この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです

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「薔薇王の葬列」(予約)

最近ジェンダーっぽい話題*1ばっかり書いててマンガの話をできないのでストレスがたまってきました。


というわけで、先に予約します。あさってあたりに「薔薇王の葬列」の話したいです。


ついでに関連で「ヴァンパイア十字界」の話を書くかもしれませんし、先に「ゴールデンカムイ」の話を書くかもしれません。

藤崎竜封神演義」と「ランスシリーズ」の話もしたいし「ゴーストアンドレディ」の話もしたい。「風雲児たち」の記事も書きたい。今いろいろ書きたいことがあるけどどれも未消化で困ってます。

他人の話ばっかりしてるとストレスが溜まるばっかりで疲れるから、そろそろ自分の好きな作品の話書くという通常営業に戻したいです。


とりあえず導入だけ。

この作品は「百年戦争」の後にあった「ばら戦争」、特に「リチャード3世」を主題にした少女マンガです。

「リチャード三世」はシェイクスピアの戯曲のせいで残虐な暴君として知られていますが、史実においてはそうではなかった!と彼の名誉を回復せんとする「リカーディアン」なる人たちがいるなど、知名度も人気も高かったりします。ちょっと違うけど、日本で言えば源義経みたいな感じだろうか。(織田信長まで行くと過大評価のような気がする)

この作品も有名なので、少女マンガ好きな人ならみなさんもう既に読んでると思う。また、私は少女マンガを好きな人って、ひとつの作品を気に入ったらそこから周辺事情に興味もってがんがん掘り下げて詳しくなる人が多いと思ってて、そういう人に知識レベルとかでは勝てる気がしない。でも、男の人は「少女マンガ」を読んでない人が多いので、この作品知らない人多いと思う。そういう人に向けてちょっと書いてみようかなという感じですね。


この作品は、史実を知らないほうが素直に楽しめる。史実やシェイクスピアを基にした二次創作として楽しんでます

私は高等学校のときの教師の影響で百年戦争が好きだという話は以前しましたが、その延長でばら戦争についても、大学卒業してから数年たった今でも一応教科書レベル程度には理解してるつもり。しかし、この作品史実を知ってると逆に戸惑ってしまう。

そもそもマンガではヘンリー6世がやたら若く描かれてるが、リチャードとは年の差30歳なんだよね。父親のヨーク公も40歳年上。マンガの父上やヘンリー6世は若くて美形過ぎるので戸惑ってしまったりする。

あと、そもそもリチャード三世にまつわる人間はだいたい不幸な結末を迎えるため、先行きをしっていると素直に楽しみにくい。いずれにせよ、史実その通りだと、現在の価値観だとあまり救いがないキャラクターやストーリーにならざるを得ないところ、いかに楽しめるように脚色していくかという話になるため、そのあたりを意識しながら楽しみたいと思ってます。

蛇足 一方、父親のヨーク公とヘンリー6世の対立のほうは史実を知っているとめちゃくちゃ面白い。

プランタジネット朝 エドワード3世→リチャード2世
ランカスター朝 ヘンリー4世ーヘンリー5世ーヘンリー6世
(前哨戦) ヨーク公リチャード・プランタジネットが一時的に勝利)
(ゆりもどし) ヘンリー6世
ヨーク朝 エドワード4世
(ゆりもどし) ヘンリー6世
三度目の正直 エドワード4世ーエドワード5世ーリチャード3世
リチャード三世敗北 ヘンリー7世(テューダー朝)

「お前らなにやってんだあほか」っていいたくなりますよね。本当にこの時代のイギリスはばかげたことを繰り返してたわけです。にも関わらず、マンガではヘンリー6世がなんかいい人みたいに描かれているので「なぜ彼とヘンリー6世がこれほどまでに争っていたのか」がわかりにくい。ヘンリ6世については、百年戦争中のシャルル6世やリチャード2世のことを知らないと、なに考えてたのかよくわかりにくい。

フランスの魔女~ヘンリー6世第1幕 - ニコニコ動画

このあたりふまえつつ読むとより面白くなります。

*1:実際はそこはまったく関係なくて、私が問題にしてたのは「理屈的におかしいことを言ってるのに、自分たちを正義と信じてそれをごり押しする行為」であり、そういうことをしてる人たちがジェンダーの話題を扱っていたのはこちらとしては重要度低い話でした