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「命令されなきゃ、憎むこともできないの?」(ブルーアーカイブ#3 エデン条約編3.私たちの物語)

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夢の中の話

夢の中で、見るべきではないものを見てSAN値が一気に下がり、不定の狂気に陥ってしまった。

 

夢の中ではある人物が壮絶なブラック環境で疲弊したあと痛ましい自殺を遂げ、それについて訴訟が起きていた。

 

この夢の話について、最初は普通にブラック企業許すマジとだけ思っていたのだが、狂気に陥った後の私は、彼女の死の直接の原因をなぜかパワハラや過労ではないと感じた。

この点においては不本意ながらむしろ擁護している胡散くい人ら寄りの感想を持ってしまい、私は原告側の親のいうことはあまり信用できないと思った。

 

 

ただし、それは会社側に問題がないということではなくむしろ逆だ。だからこそ、ワタミとかよりもはるかにタチが悪いおぞましいなにかに見えた。社長と彼女は完全に共依存状態になっていて、言い換えれば洗脳状態だったというふうに考える。

 

私は今のところネットで見た中では神放送が云々、、、という記事が一番しっくり来ている。

 

夢の中の会社では、ブラック労働環境は昔からだったが、その狂った環境下においては一種の疑似家族的な関係は維持されていたのではないかと思う。つまり非常識ではあれ、彼なりに社員思いだったのではないかと思う。そして彼女さんは本気で社長を慕っていただろう。ブラック労働環境を厭わぬほどに。

 

 

 

 

ところが、当たり前だが長いことやってるとブラック環境に反旗を翻すものがいたわけだ。当たり前だ。普通の人なら狂ってると思うのが自然な環境なのだから。業務上横領もあったらしい。

このけんを機会にして社長豹変して、サウザーのようになったのではないか。社員不信になり一転して社員をガチガチに管理するようになった。そう考えたほうがしっくりくる。というか、そういうことを語っているラジオを、自殺がおきる2週間前にしている。

実際、LINEの気違いじみた管理が事実として、そんな状態が続くとは思えない。多分常軌を逸した管理が始まったのは最近の話なのではないだろうか。いままで与えていた商品にたいして急に借金だと言い始めたのは2016年2月ころという情報もある。そこからはありとあらゆる方法で借金漬けにしていったらしい。

 

 

そして、社長のこの態度の変化に最も傷ついたのが、九年前からの社員であり、彼の手によって親まで捨てることになった、完全に社長に依存していた人間ではないかと思う。

社長は彼女にも不信感をつのらせネチネチとやっていたことは、自ら動画で語っている。

 

 

 

 

彼女がそうだったかは知らないが、自分は社長に大事にされている、社長だけは自分を大事にしてくれるということを拠り所にしていた人間ならば、これは精神にとって致命傷になるだろう。まして、もともと過酷な労働や理不尽な労働環境で正常な判断が失われていた状態であればと考えるともう生きている方が苦痛と感じてもおかしくはない。

 

 

 

 

 

 

それにしても、私は普段、他人に対するこのような内面の憶測はその人に対する最悪の侮辱であり、普段はこういう行為を憎んですらいるのだけれど、何故かこの件に関してはこのように勝手に想像してしまう。狂っているせいもあるだろうが、事件があまりに現実離れしていて、現実のものとは思えないからかもしれない。

 

 

さて、ここからが本題なのだが、この悪趣味極まる妄想を書いているのは理由がある。

 

上でも書いたようなストーリーであればワタミよりましかと思うかもしれないが、私はこの夢の中であった話は、ワタミですら霞むレベルの最悪だと思っている。

 

他人から見たらそんなことで、、、と思うような些細なことが死因になり得るほどに、より事態は深刻になる。彼女は人として生きるために必要なものを全て奪われて社長に依存することを余儀なくされていたということになる。

 

仕事をやめて休養すれば生き延びられたであろう、ワタミなどにおける過労が原因の自殺よりも、今回の件のほうがずっと救いがないしとかんじる。

むしろ、原告の訴えが真実であったほうがまだましとすら感じてしまうほどの地獄だ。刑法では魂の殺人は裁けないが、単純な暴力よりもずっと恐ろしい。

 

そんなひどい環境に置かれ続けていたなら外からわかるだろうと言われるかもしれないが、北九州一家連続殺人や埼玉愛犬家殺人事件といった過去事例から残酷な神が支配するのグレッグまで、反例が多く思いつくのであまりリアリティを感じない。

 

 

 

私は以前このブログでは平気で嘘をつく人たち虚偽と邪悪の心理学という本を紹介した。サイコパスでなくとも人は邪悪になれるのだ。その邪悪を強く感じる。

 

 

 

 

 

ところで。夢の中の話ではあるから真面目に考えても詮無いことなのだが、夢の中の会社が行っていた、労働基準法回避のための偽装請負は完全にアウトなので、事実がどうあれこれが現実だったなら、この会社のお取り潰しは待ったなしだなと思った。