本当にこのシリーズ好きでした。
なぜそんなに好きだったのかは未だによくわからんのだけれどとにかく好きでした。
その大好きなシリーズの最終作。
このシリーズはファイブスター物語のように、ストーリーの大筋というか、大枠の設定や様々な可能性は全て「鬼畜王ランス」という作品で既に示されています。
なんと「鬼畜王ランス」が出たのは20年以上前なんですね……。私がこの作品の存在を知ったのはずっと後でしたが、当時やってたらその時点で人生狂ってたと思う。
プレイヤーはその「大枠」を理解した上で、「正史」として主人公ランスがどういう筋道を選びどういう結末にたどり着くのかを追いかける。
そういう付き合い方をする作品でした。
最新作では◯◯が出るかなー。それとも鬼畜王では不幸になりがちだったけど正史では幸福になってほしいなぁ、とか。鬼畜王ではあまりキャラが掴めなかったけどランスと直に接したらどんな感じになるんだろうとか色々考えるのがとても楽しかった。
また、6000年以上の歴史を持つ世界が舞台であるため、情報は膨大で、過去の設定を掘り返して読み返すだけでも飽きなかった。(10のボスは、6000年ずっと生き続けた最古参の魔人です)
あまりに何度も設定資料集を読みすぎて、本当に自分がいる世界ではないけれど、こういう世界がどこかにあって、そこでランスってやつが暴れまわってるのが事実であるかのように感じてました。
そんな作品が本当に終わってしまった。世界が一つ終わってしまったような感覚です。
本当に寂しい。
そんなわけで思い入れが強すぎるため、終わり方には無限の要求をしてしまうわけで。
ぶっちゃけどんな終わり方をしても、それで終わりって言われると納得できない。
正直今作は、60時間以上かかるものすごい大作ではあったけれど。
それでも物足りない。
単に「ランス」という一人の人間の物語が終わっただけじゃないか。
この世界の物語まだまだ終わってない。
まだまだ続けて欲しい。
そういいたくて仕方ない。
もともとアリスソフトの作品はランスシリーズ以外にも多くの作品があり、それらがつながりあって一つの世界を作っていたこともあり、コレ終わってしまうのがまだ信じられない。
でも、これで本当に終わってしまうんやな。。。
何度も言うけど、さびしい。すごく寂しい。
ああ。
もう一回通しで最初からやり直したい。この作品に出会った頃に戻りたい。
ドルオタの人とかは、好きなアイドルが引退したり死んだ時に、こんな気持になってるんだろうか。
どうやって乗り越えてるんだろう。誰か教えてください。
でも今は、とりあえず本当に制作スタッフの皆さんに感謝。
それにしても。
エロゲーは当然これで引退になるけれど(もうランス9のときからほぼこのシリーズしかやってなかったし)。
どう考えても、そろそろオタク中心の生活も終わりになってしまうような気がしている
私は発達障害35歳限界説を信じてて、35歳まで生きられるイメージがまったくなかったから
オタクを卒業するみたいな話は考えたないようにしてた。
どうせ35くらいで死ぬんだから、それまで好きなマンガとかゲームとか楽しんで生きていれば終わりは勝手に来ると思ってた。
でも、もう35歳は現実になりつつあるわけで。
この作品が完結するまでは自殺せずに生きていこうって冗談交じりに言ってたけど、これからどうやって生きていけばいいんだろう。
つらい