この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです。 ※記事を読まずにはてなスターを押して回る行為はお断りしております。

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「ガール・メイ・キル」 美少女の殺し屋もの作品って今どのくらい有るのだろう?

評価★(個人的評価★★)

魔法少女」ものには若干劣るものの「美少女の殺し屋」というジャンルにもそこそこ人気があるなぁと思ったので簡単に整理してみます。


この手の作品は「あずみ」(1994年~2008年)が一番長編だと思いますが、あずみは「強い女性」「くのいち」「歴史もの」「武芸もの」という捉え方が多くてオタク的には「美少女殺し屋」ではないと思う。こっちの系統では「レオン」(1994年)あたりから「Phantom」「A KITE」(2000年)→「BLACK LAGOON」(2002年~2017年)→「CANAAN」(2009年)あたりの時期に沢山作品が存在するのだと思いますが、私はそんなに詳しくないです。


オタク的な文脈だと「ガンスリンガーガール」(2002年~2012年)の影響がやはり大きくて、この作品以降はっきりと「美少女」を強調した殺し屋ものが増えてきたかなぁと思ってます。すくなくとも私はガンスリンガーガールではじめてこういう系統の作品を認知したので、それ以前の作品に詳しい人は是非教えていただければ嬉しいです。

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ガンスリンガーガールの次は「アカメが斬る」がヒットしたかなぁと。

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私はそれほど好きな作品ではないのですが、妙に根強い人気がありますね。前日譚である「アカメが斬る零」はまだ連載中。



とにかく格好良ければOKなバトル重視系

とにかく女の子の格好いいバイオレンスシーンがみたいという意味では「地獄のアリス」と「バイオレンス・アクション」がお気に入り。

個人的に「デストロ246」はそれほど好きじゃない。「ヨルムンガンド」はメッチャクチャ好きだったけどね。

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最近は「コッペリオ」ンの作者の新作で「CANDY & CIGARETT」というものものや、「ダンス・イン・ザ・ヴァンパイアバンド」の作者の新作である「ソウルリキッドチェンバーズ」なども出ています。
舞台も西部劇から未来のSF設定と、少女さえいればいろんな舞台設計ができるのでいいですね。

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「少女の内面」とか気になっちゃう人は「マージナル・オペレーション」「ガール・メイ・キル」あたり。

ぶっちゃけ、女の子を殺し屋として狩りだしている時点でもういかなる擁護の余地もなく、倫理面とかいってもしょうがないと思うのですが、
なんかわざわざこういう設定を持ち出してきてなお倫理的なことを考えてしまうめんどくさい人向けの作品としてはこういう作品があるのかな、と。

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マージナル・オペレーションは正確に言えば独立系PMCとして傭兵として戦う話ですが、まぁごちゃごちゃいっても「ジブリールちゃんに銃を撃たせてハアハアする話」だと思います。ぶっちゃけ主人公が退場して良いならいくらでも他に道の選びようはあると思うのですが、共依存みたいな関係になっていて正直読んでて気持ち悪いです。でも面白いから読んじゃう、く、くやしいビクンビクン。


んで、ガール・メイ・キル。この悪意しか感じない表紙ホント好き。実際は全く救いがない話です。

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この作品は、「仲間に子供の殺し屋がいるなら、敵側も子供の殺し屋を使ってくる」という展開を突きつけてきます。また殺し屋の女の子メイは生き別れの弟を探すためという目的を持っていたのに、弟は敵対組織の側に属している、ということで完全に女の子の心を殺すためだけに特化した設定になっています。さらにいうと、主人公がメイを追い込みます。

「こっち側」の人間になるつもりもないのになんで中途半端に首をツッコムんだよ!?最後は巻き込まれたって顔すりゃいいと思ってんのか?女死なせて、こんな子供に頼って恥ずかしくねえのかよ!

主人公は、最初から最後まで無力で、何もせずメイに守ってもらいながらそばにいる以外にできることは何もなかった。そのことをちゃんと認めきれなくて、判断を誤って余計なことをして足を引っ張ってしまう。この展開は「イリヤの夏、UFOの空」っぽくて切ないですね。

ただ、UFOの夏は、それでもよそ見はしなかったことを考えると、この作品の主人公はそれ以下であり、また一番大事な終わり方の部分で妥協してしまっており、不完全燃焼感が強いもったいない作品だったかなと思います。

正直オススメはしませんが、この作者さんにはまだ期待したいなと思います。