この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです

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「このかけがえのない地獄」 良い意味で自分に開き直るって大事だよね

タイトルと表紙絵のギャップが興味深かったので「どっちだろう?」と思って手に取ってみた。

このかけがえのない地獄 (電撃コミックスNEXT)

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現実を斜めから見るような作風の読み切りが多い。残念ながらタイトルのインパクトに勝てるような一品はなかったけど雰囲気は好き。

この作品に登場する女の子たちは世間一般の基準では不遇な子が多い。

・幼いころの「魔法少女」へのあこがれがあきらめきれなくて悶々としてたり
・学校でいじめられて自殺して幽霊になってたり
・ギャルゲー(男の欲望世界)の登場人物って役割を与えられてたり
・職場で働くことに耐えきれなくてニートやってたり
・好きな女の子にとって自分は二番目だったり


でもそれに過度に悲観したり絶望したりすることもなく、逆に自己正当化しようとしたり、誰かのせいにしたりとか、そのために他人をマウントしようとかそういうことをしない。

その代り、他人が何と言おうが、小さな範囲でもいいから、自分がやりたいことをやると開き直る。

・「魔法少女」そのものにはなれないけど、魔法少女らしく眼の前の悪と戦うくらいやったろうじゃんか!(トクサツガガガ的なノリ)
・幽霊だけど生きてた時よりは幸せだししばらくこのままで
・作品中ではモブ扱いされることになろうとも私は勝手に好きな子とくっついてやる
・死にたい気持ち抱えながら会社員やるより活き活きとニートやるよ

こんな感じ。特に4つ目の読み切りである「黙れニート」は好き



以前書いたこの記事を思い出しました。

つまり、今の私はいい人じゃないですorz

余談 怒りは自分のためのものでなければならないと私は勝手に思ってる

上の作品とは関係ないですがなんとなく思ったので書いておきます。

なんというか、他人のせいにしたい、というか本当に「誰それが悪い」って確信していることなんか私にだっていくらでもありますが。それを延々と言ってる人って周りからしたらしんどいだけですよね。

なにより、それを言い続けてる間は「自分で何かしよう」って風になりにくいんじゃないかなあと私は思っちゃう。

世の中には「何かに対する怒りが行動の原動力になる」って話もあるけれど、私はそういうのはひとりでやらないとだめだと思う。自分の怒りを代弁してくれるのを望むとかあり得ない。怒りなんてただでさえ制御が難しい。なのに、「みんな」になったりしたら、制御できなくななって当たり前だ。私からしたら制御されてない怒りほど醜いものはない。それはただのヒステリーだ。ネットにはその手の「共有された結果制御できなくなった怒り」であふれてる。そんなもん誰が応援するか。正しいか正しくないか以前の問題で生理的な嫌悪感を持ってしまう。

どんなに正しい理由の怒りであっても、他人にそれを認めてもらおうって時点でもう無理。一人ひとりが個別で同じ怒りを持って共闘するってのはもちろんいいのだけれど、「みんなが怒ってるから私も」みたいなのはホント無理。根拠とか無いけど感覚的に無理。そういう吹き溜まりみたいな空間の一部にはなっちゃいけないと思う。


というわけで。私がネット見てるとそういうのが多くてげんなりすることが多いので(※観測範囲)、もっとこういう「些細なことであっても好きなことをしてる人」をもっと見るように意識しないとダメだなぁとおもう今日このごろです。



この漫画で描かれてるテンションくらいが、私にとってちょうど萌えポイントなのかもしれません。テンションが高すぎたり低すぎたりしない。淡々と、安定してる、口数少ない人ってもうそれだけで好き。口数少ないけど頭の中では他人にはわからないいろんなことを考えてます、とかだったら最高。もちろんこれは「萌え」、つまり遠くから見ている分にはとても好ましいという話であって、人間として好きかどうかは別ですが。