この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです

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「美少女戦士セーラームーン」 その1(1話~13話まで) VS 太陽黒点編

既読だけどほとんど記憶が無いので、読み直してみました。

・恋なんかより、もっとずっとたいせつなことが、ここであたしを待ってるって。
だれかがそうささやいたんだ。

・誇りと自身をどうか持って。そして忘れないで。あなたが一人の女の子で有るということも。あなたが生まれ変わった本当の意味もそこにあるのだから。

今回読み直す際に知りましたが、ショートストーリーとかもあったのね。しらんかった。

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幻の銀水晶編 セーラー戦士としての覚醒~記憶を取り戻すまで。

読み返しても2巻~3巻の展開が怒涛の勢いですね。

メインの5人のキャラや関係性が十分に固まる前から月野うさぎとまもるという主役周りの関係だけどんどん進んでいきます。そしてうさぎがまもるを斬り、自分も自害するという展開もいちおう前振りはあるもののかなり唐突に感じます。読者のみならず他のサブキャラがかなり置いてけぼりにされてる感じを強く受けますね。

実際、3巻に入ってからは、ストーリーだけでなく戦力的にも地理的にも、他の4人の重要性が低いです。この時点ではとにかくクイン・メタリアと幻の銀水晶が強すぎて、他の4人は戦力にならない。4人はセーラームーンと分断されてしまったところでよくわからん方法でクイン・メタリアに挑み、何もできずあっさり倒されてしまうという展開になっています。まるでランス3における魔王ジル戦みたいだぁ……。(伝わる人2人くらいしか思いつかないたとえ)

他にもいろいろあるけど、みんなよくこの作品ついていけたなぁ……と今読み返すとそんな印象を持つわけですが。


実は2巻が発売した時点ですでにアニメ化しており、月と地球の過去の歴史を巻き込んだ壮大なストーリーが展開する以前に、本作品はすでに大人気になっていたんですね。そのペースから見ても並の人気ではなかったことがわかりますが、数字で見るとさらによくわかります。

3巻の時点で実施された人気投票では総計153000通。1位のセーラームーンは59100票を獲得って今では考えられないレベルの数字ですね。 4年後とはいえ、アレだけ人気だった幽遊白書で、戸愚呂戦の後で実施された人気投票ですら総計54000通。一位の飛影が20700票です。セーラームーン人気すごすぎない?
【漫画人気投票】結果発表ランキング画像まとめ【人気格差がwww】マンガアニメゲーム - NAVER まとめ

今の感覚だとついていくの大変に思えるこの作品が、あっという間に社会現象レベルでのヒットになったのだから、当時の読者たちの嗅覚はすごいなと思います。たしかにめったにマンガを読まないうちの妹ですらこの作品はクラスで話題だからといって買ってたもんなぁ……。妹は結局4巻以降は買わなかったことも含めて、とにかく1巻~3巻がいかに当時衝撃的な作品だったかということですね。当時の空気は知らないけど、何がそんなに衝撃的だったんでしょうか。



以下はメモ。

■なぜ変身後の戦士の姿がセーラー服なのかは不明。
 特にムーンパワーで変身できることもありなおさら謎。なお誰も抵抗はない模様。

■お仕置きのセリフ。
 「月に変わっておしおきよ!」「水星パワーで頭をひやしてあげる!」
 「火星パワーで怒りの炎みせて差し上げる!ハイヒールでお仕置きよ!」


■過去の記憶
・月の王国シルバー・ミレニアムと、ダークキングダムに操られた地球国との争い。クイン・メタリアは、太陽の暗黒点から現れた闇のエネルギー体。幻の銀水晶を手に入れるために地球の人の心を操って月に侵攻した。
・月の姫プリンセス・セレニティと、地球国の第一王子エンデュミオンの恋の話
・月の民は、長寿の生命体。地球のマイナスの因子を取り除き、地球がプラスの方向へよりよく進化していくのを監視し、助けることが使命。



■うさぎだけ攻撃以外にいろんな能力がある。
 泣くと超音波、スティックで変身、月の光を反射する。
 ムーン・ヒーリング・エスカレーション(人々にエナジーを供給)。


■タキシード仮面は敵なのか味方なのかわからない。
 水野亜美のIQ300設定とならんで、彼の高校の偏差値が90って設定好きw
 


■うさぎ以外のメンバーは5名。月→水→火→木→金 の順番で加盟。
・明確に「美人」の設定があるのは火野レイのみ?
水野亜美は天才という万能キャラ設定だけれど、
  最初は設定をを活かす場面が少なく空気気味。途中からは情報担当。
  実は親がめっちゃ金持ち。
・初期の火野レイは一人称が「アタクシ」だったりお嬢様言葉ですごいとっつきにくさ。
  男嫌い要素とか、おじいちゃんが出てきてから一番面白い。
  あとなぜかハイヒールだったり予知能力があったりといろいろ。
  3巻からはお嬢様言葉じゃなくなっている。
木野まことは転校生。長身、怪力。ゲーセンのお兄さんが好き。内面は一番乙女。
愛野美奈子。プリンセスのフェイク。
 こちらも司令室の管理とか、チェーン攻撃があったり多芸か。
 クンツァイトのことがちょっと好きだったらしい。



■敵はダークキングダム。
・クイン・メタリアがボス。クイン・ベリルが副将。
クインベリルは前世では地球軍の副官。エンデュミオンに恋をしてセレニティに嫉妬しておりそれをメタリアに利用された。
ジェダイト(レイが倒す)、ネフライト(まことが倒す)
 クンツァイト(実はかなり強かったが美奈子が奇襲で倒す)
 ゾイサイト(セーラー4人衆の攻撃を受けて倒れる。)


・封じ込めたのはプリンセス・セレニティの母親であるクイーン・セレニティ。
 パパは?


■3巻のクライマックス感はすごかったけど、4巻になってあっさり倒しててワロタ
13話は、クイン・メタリアを倒して、さらに後日談までやって、さらに次のエピソードの新キャラ(ちびうさ)が登場するまで全部やってるんですよね。
結局クイン・メタリアが何者であったか、みたいな話も特にない。「太陽の暗黒点から現れたすごくつよくてだれにもかなわない敵」だったけど、「幻の銀水晶の力には勝てなかったよ……」という即落ち2コマ感が出ています。バトルそのものは大事じゃない。 どういう気持で戦うかというその決意のほうが大事。それまでのバトルでもそうだったけど、このあたり少年漫画の文法と全然違ってて今読んでも面白い。

銀水晶パワーはマジでチートすぎるため、めがみえなくなったまもるくんも回復するわ倒れてた他の仲間も復活させてしまう。今までのすべてを茶番にしてしまうレベル。 このダイナミックさもなかなか他では読めないやつだよね。