この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです

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「深夜のダメ恋図鑑」 ツッコミ不在の恐怖

評価★1(諒くんという面白キャラだけは評価できる)


25歳くらいの女性三人衆が深夜に集まって「こういうダメ男に出会った」という話をしているだけ。

それぞれの特徴をあげるとこんな感じ。

①少女漫画脳。ホレっぽいが理想から外れるとすぐ逃げる(シンデレラ脳)

②彼女自身の個性は全く不明。好きな間はとことん尽くすが、男が調子に乗るとすぐに愛情が醒める(マッチポンプ女)

③元ヤンキー、英語上級者、美人という設定だが年齢=彼氏なし。
 ナメられるのが死ぬほど嫌いで、公衆の面前で男をとっちめるのを武勇伝のように語る(マウンティングモンキー)

そんなわけで、女が集まって男をこき下ろしているシーンがメインではありますが、

時々この3人が他の女性に対してボロッカスに行ってるシーンだとか

男視点からの描写で、彼女たちがダメ女で有ると語られているシーンも描かれており

まぁすごくダメな方向でバランス取れているんじゃないかなと。

オイ、その女はやめとけ。すごい地雷臭がするぞ

「このマンガがすごい」にランクインしてたそうですが嘘やろ……。

女性はどういう気持で読んでるのかわかりませんが、

・「だめな男に対してズバッとダメ出しする部分」を楽しみつつ

・楽しそうに男にダメ出しをしている3人が全く幸せになれそうにない感じを楽しむ

という意識の切り替えが必要なような気がする。。。



こういう「極論」や「正論」をいう話やりたいならもっとキャラを大事にしよう

どうしても普通に読んでると一般的な配偶者への愚痴としては出されてる例が極端で創作臭く

ここまで極端だとなんでそもそも付き合うの、馬鹿なの?としか思わないのでいまいち楽しめない。


「とりあえず後先考えず相手を論破してスッキリ」みたいなやつは

その極論や正論をいうキャラ個性がとても重要だと思うんですよね。

マツコ・デラックスが言ってる内容、他の人間が言ってたら炎上するのと同じ。

この本で語られてる女の愚痴やら男DISってすごいありふれてるわけですが、問題はそれをいってる女性はどういう人間かって話で。


この点、最初は良かったんですが、すぐネタ切れしてしまったのか、途中からいちいち文句を言うネタが小さいの。

すごい小さなことにたいしてグチグチ言い出して、それによって相手の人格まで否定するの、みてて不快。

この文句言ってる女たちの器が小さいだけにしか見えない。



あとそれ以上に問題なのがキャラのブレ具合。

出て来る男の数が増えてくるごとに同じキャラだと思ってみるとキャラがブレまくってて精神を病んでるのかと思えてきて笑えなくなってくるんですよね。

特に、②の女性が一番地雷っぽいなと思います。

ダメ男が好きなのに、ダメ男のダメな点で心が醒めたり、逆にダメな点が可愛いと言ったりとブレブレで情緒不安定というレベルではない。

学習能力もないし、自分がダメ男育成してそのダメさにキレるとか頭が悪すぎる。

多分そういう風に描くつもりはなかったはずなのに、無理をして描くからそうなっちゃってる。

こうならないように、面倒くさくてもちゃんと三人組はしばらくしたら入れ替えていくべきだったと思います。




ところどころ痛快で面白いところが有るのは否定しないですけどね、これとかw

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©尾崎衣良深夜のダメ恋図鑑」3巻

でも、ここに出てきてる3人の女性、自分が言われる側になったら発狂すると思うんだよね。




個人的には、男についてダメ出ししてる話より、この3人が同性にダメ出ししてる回のほうが生々しくて好き。

あの女、やたらと自分の彼氏と仲のいい女子への敵意がすごかったけど、
わたしにガタガタいちゃもん付ける前にやることあんだろって話で