頭の上にミカンをのせる

「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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「父さんな、デスゲーム運営で食ってるんだ」

なんか最近長い文章ばっかり書いてるのでちょっと息抜き。

私はデスゲームものの漫画がなぜか好きなので、その手のものはとりあえず手を出すのですがこの作品はそういうものを期待すると肩透かしを食らいます。

てっきり「金田一少年 犯人の事件簿」みたいなノリをやるのかと思ったら第一話で明確に否定してくるし。

西暦20XX年。多種多様なデスゲームが楽しまれている時代。
そのゲームに魅了される人間は数知れず。そしてそんなデスゲームを裏で支える人々がいた。そうこれは、残酷かつ美しい、手に汗握るデスゲーム漫画などではない!デスゲーム運営会社で中間管理職として働くサラリーマンの物語である。

ただ、期待してたものと違ったものの、この作品は面白いと私は思います。

この作品は、「ソシャゲー運営会社の中間管理職」が、ゲームの運営中におこる数々のトラブルや修羅場を、ハッタリや人心掌握術を使って乗り切っていく話です。殺し合い描写はただの刺身のツマみたいなもの。

こちらは慈善事業でやっているわけではない。企業なのだから営利目的に決まっている。とはいえ参加者は大事なお客様であることには変わりない。あまり怒らせすぎると運営への不信感が極まって、他会社のデスゲームに流れてしまう。その加減が大切なのだ。

なので、実際の人気ソシャゲー、例えばFGOの運営とか、グラブルの運営とか、そういう人たちを思い浮かべながら読むとニヤニヤできると思います。

デスゲーム運営なのに、特定の人物を気づかれないようにエコヒイキする展開が面白い

さて本作の主人公はユーザーの不満の声など意にも介さない鋼メンタルを持ち、ゲームバランスには妥協せず、ゲームの質や公平性を高めることによって周りからの信頼が厚い、まさにデスゲーム運営のベテラン。

しかしそんな彼もさすがに娘の友人が参加してきたことによって動揺してしまう。彼女だけは殺してはいけないというわけで、いつものポリシーを曲げまくってめちゃくちゃ不公平な運営をやらかす。それでも飽き足らずに、自らが運営するデスゲームに参加しちゃったりする。(ただしチートしまくった状態)


あああああああああ。
ランスX終わったばかりの私にこの展開は効くうう

そして、彼女を助けることには成功するわけだけれど。あくまでこれは「ソシャゲーの運営責任者」の話。こんなんやったら一発でその会社アウトです。さて彼はこの先生きのこることができるのか?

というところで1巻終わり。。。

って続き気になるやんけ!



幸いなことにカクヨムで連載してたのでこの後続き読みます。
kakuyomu.jp

読みました。11話であっさりかんけつしてしまつた。どうも短い作品を多産するタイプの作者さんだったらしい。残念。