この夜が明けるまであと百万の祈り

とあるマンガ好きの備忘録です。私が元気づけられた出来事や作品について少しでも共有できたら嬉しいです

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「ホテル・ルワンダ」

映画の開始時点ではすでに1994年。


ルワンダ愛国戦線(RPF)とルワンダは1992年5月より和平交渉を始め、これは1993年8月のアルーシャ協定調印に結実して連立政権が作られることとなった

ハビャリマナ大統領は、ンセンギヤレミェ首相を解任し、RPFに対してより非寛容と見られていたアガート・ウィリンジイマナを後任に据えた。ところが、主要な野党勢力はアガートの起用に反対し、それぞれが二つの勢力に割れた。フツ・パワーの断固護持を訴える強硬派と、講和による戦争終結を求める穏健派である。ウィリンジイマナ首相は連立政権を樹立できなかったので、アルーシャ協定(英語版)の批准は不可能だった。フツ系政党の中で最も過激な共和国防衛同盟(CDR)は、民族浄化を公に主張し、アルーシャ協定を全く支持していなかった

1993年を通じて治安状況は悪化した。武装したフツ民兵はツチを国中で襲撃し、フツ・パワーの指導層は治安部隊をジェノサイドに転用する方策がないか検討し始めた

「政治的議論の時間は尽きようとしている。今や治安面での僅かな火花が破滅的結果を招きかねない」




しかし米国は先立ってのソマリア内戦の痛手から国連の平和維持活動への積極参加を見直そうとしており、UNAMIRの終了に向けてロビー活動を行っていた。


4月5日火曜日の夕刻、UNAMIRの活動を三ヶ月間延長するという妥協案が漸く合意を見た。



しかし翌4月6日。ルワンダのジュベナール・ハビャリマナ大統領とブルンジのシプリアン・ンタリャミラ大統領を乗せた旅客機が、ルワンダの首都キガリに着陸する際に撃墜された。犯人は未だに判っていない(2000年以降、襲撃を命じたのはRPFを率いて後にルワンダ大統領となったポール・カガメだとする報告が幾つか提出されていたが、2012年、フランスの調査により「1994年にルワンダ大統領の乗機を撃墜し、同国のジェノサイド事件を引き起こしたミサイルは、軍駐屯地から発射されたものであり、ツチの反政府勢力とは無関係だった」ことが突き止められ、カガメに対する嫌疑は晴らされた。)



この事件をきっかけに政府軍及びフツ強硬派民兵インテラハムウェによるツチなどへのジェノサイドが発生、推計で約80万人が死亡した。するとカガメ率いるRPFはツチ保護を名目に全土を制圧し、フツのパストゥール・ビジムングを大統領とする新政権を発足。カガメは副大統領兼国防相に就任し、事実上政権を掌握し、軍事的にも同国に強大な影響力を保った

2000年以降はツチ族出身のポール・カガメが大統領を務め、実質的な独裁政権になっている。


惨劇の始まる1994年4月の数か月前から物語はスタート

「なぜツチ族を嫌うか」と尋ねられたら「歴史を学べ」と答える。
ツチ族は植民地支配に協力しフツ族の土地を搾取した。
今、その反乱軍が帰ってきた。
やつらはゴキブリで人殺しだ。
ルワンダフツ族の国。我々こそ多数派。
やつらは売国奴で侵略者だ。
我々はルワンダ愛国戦線(RPF)の反乱軍どもを一掃する。
こちらはフツ・パワーのRTLM局。
油断するな、隣人を監視しろ

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冒頭がすでに怖い

ツチ族フツ族はどう違うんだい?」
「定義では、ツチ族のほうが長身で上品。ベルギーの入植者が決めた。」
「どうやって」
「鼻の細さや、皮膚の色の薄さでね。鼻の幅を測ったんだ。
 ツチ族に統治させたが、やつらの退去後、権力はフツ族に。
 フツ族は長年の恨みでツチ族に復讐した」

政府はRPFとの和平協定を結ぼうとしていたが、身の回りではフツ族の兵士がツチ族を弾圧する光景が

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隣家の人間が無実の罪で連行されていく

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これに対して主人公は最初は家族さえ無事ならよいと思っていた

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ツチ族の妻を避難させてほしいという要望があっても無視していた。国連軍が全く機能しないとは思っていなかった

しかし、上で書いたように、和平協定が成立し、国連軍の駐留延長が決まった翌日に大統領は暗殺される。
仕事からの帰路において街中では暴動が発生し、道路には軍隊しかいないような状況になっていた。
明らかに準備された動きであり、大統領暗殺がきっかけではなく、大統領暗殺も計画に組み込まれていたみたいな描写になってる。

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ラジオ局から虐殺開始の合図が発せられる


事前に武器を与えられ、あらかじめユニフォームを与えられていた連中が一斉に虐殺を開始する。

しかし、私たちでなくとも、ルワンダの人でも、わざわざパスポート見ないとその人がどちらの種族かわからないくらいなんだね。

暴動が始まった後、家族も連行され殺されそうになるが、10万フランを払って仮で保釈されるが、
空港は封鎖されており、むやみに移動するとほかの兵士や民兵に襲われるため、とりあえず自分が経営するホテルに避難させる。

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外国人客も多数




というところで出かけるのでいったん停止。




関連記事。

ちょうど昨日ルワンダ中央銀行総裁日記を読んでるところだったのだけれど、先に映画のほうを見ようと思います。

togetter.com

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後でこのあたりもまとめて読もうと思うので自分用にリンク。

togetter.com

www.cinematoday.jp

『ホテル・ルワンダ』のロビー:ルワンダの歴史 - livedoor Blog(ブログ)

ルワンダの危機90-94,Rwanda

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