えたらあって当然の権利すら無いんだよ」って言ってるのだから、そこをちゃんと理解してほしいなと思うんですよね。







なぜVALUの売り手には義務が一切ないの?=「VA」というそれ自体何の価値もないトレーディングカードのようなものを売買しているだけだから。

nakag0711 運営が何も保証しなくとも発行者が発行時に何か約束して売ったなら発行者と購入者の間に別途契約が発生していると解する余地はある。本来の自己責任って自分で権利行使せよという意味のはずだからこれ前提の話では

はい、「普通なら」そう解する余地はあるでしょう。

というより普通の人ならそう解釈して、それを期待するでしょう。

何らかの価値を交換している、と思うでしょ? 

何らかの約束が取引に含まれていると思うでしょう?

今までの日本の中で生きていたら、それが当たり前ですもんね。

貨幣そのものはただの紙であっても、その紙はきちんと価値を保証されている、それが当たり前ですからね。

なんの保証もされていない紙をやり取りする人はいませんよね。

でもね、VALUで扱われている「VA」はまさにそういう貨幣なのです。

まさに上のお三方が考えられるような「当たり前」を公式が否定しているのがVALUの貨幣であるVAです。



うみねこのなく頃に」のベアトリーチェ風に言うとこんな感じでしょうか。

「売り手と買い手はVAというただのトレーディングカードのようなものを売買するだけである」
「売り手と買い手の関係はVAの売買が終了した時点で完了している。それ以降は契約関係にない」
「買い手にはVAというトレーディングカードの所有権および購入したVAを他者に譲渡できること以外には何の権利も発生しない」
「VA売買完了後、売り手と買い手の間には何の法的な関係も存在しない」
「買い手は売り手に対して何の権利も有しない」

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VALUにおける取引とはこういうものです。VALUの「優待」は売り手が勝手にやってることで、何の義務もありません。たとえ「優待やるよ」といってやらなくても何の問題もありません。たとえ売り手が優待をちらつかせて値段を釣り上げてもVALUの中では問題ありません。あえていえば「投機的な利用法は禁止」というのに投機目的でとびつく買い手の方が問題です。



買い手が「持っていても何の価値もないVA」を購入し売り手が買い手にVAを譲渡し終えた時点で買い手と売り手の間の契約は完了します。そして、VAそのものは何の効力もありません。ただ他の人に売れるだけです。売買手続きが完了したら、VALUの発行主と売り手の間には契約関係は存在しません。



買い手と売り手は「無」をやり取りしただけです。そして無の取引が終わったらまた何の関係もない他人になります。VALUの取引で行われているのはこれだけです。BTCやVAという形で現金取引から2重のフィルタを噛ませているのでよく理解していない人がいるようですが、VA取引とはただの「無」を売買する手続きです



nakag0711さんやNOV1975さんは、どうしてもおそらく何らかの買い手としての権利として、発行主の義務を想定していると思います。常識的に考えたらそうでしょう。でも、VALUはそうじゃないのです。本人たちの認識がどうであれ、これは売買したのはVAという何の意味もないトレーディングカードのようなものです。何の価値も効力もないトレーディングカードの所有権を買っただけです。お互いがお互いの同意のもとに無をやり取りしました。以上で契約は終了です。



契約関係は完全に終わってしまっている。手にしたVALUは何の価値もない。故に、買い手には何も権利がないんです。



VALUは意図して、こういう状態になるようにサービスを設計しているんですよ。売り手と買い手の間に何の契約関係も存在しないようにしている。売り手は買い手に対して「あくまであなたたちはVAを売買しただけの関係でしょ?売買が終わったら何の関係もないでしょ?」といえるようにしてるのです。



何度も言いますが、これは私の意見ではありません。VALUのリードエンジニアであるdankogaiさんが言っていることですからね?



VA自体は何の価値も権利も存在しない無である

おさらいです。

「約束の履行を強制させることはできない。なぜならその約束はVAの売買とは全く関係がないからだ。約束を守らないと信頼は失われるかもしれないが、それは勝手に期待した買い手が悪い。少なくとも、売主が約束を履行するかどうかは、VALU運営は一切関知しない」
「だから、買い手は、自分が本当に支援したいと思う人間を選んで、投げ銭のつもりでその人のVALUを買いなさい」

という話なのです。 だから、最初から言ってるでしょVALUでは「無=VA」を売買しているって。




誰かの権利には、相対する誰かの義務が存在しなければならないが、VALUの売主にはなんの義務もないのだから、「自分で権利行使せよ」といったところで、買い手としての独自の権利などありません。

「権利行使には義務が伴う」というフレーズに対するよくある誤解 - 脱社畜ブログ
権利を主張するのは義務を果たしてから? またご冗談を……。 - デマこい!
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権利と義務と | いつも心に憲法を

filinion まあ、「対策があるか聞く権利」は、憲法が保障する言論の自由の範囲なんじゃないかなあ。発行者側には対策する義務が全くない、というのは同意だけど

これに関しても、道端で通りすがりの他人に道を聞くのと同じ程度の権利ならあります。ですが「対策があるか聞く権利」ってそういう意味で使われましたか?相手に全く義務がないものを「権利」といっていいなら、みんな「通りすがりの人に5000兆円を要求する権利」がありますよね。そういう意味での権利なら誰にでも無限にありますが、そういう話じゃないですよね?

だから「買い手独自の権利」を想定されたのではありませんか?だから、そういうものは一切ないと申し上げているのです。




例えば、イケダハヤトさんが、VALUはもうからなくなったなと思ったら明日からでもすぐ投げ出して今盛り上がってるZaifトークン(zencash)に夢中になり、VA購入者を置き去りにしたとします。

それでも、VA購入者は誰も文句なんか言えないわけです。そんな権利はないのです。そんなものを買った買い手に見る目がなかったね、で終わる話です。

こんなの許されるのか!って怒る人いるかもしれないけど、だからVALUはそういうサービスなんだってば

買い手には、本当に、何にも権利がないんです。

ここをスタート地点とすべきです。

ここがみんなの共通認識にならないなら、VALUは人をだましているということになります。



ヒカルの件について

VAそのものには何の権利も価値も付随しません。
無能の人」という作品で、男が川原で売ってた石みたいなもんです。


そこを了解してないから、ヒカルに騙された、とか眠たいことを言ってしまうわけです。

「期待を煽ったんだからヒカルは悪いだろ?」とコメントしている人がいましたが、そういう人は、まだVAそのものに、買い手に何かを要求する権利が付随していると勘違いしています。

何度もいいますが、買い手が買ってるのは、あくまでなんの価値もないVAなんですよ。そんなものに勝手に価値を見出して、勝手に値段をつけて買わせてくれといって列に並び、いざ買ってみたら自分がおもった価値が無いから詐欺だというのは、まだ常識に囚われすぎです。

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「VALUのルールでは」なんでもありですので、ヒカルは何も悪いことはしていません。それがおかしいというのなら、おかしいのはVALUだと何度も申し上げています。ヒカルが仕立て屋であれ情報商材屋であれ詐欺師であれ関係ありません、ヒカルが悪人であることと、ヒカルのVAを買った人間が救済されるべきかどうかは別の問題です。 

私はヒカルはVAを買い戻そうが買い戻すまいが刑法で告訴されるべきだと思うし、かといってVA購入者は救済されるべきではなかったと思っています。それがVALUというゲームの正しい姿だからです。そして、そんなVALUのルールが本当に正しいかを問うべきでした。


こういう対応を取っていれば、私はたとえVALUが他の人から何を言われようとも応援するつもりでした。実際のVALU運営は、「利用者保護」といって、信念を投げ捨てて中途半端な対応をしました。なんのことはない。ちょっとしたトラブルがあったらすぐに保身を考えてルールを捻じ曲げたわけです。もうこれでVALUの何を信じてよいのかわからなくなりました。

現状のVALUの世界はグリードアイランド通り越して暗黒大陸みたいな状態になってると思ったほうが良いです。


VALU自体に価値がないのは確かだけど、「俺のVALUを買ってくれたら優待として〇〇を提供するよ!」といってVALUを買わせればそれは(VALUのルールとは無関係に)契約が派生するだろう。不履行なら損害賠償を請求できる

常識的に考えればそうですね。

たとえばイケダハヤトさんあたりはそう明言してるからVAがどうあれ契約関係にあると思います。
ですが、システム的にはVAを買うことと優待はバラバラになっており、買うことの対価として優待を設定していると明言してなければその契約は成立しないと思います。

それは買い手が錯誤からそういう期待をしただけで、ワンチャン詐欺罪は構成しても債務不履行にはならないかとおもわれます。




VALUのVA自体には何の価値もない、というところをちゃんとスタート地点にできれば、そこから面白い取り組みはできる。はやくその状態になれ

VALUのVA自体には何の価値もないということはわかって頂けたかと思います。

根本的に株とは全く違うものです。まして、イケダハヤトさんがいうようなゴルフ会員権とは全く違います。実態価値の下支えがあるゴルフ会員権とVAを同じようなものとして扱ったイケダハヤトさんの発言は明らかに間違いであり、公式は明確にこれを否定しなければならないと思うのですが……。それができない間は何をやっても私にとってVALU運営は嘘つきです。dankogaiさんは、いい加減イケダハヤトさんのいい加減な発言くらいは否定すべきだと思う。金持ちにしか価値が理解できないものという発言を放置してる以上、VALUはそうやって利用者を勘違いさせて儲けようとしている会社なんだな、と思われても仕方ないと思うんですよね。



さて、VAは確かに無です。しかし、無だからこそ売り手はいろんな方法で価値をつける取り組みができます。

「優待」という制度ですね。これだけがVAの価値になります。

前にも言いましたが、私はVALUをやっていて、数名の投資関係者のVAを買っています。VA自体に価値がなくとも、その人たちはVA購入者に対して魅力的な価値を提供してくれているからです。その優待の価値に応じてすごい安い金額ですが投げ銭しています。値上がりを期待して買うのではなく「優待」の価値に対して自分が適正と思った価格だけ投げ銭する、という仕組みが早く広まるといいですね。


そのためにも、今の価格釣り上げられまくった上位勢はガラガラポンしてリセットすべきだし新規上場の仕組みも投機要素が生じないようにしてほしいのですが。




はやく投げ銭システムとして使いたいんだけど、運営がクソすぎる間は、常にサービスそのものがつぶれるリスクが怖いので1万円以上は投入できないなぁ……。