この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです

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「幸色のワンルーム」と同じコーナーに置かれていた作品群について

東の方の国で、ドラマ放映中止で話題になった「幸色のワンルーム」ですが、そもそもこの手のPIXIV発の作品って他にどんなんがあるか、「幸色のワンルーム」を読んでる人はどういう層なのか、書店はどういう層に向けてこの作品を送り出しているのか、ってのを見てみました。


だいたいこんな感じですね。

・「死にたがりと食人鬼さん」
こちらが先行作品。帯のセリフも「たぶん、こんな形の愛もある」となっていていろいろかぶる。幸色の作者さんは「これがありなら誘拐犯だってありだよね」って発想になったんだと思います。

死にたがり少女と食人鬼さん (3)

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・「果実」(アボガド6さんの作品。個人的には何がいいのかさっぱりわからんけどやたら人気がある絵師さん)

果実 (KITORA)

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やさしさいっぱいの土の上で

アボガド6 KADOKAWA 2018-08-30
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・「殺さない彼と死なない彼女」

殺さない彼と死なない彼女 (KITORA)

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・「さよならバイバイ 大好きだったよ」

さよならバイバイ、大好きだったよ。 (KITORA)

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・「君の腕の中は世界一あたたかい場所」

君の腕の中は世界一あたたかい場所

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だいたい雰囲気は掴んでいただけるかと。


幸色~について、いわゆるネトフェミのみなさんが、作品をろくに読まずに設定だけ見て「男オタクの願望」みたいな間違った文脈で雑に殴っていたのはあまり良い印象を持ちませんでした。(「ハイエースがー」みたいなのと一緒くたにして批判してました人は全員アウト)

私が感想を書く前に「幸色のワンルーム」を実際に読んで中身について言及してる男オタクはほとんどいませんでした。私自身も騒ぎになるまではこの作品についてはむしろ嫌悪感を持っており、こういうのを好きなやつって若いコなんだろうなーと思ってた。 

一定年齢以上のオタクは、確かに変態的なものを好んだり、あたかも誘拐のが好きそうな発言をしていますが、あれは「キモオタ同士のコミュニケーションのプロトコル」に過ぎません。そういうのが駄目ってのはわかってるし、そもそも嫌悪している人の方が多いと私は思ってます。あくまでも「お約束」や「ギャグ」として楽しんでいるのであって、「幸色のワンルーム」みたいにむき出しの作品ってむしろ楽しめない。私の周りの人に聞いただけなので客観的な根拠にはならないことを強調しておきますが、私の回りでもだいたい同様の反応でした。

すでに過去記事でも感想書きましたが、「幸色のワンルーム」は「誘拐というシチュエーション妄想」をあくまで妄想だと割りきって深く考えない人にしか楽しめません。私個人としては、その「キャラの関係性」を楽しみたいのに、誘拐という設定はむしろ邪魔なんですよね。あれが逢引であったり、女の子が毎日のように家出して男の家に遊びに行く、なら楽しめたかもしれませんが。

オタクを代表するような言い方をするのは微妙と思いますが、さすがにこのあたりの感覚ってオタクとしては基本的な感覚であり、深く理解しようとしなくても浅くでもいいから友達付き合いしてたらすぐわかるはずだと私は思ってます。こういう基本すら理解せずネットでオタク批判をしてるような人たちって、もうそもそもオタクをめっちゃくちゃ見下してるとしか見えない。理解しようとは全く思って無くて、ただそいつらを叩いてスッキリしたいだけなんじゃね?て感じてしまう。そういう意味では、被害者とか弱者ぶってはいるけど、精神性としてはむしろいじめっ子に近いと思うんですね。だから、こういう基本的なことがわからないんじゃないかなと。 そのくせ、自分のお気持ちだけはわかってほしがったり、反論されたら、本心ではなさそうな御大層なお題目を持ち出してくるみたいなのが続くと、さすがにうんざりします。

「幸色のワンルーム」にしたって、作品を批判したり、「これを読んでるのはきもいおっさんオタクだ」と決めつけるんじゃなくて、試しに本屋にいってチェックしてみればいいと思うんですよ。そしたら、一目瞭然で、実際はこの作品の主な購読者層は、10代~30代の女性なんですよね。 こういうことが積み重なるせいで、一部の声のでかいネトフェミの皆さんは、男オタクを雑に殴ってそれについて責任を取らない人たちだなという印象が強化されていくわけです。「無責任な発言をして他人を煽り、自分のネットでの発言権を強化したいだけの炎上大好きで青二才以下のフェミもどき」の人たちはいい加減もうちょっと誠実にやらないと、仲間内以外誰も耳を貸さなくなりますよ。そうなってからまともなことを言い出したって遅いでしょそりゃ。

その他PIXIVなどWeb発で最近旬と思われる作品

・「そうしそうあい」(35万部突破)
・「ヤンキーショタ・オタクおねえさん」(36万部突破ってまじか。全然知らなかった)
・「アラサーだけど初恋です」「14歳でも幸せにします!」
・「三十路とレディ」(15万部突破)
・「泣くまでボコられてはじめて恋に落ちました」
・「パティシエさんとお嬢さん」
・「うちの旦那がかわいすぎる件について」
・「お嬢様が護らせてくれない」
・「恋するアプリ」
・「元カレが腐男子になっておりまして」
・「腐女子のつづ井さん」(20万部突破)
・「佐々木と宮野」(BLかな?)

Pixivなんてもともと褒められたものではない個人の妄想や願望を形にして共感を集めるものであり、別に世間全般の常識にしたいって思ってるわけじゃないと思うんですよね。なので、そういうことをひとつひとつ見咎めて晒し上げて批判する、みたいなのはどうなんかな、と思います。


返す返すも、一部のフェミもどきのネット放火魔たちが、いつもの調子で「怒るけど反撃してこない」のをいいことに、仲間内でオタクの趣味を晒して遊んでいるという構図に見える。 正直この人たちはどんだけ自分たちを高尚な人間だと思ってんだかねって思う。

もちろん、最近みたいに単行本化するわ、割とあっさり10万部以上売れてしまうわ、みたいなのを見ているとさすがに「まじで?」「個人の妄想だからってスルーしてて本当に大丈夫なの?」って戸惑うのはわかる。でもそこですぐにヒステリックに批判しだすのはどうかと思うんよ。 

そもそもあなた達、オタクの基本的な感覚もわからないんだから、マンガにもオタクにも興味ないんでしょ?「自分でわざわざ見ようとしなければ視界に入ってこない」ならそれはもうゾーニング完了してるじゃないですか。 「見たくないのに無理やり視界に入ってくる」もの以外を批判する気持ちはわからないです。だから、私は「ゆらぎ荘」について批判するのはありだと思うし、「幸色のワンルーム」についてもドラマ化はさすがに反対、とかそういうラインはわかるけど、いくつかのものはやりすぎだと思ってて反対してるって感じですね。