この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです。 ※記事を読まずにはてなスターを押して回る行為はお断りしております。

【スポンサーリンク】

コミケを特別視していい時期はもう終わった

「解決策」といっても、がいろいろありますよね。

参加者目線にこだわると、教育的解決しか思いつかない、それしか言い出せない空気が有るけれど

他の選択肢がコミケにも適用されるということを想定したほうがいいんじゃないかなと思ったりしています。

個人的には「コミケに関わるものはみんな参加者」というスローガンが大嫌い

私は東方が盛り上がった頃から、なにか問題が起きるごとに「コミケに関わるものはみんな参加者」という、あまりにも内向きなスローガンを唱える人間が大嫌いでした。

うがった考え方と言われるかもしれませんが、私にはこれ、言ってることがブラック企業の社長と同じに感じるの。

まぁ、そういうスローガンによって規律やモラルを保っている面は多分にあったでしょうから仕方ないなとは思っていました。そのくらい団結して一つの方向を向いてないと、あの規模のイベントを少人数で維持できないというのは確かです。

どうも、コミケってその余りの大規模さから勘違いされている節があるような気がするんですが、その立て付けは飽くまで「コミックマーケット準備会という民間団体が主催する、単なる民間イベント」であって、有限会社コミケットが準備会を支援する構成になってはいるものの、その開催基盤は開催規模に比べて信じられない程脆弱であるということは、少なくともコミケ参加者は当然の前提として認知していなくてはいけないと思うんですよ。有限会社コミケットって、社員10名以下ですよ。

でも、こういう話って、一時的に困難を乗り切るための話であって、それを永続的に続けられるわけないですよね。永続的に維持しようと思ってるなら、こういう約束で場を維持しながら、しくみそのものを持続可能なものに変えていかなきゃいけなかったのではないかと。

にもかかわらず、無理のある仕組みを、うちわの人間のプライドを刺激することで維持しようとしてた。それをトップの人がではなく下っ端の人間が疑わずに呪文のように唱えている空気が、私にはブラック企業の空気を連想させて受け入れがたかったわけです。

(ちなみに私はコミケは夏冬それぞれ一回ずつ参加しましたが、やっぱり長時間並ぶだけでそれ以外で自分が特別すごいことをしてると感じませんでした。「しんどかったな」「よく耐えたな」とは思います。 コミケ帰りに寄った秋葉原松屋で飲んだ味噌汁は超うまかった)


そんなわけで、「徹夜はやめろ」についても、ルール違反だ!だけでいいのに批判の仕方がなんかやたらとメンバーシップを強調するような形になってたのが違和感だったし、それ以外に傲慢な発言を度々目にして、なんかすごい嫌な気分になったのでそれからは行かなくなりました。自分はオタクの最大公約数であるはずのコミケにすら適応できないコミュ障のオタクなのかと悲しくなったけど、まぁあわないものはあわなかったのでしかたない。



私が言ってるのはすごい野暮なんだろうなという気はするけども

簡単に言ってますが、もう東方ブームが起き始めた頃にはそういう方向転換を試みるには、すでに手遅れだったのかもしれません。

企業の協賛もそれほど多くない上、参加費タダって明らかにおかしいもんね。。。

みんなも、終わりが近いことはよくわかってて、続くところまで夢を見続けたい、と思っていたのかもしれません。

もうあとは気合しか残っていなかったのかもしれません。

だから、私の言ってることはただの野暮なんかもしれない。

でも、あのスローガンにを連呼している人たちはあまりにも軍隊的というかワ●ミ的精神すぎるし、「それを受け入れられない人は甘え」と先鋭化されたら私はそういうのには嫌だというしかない


他の解決策も並行して検討するくらいはしてほしい

みんなわかってる話だとは思うけれども……

しんざきさんが指摘されているように、今でもかろうじてコミケが成立しているのはほとんど奇跡というか、「長い歴史の積み重ねが有るから今年もまぁ少しの問題なら目をつぶろう」という、よく日本文化の負の側面として指摘される「先例重視」によるのだと思います。

良くも悪くも「慣れてる」から許されてるだけであって、すでに閾値は越えている状態ですよね。

警察やら消防から「やめなさい」と言われればコミケは一発で開催出来なくなるし、ビッグサイトやら会場側から「もううちで開催しないでください」と言われれば一発で路頭に迷う

これに関してはより深刻で、一度でも中止になったら、もうコミケそのものを別のところでやる、というのもほとんど不可能かなと思います。商業施設側から見れば、もうその日はコミケがやるものだと思って他の企業や団体もその日にやりたいと言ってこないだろうから、問題がない限りは続けたい上客だとビックサイト側も思ってるでしょうが、新規に今の規模でやろうとすると、すでにあまりにも問題が多すぎて許容してくれるところはどこにもないんじゃないかなぁ。



だからまぁ、求められてるのはしんざきさんのように「今のまま続けていくためにみんな頑張ろう」って話だろうし自分は空気読めてないとは思うけれど。
当たり前の話として、持続させたいなら、もういい加減「構造的解決」に舵を切らないとダメじゃないですかねって言いたい。


つまり「これからもコミケ続けていきたいなら、お前らコミケのために追加でいくら出せる?」に応える準備をしておくフェーズだし
少なくともノスタルジーや昔はよかった、を連呼して「現状維持」を唱えるのは、
それこそ内田樹上野千鶴子が唱える「ゆるやかに衰退していきましょう」「滅びを受け入れませう」という経済論みたいなもので、私は到底支持できないです。