この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです

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「骨が腐るまで」 「鎖」という作品への強烈な既視感を感じさせる

この記事はタイトルが通じる人以外には全然意味がない記事なので、タイトルで「?」ってなったらそっ閉じして下さい。

普通の人が読んだら、「罪と罰」のオマージュ作品になると思う

主人公たち5人は幼い頃に共謀して人を殺し、その罪を共有して生きてきた。
しかし数年たって、その罪を暴こうとする謎の存在が突如現れる。これにより、5人の結束が乱れ出す。1人はその過程で何者かに殺される。犯人や謎の集団もこの事件に絡みだし、、、という感じのサスペンスものです。しかし登場人物が少なすぎるため「謎解き」「犯人あて」としての楽しさはそれほどありません。むしろこの要素は邪魔だと感じました。

この作品のメインは、主人公たち5人がひたすら自分たちがおかした「罪」の意識にさいなまれ、それと向き合うことができずにぎこちなくなったりおかしくなったりする様子を描き、最終的にどのように罪に向き合うかという結論に導くことです。

4年半、私はここで過ごしてきました。その間に、私はようやく気づいたんです。自分があまりにも醜い勘違いをしていたことに。

私は◯◯◯しました。

私を苛み続けるその罪の意識は、罪を告白し、罰を与えられれば少しずつ消えていくものだと思っていたんです。けれど、罪とは償えないものなんですね。

ちゃんと刑に服しても、何年経っても、私の心の痛みは、ふとした瞬間にやってくるんです。ご飯をおいしいと感じた時、誰かと話して楽しかった時。息をしている時、こんなことが私に許されるのかって思うんです。

……知らなかったんです。罪とは、償うものではなく、背負い続けていくものなんですね。

いつか、この痛みに押しつぶされてしまうかもしれない。明日からの日々に幸せなんか無いのかもしれない。

怖いです。逃げ出したいくらいに。

それでも、私が腐らせた絆が私を待っている。望んでいるんです。願っているんです。この心が、このカラダが。もう一度、みんなに会いたいって。

最後非常にあっさり終わってしまいますが、「罪と罰」が好きな人なら楽しめる作品かと思います。


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私の中ではこの作品、完全に「鎖~クサリ~」とかぶる。(特に6巻までは)

多分通じる人いないと思うからこれネタバレにならないと思うけど、知ってる人からしたらこれだけで犯人および真相が一発でわかると思います。この記事読んでる人、全然興味ないと思いますが一応紹介しておきますと、2005年に発売された「鎖」というゲームがあってですね。ぶっちゃけ全然他人にはオススメではないどうしようもない作品です。 

でも私はこの作品が割と本気で好きです。

(曲はいいのでよかったら聞いてみて)

そんな「鎖」を思い出させるストーリー展開と、登場人物の関係を13年後に読めることになろうとは。

「椿」が物語開始前から「北浜」に脅迫を受けていたところは片桐恵と岸田を思い出すし、「明」のブレ具合は友則を思い出すし、「遥」が余計なことをして全員を窮地に追い込んで行く展開も明乃を思い出す。主人公のヘタレと無双モードの極端な振れ具合も似てる。

これは、パクリとかそういう話をしたいわけじゃないです。多分作者さんこの作品知らないだろうし、終わり方や、作品で描こうとしているものも全然違います。他の人から見たら全然似てないと思うような気もします。これは、あくまで受け取り手の私の問題だと思ってます。とにかく私の中ではすごい懐かしい作品思い出させてくれてありがとうって感じです。

「鎖」は本当に酷いゲームだった(笑) でも大好き

作品名の『鎖』とはヒロイン達を縛る『なんらかの鎖』であり、その鎖を解き放つのが主人公である恭介となっている。それこそ「──時には誰かを殺めてでも」である

「鎖」というゲームは、①みんなで力を合わせて船に乗り込んだ凶悪な殺人犯と戦って生き延びる②その過程で各ヒロインを縛る「鎖」を解き放つ、というコンセプトなのですが、「鎖」を解き放つことはだいたいろくでもない結果になっており、またヒロインよりも殺人犯が一番魅力的という困ったバランスになっています。そしてなんといってもテキストがすごいバカっぽかった。シリアスな状況ですごいバカテキストとかバカ展開があって落差がひどかった。このゲーム、本当にひどくて、どう説明したらいいかわからない。でもすごい記憶に残る作品だった。

今更やろうと思うような人はいないと思うけど、知ってる人いたら嬉しい。