評価★★★(他人に読ませたい度★★★★★)
ダンゲロス1969が平積みになってたので、そういえば前作まだ読んでなかったなと今更読んでみたのですが。
めちゃくちゃカオスな物語ですごいおもしろかった。最近テンプレ作品とかよく出来た作品を読んでたので、この先が読めないハチャメチャぶりは癖になります。
特にラストがやばい(語彙力低下)。
中盤の展開のgdgdぶりや、話の構成などに不満が多少あるけれど、最後の展開があまりにぶっ飛んでてしかも面白いのですべて許せる。そのくらいこのラストは最近見たことない。
戦闘破壊学園ダンゲロス(8) (ヤングマガジンコミックス)[Kindle版] | ||||
|
いやもうほんと頭おかしすぎてやべえええええええ!
7巻までも、荒唐無稽な学園バトルロイヤルものとして非常に楽しんでいました。
しかし、8巻の展開がぶっとびすぎていてそれまでの展開が消し飛ぶ勢い。(単行本限定描き下ろしの話じゃないよ。そこは割とどうでもいいよ)
いやあ。これはたまげた。
この感覚は大昔に「この世の果てで恋を歌う少女YU-NO」をプレイした時を思い出す。
作品全体で言えば、最終巻までの7巻までの内容が100分の1くらいのウェイトにギュッと圧縮されてしまうというかそれまでの展開が茶番に思えるほどの超展開。
ラストが本当に「これやりたかっただけだろ」なんだけど。
それだけのためにここまで力の入った前振りをできる人がいるかというと私は見たことがないわけで。
そのバカバカしさに笑いが止まらなかった。
7巻までの展開は決して無駄ではなく、必要な展開だったと納得できる。読み返せば伏線が最初からずっと貼られてた。一度わかってしまえば「バレバレ」だ。なんでその「メギド」のシーン、そんなにしつこくやる必要があったのか全然わからなかったのだけれど、意味なくやってるわけないんだから、ちゃんと考えてたら多分わかったと思う。
でも、実際に8巻のラストシーンまで私は、全然気づかなかった。
くっそー。めっちゃキレイに騙されてしまった。気持ちいいいい。
是非みんなも読んで見て騙されて欲しい。。。ってこういうこと書いちゃうと身構えてしまうと思うので、本当はただただ読んで欲しい。