この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです

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「かなたかける」 中学生編からが本当に素晴らしい

小学生編評価★★
中学生編評価★★★★★

類似作品

ちはやふる ★★★★★
三月のライオン ★★★★★
奈緒 ★★★
あさひなぐ ★★★


トップページの記事で、オールタイム・ベスト2位に「いいひと。」を載せてるくらいには高橋しん先生の作品が好きです。*1

駅伝マンガ

で、この作品は箱根の街を舞台にした駅伝マンガです1~4巻までが「小学生」編、5巻からが「中学生」編になりますが、この中学生編が本当に素晴らしい。まだ途中だけど、個人的にはもう★5でいいかなと思ってます。

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駅伝やマラソンのマンガというと「奈緒子」が有名です。「奈緒子」はガチのスポーツとして駅伝を描いているマンガですがこちらは「駅伝を走る」ことによって生じるいろんな人のつながりを描いています。

高橋しん先生自身が、中学から陸上を本格的に始め、実際に箱根駅伝に出場(山梨学院大学)した人であり、駅伝の厳しさや素晴らしさを肌で知っている人であり、実際に「長距離走」についてのトレーニング方法やさまざまなウンチクはとても参考になります。ガチな作品を描こうと思えば自分の体験をもとに描くことも可能でしょう。しかし、あえてこの作品では「小学生の女の子」を主人公にして、駅伝というものを描いていきます。それによって、駅伝なんてテレビでみたことしかない、という人間が、「駅伝そのもの」の素晴らしさを体感できるような作りになっています。


キャラクターについて

この人の作品はすべて主人公が良くも悪くも「子供」であり「バカ(非常識)」であり「エゴイスト」であり「コミュ障」だと思います。あまりにも自分独自の世界を持っていることから、コミュニケーション重視の現代において、どうしても浮いてしまい、周りと上手くやっていけない。そういうところからスタートします。だから、最初は読んでいてすごい戸惑う。

ただ、そういう普通でない子が、出会いをきっかけにして、全力で行動していく内に、周りを巻き込んで引っ張っていくんですね。彼女の熱にこっちも感染して、こっちまで熱くなってきます。 読むタイミングによっては人生変えうるレベルのパワーがあると思います。


この作品の主人公は歴代作品の中でも一番「バカ」だと思う。私も2巻くらいまでちょっと引きながら読んでいたのですが、でもこれが慣れてくるとこれが癖になってくる。本番は中学生編からですが、もうこのあたりまで来ると、自分も主人公チームのファンになってしまいます。


正直好き嫌いはすごいはっきりでる作品だと思いますが、私はめちゃくちゃいい作品だと思ってます。マンガワン」で2巻のあたりまで無料で読めますので、是非読んでみて欲しいです。

表紙でくっきりと「小学生編」→「中学生編」とわかれてます。表紙絵でグッと来る人だったら絶対読んで後悔しないと思う。

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*1:高橋しん先生は「最終兵器彼女」が一番有名で、そっち路線だと「きみのカケラ」や「雪にツバサ」という作品がありますが、私は「いいひと。」や「トム・ソーヤ」が好きです。つまり、「こどもと大人の境界線(大人が普段忘れてしまっているもの)」みたいなのを描いてる作品が好きなんだと思います